交通系ICカードはどれがいい?全10種を比較してわかったこと

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交通系ICカード

交通系ICカードの全国相互利用サービスにより、1枚のカードで、全国各地の電車やバスに乗車できるようになりました。

また、交通系ICカードのSF(カードにチャージした運賃)は、お店の支払いに使えるのですが、こちらの電子マネーも相互利用が可能です。

当サイト、電子マネーの虎では、相互利用が可能な交通系ICカード10枚について各記事でまとめています。

この記事では、交通系ICカード10種類の比較と選ぶ時の注意点について紹介したいと思います。

交通系ICカード全国相互利用可能エリア

Kitaca(キタカ):JR北海道

Kitaca(キタカ)

Kitacaの特徴

発行元:JR北海道
Kitacaエリア:札幌
オートチャージ:×
クレジットチャージ:○
ポイント・割引サービス:×
モバイル対応:×

Kitaca(キタカ)は、JR北海道の交通系ICカードです。

JR北海道の札幌エリアを中心にKitacaが利用できます。

また札幌圏のSAPICA(サピカ)エリアの地下鉄・バス・市電でも、Kitacaが使えます。

これは他の全国相互利用サービス対象の交通系ICカードでも当てはまります。

その一方で、SAPICAカードはKitaca含む他のICカードエリアでは使えないので注意してください。

Kitacaにはオートチャージや乗車ポイント付与などのサービスがないので、全体的なスペックは低めです。

ただし、Kitacaは、みどりの窓口でのみ「クレジットカード支払いによるチャージ」が可能です。

クレジットチャージに使えるのが、イオンカードKitaca、JRタワースクエアカードといった提携クレジットカードです。

つまり、提携クレジットカードを使ってKitacaにチャージをすることで、チャージ金額に応じたカード会社のポイントが獲得できます。

イオンカードKitacaの場合は、カード利用額200円ごとに1ポイント(1ポイント=1円相当)のポイントが付与されるので、実質的に0.5%程度お得になります。

Suica(スイカ)

Suica電子マネー

Suicaの特徴
発行元:JR東日本
Suicaエリア:首都圏、仙台、新潟
オートチャージ:○
クレジットチャージ:○
ポイントサービス:JRE POINT
モバイル対応:モバイルSuica、Apple Pay、Google Pay

交通系ICカードの代表格がSuica(スイカ)です。

Suicaの利用でJRE POINTが貯まるほか、JR東日本グループのクレジットカード「ビューカード」との連携で、オートチャージの設定も可能です。

また、おサイフケータイ対応のスマホやiPhoneを持っていればモバイルSuicaが使えます。

Suicaカードを持ち歩かず、手持ちのスマホやiPhone1つで、電車やバスに乗車したり、買い物の支払いができたりします。

決済用にクレジットカードを登録することで、ネット経由でクレジットチャージが可能なので、券売機やコンビニのレジで、Suica残額が少なくなる度にチャージする手間が省けます。

もちろんビューカードと結びつければ、オートチャージ機能も使えます。

他にも、FeliCaポート/パソリが必要となりますが、Suicaインターネットサービスを使えば、Suica支払い対応のネット通販で使ったり、ネットを通じて自宅でチャージすることも可能です。

管理人おすすめのSuica最強利用法

モバイルSuica+ビューカード
モバイルSuicaの支払い先にビューカードを設定すると、オートチャージでJRE POINTが1.5%貯まります。

また、Suicaエリア外ではオートチャージが使えないため、残高不足になった時は現金チャージをする必要があります。

現金チャージでは何のポイントも獲得できませんが、モバイルSuicaならアプリ経由でチャージできる(クレジットチャージ)ので、エリア外で使っていてもJRE POINTを獲得できます。

PASMO(パスモ)

PASMO

PASMOの特徴
発行元:株式会社パスモ
PASMOエリア:首都圏
オートチャージ:○
クレジットチャージ:○
ポイントサービス:東京メトロのメトポなど
モバイル対応:◯(2020年春予定)

Suicaと同じく、首都圏で使われている交通系ICカードがPASMO(パスモ)です。

どちらも人気の交通系ICカードですが、今のところ発行枚数ではSuicaが圧勝しています。

PASMOの利用でポイント付与されるのは、東京メトロでPASMOを使って乗車すると「メトポ(メトロポイントクラブ)」が貯まる程度です。

PASMO利用でポイントを貯めるには、クレジットカードとの提携が必要です。

オートチャージやクレジットチャージの金額は、PASMOと紐付けたクレジットカードに請求されるので、利用額に応じたカード会社のポイントが貯まります。

PASMOに対応するクレジットカードは以下の通りです。中にはPASMO一体型クレジットカードもあります。

  • 小田急OPクレジットカード(小田急電鉄)
  • 京王パスポートカード(京王電鉄)
  • 京急プレミアポイント(京急電鉄)
  • 京成カード(京成電鉄)
  • SEIBU PRINCE CLUBカード(西武鉄道)
  • 相鉄カード(相模鉄道)
  • 東急ポイントカードTOP&(東京急行電鉄)
  • 東武カード(東武鉄道)
  • Tokyo Metro To Me CARD(東京メトロ)
  • 横浜交通hama-eco card(横浜交通)
  • パスタウンカード(PASMO公式)

基本的に自分がよく利用する鉄道会社のクレジットカードを申し込むのがお得です。

各カードの詳しい説明については「PASMOのお得な使い方!クレジットカードとの合わせ技でポイント倍増」をご覧ください。

利用頻度の高い沿線がどこなのか?によってSuicaを選ぶべきかPASMOを選択する方がいいのか分かれますが、「SuicaとPASMOで迷ったら?どちらを選ぶべきか比較してみました」という記事では、最終的にトータルで見るとSuicaの方が良いと結論付けました。

manaca(マナカ)

manaca

manaca(マナカ)の特徴
発行元:名古屋市交通局や名古屋鉄道など
manaca(マナカ)エリア:名古屋
オートチャージ:○(名古屋市営地下鉄+wellow cardのみ)
クレジットチャージ:○(名古屋鉄道+μ’sカードのみ)
ポイントサービス:マナカマイレージポイント
モバイル対応:×

名古屋を中心に利用されている交通系ICカードがmanaca(マナカ)です。

manaca(マナカ)では「マナカマイレージポイント」というポイントサービスを展開しています。

ポイントの付与率は利用する交通機関によって違いますが、単独でポイントサービスを行っている交通系ICカードは限られているため、嬉しいサービスです。

また、manacaを使って名古屋市交通局が運営する市バスや地下鉄を90分以内に乗り継いだ場合、乗継割引の適用が受けられます。

そのため、名古屋市交通局の電車・バスを利用する機会が多い人にとっては、非常にメリットがあります。

manacaではオートチャージやクレジットチャージが使えますが、特定の鉄道事業者とクレジットカードに限定されています。

◆オートチャージ
名古屋市営地下鉄の各駅の自動改札機でオートチャージが利用可能
チャージ分の金額は、manacaと紐付けたwellow card(ウィローカード)宛に請求される
クレジットカード一体型マナカ「wellow card manaca」もある

◆クレジットチャージ
名鉄のクレジットカード「μ’sカード」とmanacaを紐付けることで、名古屋鉄道の駅構内や名鉄百貨店などに設置されているμstar station(ミュースターステーション)で現金やμ’sカードなしでチャージが可能

各クレジットカードの使い方については、下記記事で詳しく紹介しています。

TOICA(トイカ)

TOICA

TOICAの特徴
発行元:JR東海
TOICAエリア:三重・岐阜・愛知・静岡
オートチャージ:×
クレジットチャージ:×
ポイントサービス:×
モバイル対応:×

JR東海が発行する交通系ICカードがTOICA(トイカ)です。

TOICA(トイカ)には、ポイントやクレジットカードと提携したサービスは一切ありません。

正直「定期券の区間がJR東海だから」以外の理由で、TOICAを持つ理由はないです。

名古屋周辺にお住まいの方であれば、manaca(マナカ)を利用した方がポイントを貯める機会に恵まれやすいと思います。

ICOCA(イコカ)

ICOCA

ICOCAの特徴
発行元:JR西日本
ICOCAエリア:近畿・岡山・広島
オートチャージ:×
クレジットチャージ:○(SMART ICOCAのみ)
ポイントサービス:ICOCAポイント
モバイル対応:×

関西で利用者の多い交通系ICカードが、JR西日本が運営するICOCA(イコカ)です。

JR西日本の列車や一部ICOCAポイント加盟店でICOCAを利用すると、ポイントが貯まるようになりました。

残念ながらICOCAではオートチャージが使えませんが、クレジットカードと連携したICOCAジャード「SMART ICOCA(スマートイコカ)」では、クレジットチャージが可能です。

ICOCAのクレジットチャージは「クイックチャージ」という名称で、チャージ専用機や券売機にSMART ICOCAを入れて希望チャージ金額を選択するだけで、すぐにチャージが完了します。

チャージ金額はSMART ICOCAと紐付けたクレジットカードに請求されるので、利用額に応じたカード会社のポイントも貯まります。

JR西日本の公式クレジットカードは「J-WESTカード」ですが、それ以外のクレジットカードとの連携も可能です。

SMARTICOCAで使えるクレジットカード

そのため、紐付けるのはポイント還元率が高いクレジットカードを選択した方がお得です。

例えば、SMART ICOCAへのチャージに使えるクレジットカードの中で、最もポイント還元率が高いのがREXカードです。(しかも年会費は無料です)

チャージ時に1.25%のポイント還元、そしてJR西日本の電車に乗車したり、ICOCA加盟店で買い物したりすると、ICOCAポイントが貯まるので、ポイント二重取りができます。

PiTaPa(ピタパ)

PiTaPa(ピタパ)

PiTaPaの特徴
発行元:スルッとKANSAI
PiTaPaエリア:近畿・岡山・名古屋・静岡・金沢・富山
オートチャージ:○
クレジットチャージ:×
割引サービス:○
モバイル対応:×

PiTaPa(ピタパ)は交通系ICカードの中でも珍しい後払い方式を採用しています。

基本的にPiTaPaとクレジットカードを連携することで、PiTaPaエリア内では事前チャージなしで電車やバスを利用できます。

また各交通機関では、毎月のPiTaPa利用に応じた割引やポイントサービスが受けられます。

もちろんPiTaPaに対応したお店では後払いで買い物が可能です。

利用金額に応じて「ショップdeポイント」が1%還元されます。

一方で、PiTaPaは、電子マネーに関して全国相互利用ができないという問題も抱えています。

またPiTaPaポストペイエリア外、例えばSuicaエリアでPiTaPaを利用する際は、事前にチャージが必要になります。

PiTaPaへのチャージで最も手軽なのは、オートチャージです。

PiTaPaエリアの自動改札機や運賃箱にPiTaPaカードをタッチした時、残額が1,000円以下の場合、自動的に2,000円がチャージされます(金額は千円単位で変更可)。

また他の交通系ICカードと同じように、自動券売機での現金チャージに対応しています。

ただし、コンビニやスーパーなどではPiTaPaチャージできないので注意してください。

JR西日本の一部ICOCAエリア(京阪神)でも、PiTaPaポストペイサービスに対応したので、利用する機会は少ないかもしれません。

関西圏で使い勝手の良い交通系ICカードは、ICOCAとPiTaPaが2強ですが、大阪の地下鉄や阪急・阪神・京阪・近鉄などの私鉄を利用するなら利便性が高く運賃割引があるPiTaPaがお得です。

(参照:関西で使うならICOCAとPiTaPaメリットが大きいのはどっち?

ただしPiTaPaは広義のクレジットカード扱いになる関係で、高校生を除く18歳以上しか申し込めず、発行には審査があります。

そのため、申込みから入手までには数週間かかり、発行枚数ではICOCAの方が圧倒的に多いのが現状です。

SUGOCA(スゴカ)

SUGOCA(スゴカ)

SUGOCAの特徴
発行元:JR九州
SUGOCAエリア:九州
オートチャージ:○
クレジットチャージ:×
割引サービス:○
モバイル対応:×

九州でJRを乗る機会が多い人にメリットが大きい交通系ICカードがSUGOCA(スゴカ)です。

JR九州エリア・筑肥線内の乗車で1%のポイント(JRキューポ)が貯まります。

また、自由特急券の購入やJRキューポ加盟店で利用した場合もポイント付与の対象になります。

さらに特定のクレジットカードとの提携で、オートチャージも利用できます。

JR九州や北九州モノレールの自動改札機にSUGOCAをタッチして入場した際に、残額が設定金額を下回っていた場合、自動的に一定金額がチャージされます。

SUGOCAではクレジットカードを利用したチャージ方法がオートチャージしかないので、SUGOCAをさらにお得に使うには、提携クレジットカードを持つ必要があります。

そのうちイオンSUGOCAカードは年会費完全無料で使えます。

オートチャージ時にクレジットポイントを獲得、そしてエリア内での乗車・SUGOCA加盟店での電子マネー利用時にポイントが獲得できることから、「ポイントの二重取り」も可能です。

ポイント二重取り時の還元率は、後述のnimoca(ニモカ)よりも若干高くなっています。

nimoca(ニモカ)

nimoca

nimoca(ニモカ)の特徴
発行元:西日本鉄道
nimocaエリア:九州(福岡、大分、熊本、佐賀、宮崎)と函館
オートチャージ:○
クレジットチャージ:○
割引サービス:○
モバイル対応:×

九州エリアの交通系ICカードの中で発行枚数が最も多いのがnimoca(ニモカ)です。

nimoca加盟店での電子マネー利用ポイントが貯まります。

nimoca一体型クレジットカードがあると、オートチャージやクレジットチャージ(ポイント交換機でのクイックチャージ)が使えるようになります。

nimocaのオートチャージはバス・市電・筑豊電鉄の車載機や駅の自動改札機にカードをタッチすることで働きます。

九州の広範囲で使える交通系ICカードは、nimocaとSUGOCAの2枚です。

そのため、よく利用する鉄道会社が「西鉄など」か「JR九州」によって、各交通系ICカードのお得感や使い勝手の良さは変わってきます。

ちなみに、クレジットカードと連携した場合のポイントを考えると、SUGOCAの方が若干ポイント還元率が高くなっている印象です。

はやかけん

はやかけん

はやかけんの特徴
発行元:福岡市交通局
はやかけんエリア:福岡市
オートチャージ:×
クレジットチャージ:×
割引サービス:○
モバイル対応:×

福岡の3つの交通系ICカード・電子マネーの中では発行枚数が最も少ないのが「はやかけん」です。

オートチャージやクレジットチャージが使えず、電子マネー利用時にもポイントは貯まりません。

しかし、それを補う形で得られるのが「乗車ポイント」です。

福岡市地下鉄の月間利用金額に対して2%のポイント還元が受けられます。

あくまでも福岡市地下鉄の乗車に限定されますが、還元率2%は他の交通系ICカードと比較してもかなり高いです。

さらに、月間の合計乗車料金に対して段階的にボーナスポイントが付与されます。

例えば、1ヶ月の利用料金が1,000円以上なら50ポイント、3,000円以上なら200ポイントなど。ボーナスポイントも含めると、交通系ICカード単体での還元率はトップクラスです。

交通系ICカードで知っておきたい3つのこと

続いて、交通系ICカードを使う上での注意点をまとめます。

電子マネーPiTaPaは相互利用ができていない

支払いに交通系電子マネーは使える?

関西圏を中心に展開している交通系ICカード・電子マネーの「PiTaPa(ピタパ)」は少し特殊です。

交通系ICカードの中では珍しい「後払い方式」のカードである点もよく取り上げられるのですが、実はPiTaPa電子マネーは全国相互利用の対象外となっています。

交通系ICカードとしては相互利用ができるので、例えばSuicaでPiTaPaエリアの改札を通過できます。

またPiTaPaを持っていれば福岡のnimocaエリアの電車・バスに乗車可能です。

しかし、電子マネーを使って買い物をする場合のみ、Suicaその他電子マネーでは「PiTaPaでの支払いができます。」と書かれているショップでしか支払いができません。

逆も同じく、PiTaPa電子マネーが使えるのはPiTaPaエリアのみとなっており、「ICOCAで買い物ができます」といったお店では使うことができません。

これはよく指摘されるデメリットなので、関西圏にお住まいの方や関西に旅行・出張に行く予定のある方は注意です。

オートチャージはエリア外では機能しない

地域をまたぐとオートチャージできない

一部の交通系ICカードは、オートチャージ機能が付いています。

チャージ残高が一定金額を下回ると、改札通過時に自動的に一定金額までチャージをしてくれるので、券売機などで手動チャージをする必要がなくなります。

オートチャージを使うには原則としてクレジットカードとの連携が必要ですが、利便性が一気に高まるので個人的にもおすすめしたい機能です。

しかし、オートチャージ機能が働くのは「エリア内のみ」となっています。

例えば、Suicaのオートチャージ機能を設定しておけば、Suicaエリアを移動する分には手動チャージは一切不要となります。

しかし、旅行などでエリア外(例えば福岡など)に行った時、改札は問題なく通過できるものの、オートチャージ機能が働かないのでチャージ残高が0円になるまで使いきってしまいます。

当然、チャージ残高が0円になると改札を通過できなくなります。

もしこのような事態になっても安心してください。

現金チャージはエリア外でも行えるため、上記の例で言えば福岡の券売機やのりこし精算機、コンビニなどにSuicaを持っていけば、いつでも手動チャージができます。

エリア外ではポイントも貯まらない

ポイントが貯まらない

一部の交通系ICカード・電子マネーは、電車・バスの乗車時や電子マネーで買い物をした時にポイントが貯まるものがあります。

しかし、これらはいずれも「エリア内」で利用した場合に限られ、エリア外での利用についてはポイント獲得の対象外となります。

つまり、Suicaを持っていれば大阪中心の「ICOCA」エリアの電車に乗ったり、ICOCA支払いOKのお店で電子マネーが使えますが、いずれもポイントの獲得には結びつかないので注意が必要です。

最も利用する鉄道のICカードがベストだけど…モバイルSuicaは例外

モバイルSuica

交通系ICカード・電子マネーごとにスペックの違いがあるのは事実です。

しかし、多くの場合は自分が最も利用する機会の多い鉄道会社のカードを選ぶのが一番良いという結果になります。

なぜなら、エリア外ではオートチャージ機能も使えませんし、ポイントの獲得もできません。そういった意味で、交通系ICカードは相互利用できるようになったが、エリア外で使うと本来のスペックを生かし切れないのです。

一方で、モバイルSuicaだけは唯一の例外になります。

モバイルSuicaとは、スマホやiPhoneでSuica機能が使えるJR東日本が提供するアプリです。

確かにSuicaはSuicaエリアとPASMOエリア外だとオートチャージ機能が使えませんが、モバイルSuicaはネット経由でチャージができることが大きなメリットです。

還元率の高いクレジットカードで、Suicaにチャージすれば、利用金額に応じたポイントが付与されます。

特にJR東日本グループのクレジットカード「ビューカード」は、チャージでポイント1.5%(1,000円ごとに15円相当のポイントが付与)が貯まります。

提携カードのビックカメラSuicaカードは、年会費が初年度無料&2年目以降は年1回以上の利用で無料になるので、ビューカード初心者でも使いやすいです。

詳しくは下記の記事で紹介しています。あわせてご一読ください。

Suicaについて詳しく知れる記事

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
「電子マネーの虎」初代管理人です。最近はお気に入りのクレジットカードをiPhoneに登録して、Apple Payで支払うことが増えました。大阪に住んでいますが、電車の移動ではモバイルSuicaを使っています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

19件のコメント

りんりん

今度東京にいくのですが(住まいは九州)なにも、ICカード持ってません。どのカードを、購入すれば、山手線や、全ての電車に乗れますか?

川原裕也

>りんりんさん
コメントありがとうございます。以下の3つの方法のいずれかがおすすめです。

1.九州エリアで発行できる、nimoca・はやかけん・SUGOCAのいずれかを持っていれば、それを東京でも使うことができます。
詳細:福岡で一番お得な電子マネーは?ニモカとスゴカとはやかけん徹底比較

2.Apple Pay対応のiPhoneをお持ちであれば、「WALLETアプリ」からすぐに、モバイルSuicaを発行できますので、カード不要で電車に乗車できます。(iPhoneでチャージ・iPhoneタッチで改札通過)
詳細:Apple Pay対応のiPhoneでSuicaを使う方法、SuicaアプリとWalletアプリでカード取り込みの違いは?

3.Suicaカードが欲しい場合は、東京駅に到着後、みどりの窓口(お客さまセンター)ですぐに発行してもらえます。
詳細:詳細:3分でわかるSuicaの使い方講座!まずは改札とコンビニで使ってみよう

ご参考になれば。

つぶら

今度、岡山から伊勢に行きます。
行きは京都経由、帰りは名古屋を経由してかえります。
ICOCAは持っていますが、違うICカードを購入したほうがいいですか?

川原裕也

>つぶらさん
本記事のとおり、交通系ICカードは共通化されていますので、電車で移動するなら普段お使いのカードで良いと思いますよ。

もちろんICOCAでもOKです。

おじさん

新幹線から在来線へ乗り換えるとき、改札を通過するには
プラスEXカードとmanacaなど交通系カードを重ねてピッとやればいいのでしょうか?

川原裕也

>おじさんさん
基本的にはそうなります。

ただ、私は主に関西方面でモバイルSuica+プラスEX(エクスプレス予約)を使って新幹線を利用するのですが、モバイルの場合だと改札でエラーが出ることも多いです。

その場合は、駅員さんに「モバイルSuicaです」と伝え、手動で手続きをしてもらうことで改札を通過できます。

現在は、モバイルSuicaアプリを使って、SuicaとプラスEXを連携することで、カード不要、モバイルSuicaのみで大阪の在来線から新幹線の改札、東京や名古屋の在来線まですべて通過できるので、たいへん便利です。

manacaカードの話と少しずれてしまいましたが、ご参考になれば。

※現在は、プラスEXは「エクスプレス予約」という名前に変更となりました。

おおまま001

東京観光に出かけます。その時東京駅でスイカカードを買って回り、後残ったスイカカードは解約をしたいのですが、どこでできますか?

昼時かをる

>おおまま001さん

Suicaカードの解約(返却・払い戻し)は、Suicaエリア内のJR東日本の駅にあるみどりの窓口で行なえます。
係員に「Suicaカードを返却したい」と伝えれば、解約の手続きができます。

ただし、Suicaにチャージ金額が残った状態で返却すると、最大220円の払い戻し手数料がかかります。
Suica残高が半端に残った場合は、コンビニなどで使い切ってください。残高不足の場合は現金と併用も可能です。

ちなみに、すでにICOCAやTOICA、マナカなどの交通系ICカードをお持ちであれば、そちらもSuicaエリアで使えるので、新しくSuicaカードを発行する必要性はありません。

またスマホでもSuicaは使える(発行手数料:無料)ので、対応機種をお使いならば、こちらも検討しても良いかと思います。

▼iPhoneユーザー向け
Apple Pay対応のiPhoneでSuicaを使う方法、SuicaアプリとWalletアプリでカード取り込みの違いは?

▼おサイフケータイ対応のAndroidスマホユーザー向け
Google PayでSuicaやnanacoなど電子マネーの支払いが可能に、チャージや使い方を徹底紹介

氷結9%

すごくわかりやすくためになります。長崎ではまもなく今まで使っていた地域限定交通系ICカードの長崎スマートカードから新しくnimocaとN+カード(エヌタスカード)に別れます。路面電車の長崎電気軌道もnimocaになるのですが、長崎バスで利用可能になる地域限定のN+カードはTポイント付です。県営バスの方はnimocaです。

No Name

ポイントを優先に考えると首都圏はPASMOです
紛失したときの対応もですが、東京メトロもポイントがたまりますし、都営も。東急は乗り物に限らずポイントカードで物販でも。
西武も紐付けポイントカードがあります。
モバイルSuicaはオールマイティーのように考えている方もいますが不具合やいざトラブルとなるとカード型には敵わないものがあります。
一日券の発売もICカードで始まりましたがメトロや都営は対応してますがJRはオリンピックに向けて一部商品を2019年の9月から対応させますがモバイルSuicaは全く相手にされません。
良し悪しですよ。

みりん

今度京都に新幹線で行きます。
京都ではバスを主に使いたいのですが、ニモカしか持ってません。
ニモカは使えますか?

昼時かをる

>みりんさん
市バス、京都バスともに、交通系ICカード対応なので、ニモカも使えます。

利用区間にもよりますが、1日に3回以上バスを利用するなら、バス1日乗車券を買った方が安上がりかと思います。
地下鉄も利用するなら、地下鉄・バス一日券もおすすめします。

mami

福岡から、横浜、東京に行きます。
電車、バス、ゆりかもめ、モノレールで、使えるカードは何でしょうか?

昼時かをる

>mamiさん

交通系ICカード全国相互利用サービスに対応しているカードであれば、基本的にどの公共交通機関でも使えます。

福岡ならば、nimoca、SUGOCA、はやかけんのいずれかをお持ちかと思いますが、どれでも大丈夫です。

タケショー

PASMOを持っていますけど、Suicaの方が良いと初めて知りました。

No Name

ICOCAは、1000円だけでも買えますか?

昼時かをる

>No Nameさん
基本的に1枚2,000円ですが、自動券売機によっては1,000円でも購入可能です。
ほかにも3,000円、5,000円、10,000円と、金額も選べます。

no name

青森に行くときはなにをつかえばよいでしょうか❓

昼時かをる

>no nameさん
残念ながら、青森の公共交通機関では、どの交通系ICカードも対応していません。

ただし、新青森駅での新幹線については、モバイルSuicaが使えます。
(在来線へのSuica導入の要望は出ていますが、使えないのが現状です)

ちなみに、コンビニなどの支払いの際、Suicaなどの交通系電子マネーは使えます。

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