ドコモのiDとJCBのQUICPayはどちらを選ぶべき?違いのまとめ
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Apple Payにも対応したドコモのiDとJCBのQUICPayはどちらを選べばよいの?
この質問をよくいただきます。どちらもおサイフケータイとしても使える優れた電子マネーなのですが、今回はその違いについてまとめます。
目次
iDとQUICPayの共通点
なぜ、iDとQUICPayがよく比較されるのかというと、どちらも「後払い方式の電子マネー」だからです。
一般に普及している電子マネーの多くは事前にチャージをしてから使う「前払い式」です。しかし、iDとQUICPayについてはチャージ不要で使うことができ、利用金額を後日クレジットカードの請求と合わせて支払う仕組みとなります。
よって、両者ともに原則としてクレジットカードとの連携が必要となります。
dカード miniのようにクレジットカード不要の代わりに機能制限があるものもありますが、本来得られる特典が付かないなどのデメリットも多いので、やはりこの手の電子マネーはクレジットカードと連携して使うのがおすすめです。
クレジットカードというと年会費がかかるのではないかと敬遠する方も多いですが、年会費無料で使えるクレジットカードもたくさんあるので、費用面での負担はありません。
利用可能なお店の違い
QUICPay、iDどちらの電子マネーも普及率は高いので安心して使えます。
しかし、「iDだけが使えてQUICPayが使えないお店(またはその逆)」もたくさんあるので、主要なお店をいくつかまとめておきます。
iDは使えるがQUICPayが使えないお店
マクドナルド、ビックカメラ、サミットストア、ららぽーと、東急プラザ、ガスト、紀伊国屋書店、ブックオフ、ビッグエコー、ダイソー、タワーレコード
QUICPayは使えるがiDが使えないお店
ロイヤルホスト、昭和シェル石油、ココカラファイン、ジャンカラ、HMV
このように比較してみると、全体的にiDの方が使えるお店の幅は広いように思います。
継続している電子マネーのキャンペーン
iDはローソンやマクドナルドとの相性が良いです。
「dカードと連携してiD」に限定されますが、ローソンでdカードまたはiDで支払いをするとお買物金額が3%割引になります。また、クレジットポイントも獲得できるので、さらに1%還元、そしてdカードまたはdポイントカードを提示すると、カード提示分としてさらに1%、トータルで実質5%もの割引が受けられます。
期間限定となりますが、同じキャンペーンをマクドナルドでも行っています。
QUICPayはトヨタグループのカード会社が発行している「TS CUBICカード」との相性が良いです。
TS CUBICカード+QUICPayで、イオングループの飲食店で5%割引が受けられるなど、様々な特典が用意されています。
TS CUBICカードとQUICPayを使った特典の詳細は下記のページで明らかにしています。
あわせて読みたい:
QUICPayとトヨタカードでイオンやドラッグスギヤマ、ユニーで5%OFF
提携しているカード会社が違う
前述のように、iDとQUICPayは原則としてクレジットカードとの連携が必要なので、それぞれに提携しているカード会社が存在します。
まずはその一覧を見てみたいと思います。
iDと提携している主なカード会社
NTTドコモ(dカード)、三井住友カード、オリコ、VJAグループ(三井住友トラストカード、りそなカードなど)
おサイフケータイだけに対応しているカード会社
イオンカード、クレディセゾン、UCカード、ライフカード、セディナ、ポケットカード
iD一体型のクレジットカードだけに対応している会社
大和ハウスフィナンシャル、ペルソナSTACIAカード
QUICPayと提携している主なカード会社
JCB、オリコ、MUFGカード、セディナ、セブンカード、アプラス、UCSカード、日専連
QUICPayモバイル(おサイフケータイ)だけが選べるカード会社
クレディセゾン、UCカード、アメリカン・エキスプレス
また、上記を見るとわかるように「オリコ」は唯一、iDとQUICPayの両方に対応しているカード会社です。
オリコカードはQUICPayもiDも両方使えてしまう、電子マネーと相性が良いクレジットカードです。
ポイント還元率はクレジットカードに依存する
iDとQUICPayは原則としてクレジットカードとの連携が必要です。
よって、電子マネー単体ではポイントを獲得することができません。あくまでも「電子マネーで支払う → その利用金額がクレジットカードから引き落とされる → クレジットカードのポイントを獲得」という流れになるので、ポイント還元率は連携するクレジットカードによって異なってくるという特徴があります。
つまり、iDやQUICPayを使うのであれば、ポイント還元率が高いクレジットカードと連携した方がお得ということです。
不人気だけど電子マネーと相性抜群のクレジットカードは?
iD、QUICPayを使う時には、ポイント還元率が高いカードを選んでおかなければ損をしてしまいます。
電子マネーは日常生活で使う頻度の高いものです。仮に日常の買い物(食料品や飲食店、アパレル店、アミューズメント施設などあらゆる場所)で年間30万円を電子マネーで支払った場合はどうなるか。
何も気にせず0.5%還元のカードと連携していると1,500ポイントしか獲得できませんが、iDやQUICPayの特性を理解して1%還元のクレジットカードを選ぶだけで3,000ポイントが獲得できます。
同じ労力で毎年1,500円相当の差が付くというのは大きいですよね。
電子マネーiD、QUICPayと相性が良い最強のカードは「オリコカード・ザ・ポイント」です。
前述しましたが、オリコカード・ザ・ポイントにはiDもQUICPayも両方の電子マネーが使えるという、オリコカードだけの強みがあります。
iDだけが使えてQUICPayが使えないお店や、QUICPayのみに対応しておりiDは使えないお店も数多く存在します。そういったお店で獲得できるポイントを逃し、現金で払ってしまうのはもったいないです。
しかし、オリコカード・ザ・ポイントを持っておけば、iD・QUICPayの両方に対応できるので、単純に電子マネーが使えるお店が増えるという利便性の向上と、ポイント獲得のチャンスが増えるという2つのメリットが得られます。
また、オリコカード・ザ・ポイントはその名の通りポイント還元率が非常に高いカードとして評判です。特に、Amazon.co.jpや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販で威力を発揮します。
- 通常利用:1.0%
- ポイントモールを経由してのネット通販:+0.5%
- 入会後6ヶ月:+1.0%
まず、オリコカード・ザ・ポイントは常時1%のポイント還元率です。つまり、電子マネーiDやQUICPayを使ってお店で支払いをした場合はすべて1%のポイントが付与されるので、電子マネーを使って他のカードよりも損をすることはありません。
また、ネットショッピングを利用する時は「オリコモール」というサイトを経由してから、Amazon.co.jpや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどにアクセスします。(オリコモールにはその他にも有名通販サイトが多数参加しています)
その上で、目当てのネット通販サイトで買い物をするだけで、ポイントが0.5%上乗せされます。つまり、ネット通販でオリコカード・ザ・ポイントを使うと1.5%のポイントが付与されます。
さらに、入会後6ヶ月は1%のポイントが上乗せされます。
電子マネー支払いや通常のカード払いなら2%還元を受けることができ、ネット通販ならトータルで2.5%のポイントを獲得できるかなり強力なカードです。
個人的には、ブラック一色で統一されている券面もカッコイイデザインで、性別や年齢を問わない良いカードだと思っています。
しかし、オリコカード・ザ・ポイントにはデメリットがあります。それは知名度が低いために不人気であることです。
このカードはとにかく知名度が低いので、非常にお得なカードであるにも関わらず、知っている人はほとんどいません。これが唯一のデメリットです。
私的にはカードデザインも優れていると思うのですが、不人気カードを持ち歩きたくない方はApple PayやおサイフケータイにiD・QUICPayを登録して使えば、カードは持ち歩く必要なく支払いができます。
これだけお得なカードなので、逆に言うと知名度が高まってしまうとポイント還元率が下がる可能性もありますが、あまりに不人気なので私としてはもう少し多くの人に知って欲しいと思っています。
もちろん年会費は一切かかりません。クレジットカードを一度も使わなくなっても維持費などがかかる心配はないので安心です。