福岡で一番お得な電子マネーは?ニモカとスゴカとはやかけん徹底比較
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福岡で使うならどの電子マネーがお得?
福岡で利用者の多い3つの交通系ICカード・電子マネーnimoca(ニモカ)、SUGOCA(スゴカ)、はやかけんの3枚を比較してみました。
結局のところ、どの公共交通機関を利用することが多いか?で、お得感が変わるので、以下の結果にたどり着きます。
- nimoca(ニモカ):西日本鉄道グループ
- 西鉄や西鉄グループのバスをよく使う人向け
- SUGOCA(スゴカ):JR九州
- JRの電車や特急列車の利用が多い人向け
- はやかけん:福岡市交通局
- 福岡市地下鉄をよく利用する人向け
どの交通系ICカードを選んでも、一枚のカードですべてのエリアを行き来できます。
その一方で、乗車や買い物利用でのポイント還元を考えて、使い分けている人もいます。
目次
発行枚数が多いのはnimoca
もっとも普及している電子マネーは3つのうちどれなのか?
発行枚数について調べてみたところ、2018年データで、比較できそうなものがありました。
- nimoca(ニモカ):366万枚 (2013年10月時点は150万枚)
- SUGOCA(スゴカ):252万枚 (2013年7月時点は100万枚)
- はやかけん:117万枚(2013年5月時点は50万枚)
もっとも発行枚数が多いのは、西鉄グループのnimocaです。
次にJR九州のSUGOCA、福岡市交通局のはやかけんと続きます。
これは、nimocaが西鉄や西鉄グループなどのバス、筑豊電鉄、熊本市電など、九州広域の公共交通機関で導入されているのが大きな理由です。
デザインで人気なのはニモカ
毎日のように使うICカードだからこそ、券面のデザインも気になるところです。
好みのデザインで選ぶのが一番なのですが、ネットの意見なども踏まえてまとめてみたいと思います。
- ニモカ
- キャラクターはフェレット。とにかく「可愛い」と人気です。
- スゴカ
- キャラクターはカエルと時計。
音楽ゲーム「パラッパラッパー」のキャラクターデザインなどで知られるロドニー・A・グリーンブラット氏がデザインを担当しています。 - はやかけん
- 福岡市地下鉄のキャラクター「ちかまる」を採用。
「可愛いとは言えないけど謎なキャラクター」として「ブサカワ」人気があります。
乗車や買い物利用でのポイント還元
各交通系ICカードについて、ポイント還元の方法をわかりやすくまとめます。
注意したいのは、乗車や買い物利用でのポイントは、各交通系ICカードを導入した公共交通機関や加盟店で使った場合のみ、ポイント還元になることです。
たとえば、はやかけんはJR九州の電車でも使えますが、ポイントが獲得できるのは福岡市地下鉄に乗車時のみです。
はやかけん:福岡市地下鉄のみ
福岡市地下鉄の1ヶ月の合計利用金額に対して2%の還元。
博多駅―祇園駅のように、1駅区間だけ利用すると、「ひと駅ポイント」として1乗車あたり100ポイントが付きます。
1ヶ月の合計利用額に応じた、ボーナスポイントも貯まります。
- 1,000円以上:50ポイント
- 3,000円以上:200ポイント
- 5,000円以上:350ポイント
- 8,000円以上:600ポイント
- 1万円以上:800ポイント
利用額が大きくなるほど、ボーナスポイントは段階的に引き上げられます。
ポイントの有効期限は、ポイント付与月から1年後の月末までです。
注意したいのが、はやかけんは電子マネーでの買い物では、ポイントが一切貯まらないことです。
消費税率の引き上げによるキャッシュレス決済・ポイント還元事業の対象外なので、はやかけんの電子マネー利用は旨味がまったくありません。
また、はやかけんのチャージ手段は現金のみで、クレジットカードからのチャージでポイントも貯められません。
あくまでも福岡市地下鉄での利用がお得な交通系ICカードと言えます。
あわせて読みたい:
オートチャージは可能?福岡の電子マネーはやかけんの乗車ポイントがすごい
SUGOCA:JR九州、北九州モノレール、JRキューポ加盟店
SUGOCAをJR九州や北九州モノレール、加盟店で利用すると、JR九州グループの共通ポイント「JRキューポ」が貯まります。
- SUGOCAエリアの乗車
- 乗車ごとに運賃の1%をポイント還元
- 自由特急券の購入
- 購入金額の5%をポイント還元
- 特定エリアの乗車
- JR筑肥線・唐津線駅入場→福岡市地下鉄出場、または福岡市地下鉄入場→JR筑肥線・唐津線駅出場で、10ポイント獲得
- 電子マネー払い
- JRキューポ加盟店で電子マネー払いでポイント付与
SUGOCA対応のクレジットカードからチャージすれば、カード会社の決済ポイントも貯まります。
オートチャージ時、チャージしたSUGOCA利用時の両方でポイントが獲得できるため、ポイント2重取りが可能です。
スゴカ対応クレジットカードは0.5%還元が多いので、チャージ&利用で1.5%のポイント還元になります。
あわせて読みたい:
SUGOCA電子マネーのメリットとデメリット、お得な使い方を紹介
nimoca:西鉄グループの電車やバスなど、nimoca加盟店
nimocaは西鉄や西鉄グループのバス、熊本市電、筑豊電鉄など、九州広域の公共交通機関の利用で乗車ポイントが貯まります。(乗車ポイントは終了しました)
またnimoca加盟店は、nimoca提示で現金やクレジットカード払いでもポイントを獲得できます。
- nimoca加盟店
- ポイント還元率はお店によって異なる
ポイントアップデーは通常ポイントの5~10倍のポイントが貯まる
nimoca払いだけでなく、現金やクレジットカードでもnimocaの提示でもポイント獲得が可能 - クレジットnimocaの利用
- クレジットカードからのチャージや、買い物での利用で1,000円ごとに3ポイント付与
ゴールドカードなど一部のクレジットカードは、1,000円で5ポイント付与
ニモカ提携クレジットカードは、オートチャージ時に0.3%還元が受けられます。
チャージ&利用により、ポイント2重取りで最低でも1.3%分のポイント還元になります。
にしてつグループバス・熊本市電・筑豊電鉄での利用は、さらにポイント付与率がアップします。
あわせて読みたい:
nimoca(ニモカ)はクレジットカードでオートチャージ可能な電子マネー
はやかけんはオートチャージに非対応
プリペイド型の交通系ICカードは、定期的にチャージの必要があります。
残高が不足すると、買い物や駅の改札、バスの降車口でエラーが出て、支払いに使えません。
いずれの交通系ICカードも、駅の券売機やのりこし精算機、コンビニなどで簡単にチャージできます。
(チャージ可能な上限は、いずれも2万円です)
とは言え、残高が減るたびにチャージする手間がかかるのは、正直面倒です。
この面倒を解消する方法として人気が高いのが、オートチャージです。
残高が設定金額を下回ると自動的に一定金額を入金するので、オートチャージ対応エリア内を移動している限り、その都度チャージの必要性はありません。
オートチャージ利用にはクレジットカードとの紐付けが必要ですが、チャージ金額に応じたポイントが貯まります。
チャージと乗車や買い物により、ポイントの2重取りができるのは、お得度が高いです。
ニモカ、スゴカ、はやかけんのうち、はやかけんのみオートチャージに対応していません。
オートチャージ対応の提携カード
- ニモカ
- JMB nimoca、アレコレnimoca、オールインワンnimocaなど
- スゴカ
- JQ SUGOCA、JMB JQ SUGOCA、イオンSUGOCAカードなど
SUGOCA対応のクレジットカードはJR九州グループが発行する「JQ CARD」が有名です。
新幹線や特急列車のきっぷが安く買えたり、駅ビルでの買い物が割引になったりと、JR九州グループの利用がお得な1枚です。
まとめると
福岡でもっともお得な交通系ICカード選びに一番重要なのは「あなたがどの交通機関やお店の利用が多いのか?」に尽きます。
どれだけポイント付与率が高い交通系ICカードを持っていても、よく利用するところでポイントが貯まらなければ意味がありません。
ちなみに、nimoca、SUGOCA、はやかけんともに、モバイル対応はしていません。
スマホで交通系ICカードを使いたい場合、現状、JR東日本グループのSuica(スイカ)を利用するしか選択肢がありません。
Suicaはスマホアプリからインストール可能なので、九州にいながらSuicaの発行・利用ができます。
くわしい使い方については、下記記事が参考になるかと思います。
▼iPhoneのSuicaの使い方はこちら
Apple Payの詳細はこちら:
Apple Pay対応のiPhoneでSuicaを使う方法、Suicaアプリで発行・Walletでカード取り込みの違いは?
▼Android版の「モバイルSuica」はこちら
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