pring(プリン)

B! pocket

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pring

pring(プリン)は、みずほ銀行とメタップス社の資本提携で誕生したウォレットアプリです。

加盟店でのQRコード決済、送金サービスが、スマホ1つで利用できます。

銀行口座とpringを直接紐付けられる関係で、各種手数料が無料、さらにpring残高を自分の口座に戻して現金化できるのが強みです。

pringの利用方法

pring(プリン)を利用する前に、アプリのインストールと会員登録を行ないます。

pring(プリン)の設定方法
1.App StoreやGoogle Playストアでpring(プリン)をインストールする
2.端末認証を行なう(電話番号の入力と送信→SMSに記載された暗証番号を入力)
3.ログインと取引時に使用するパスワードを設定
4.会員情報の登録(氏名、生年月日、住所など)

pringが他のアプリ決済サービスと違うのは「端末認証で携帯電話番号が必要」、「紐付け先が銀行口座に限定されている」ことです。

複数端末での共有利用ができず、機種変更をした時は電話番号を入力することで、データの引き継ぎが行なえます。

利用には銀行口座の登録が必要

pringで利用可能な銀行

会員登録後、pringで利用する銀行口座を登録します。

現在、pringでのチャージや送金、口座に残額を戻す(出金する)ことは、銀行口座の登録がないと使えません。

サービス開始当初は、みずほ銀行や三井住友銀行に限定されていましたが、一部の都市銀行や地方銀行も使えるようになっています。

2018年11月27日現在、利用可能な銀行一覧
みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行、近畿大阪銀行、東邦銀行、北九州銀行

銀行口座と直接紐付けている分、チャージや口座に残額を戻す際の手数料が無料なのは、使い勝手が良いです。

複数の口座が登録可能なので「pringが使えるお店での支払い用」「送金のやりとりする時用」「家族からの仕送り用」というような、口座に応じた使い分けも難しくありません。

送金サービスで現金のやり取りなし

pringは主に送金サービスとして利用する機会が多いです。

「割り勘の代金を集金したい」「お金を立て替えたのを支払って欲しい」「子どもに仕送りをしたい」という時も、手数料無料でお金のやり取りができます。

送金上限額は1日あたり最大100万円なので、何十万単位の送金だとしても、手数料は一切かかりません。

金融機関の窓口やATMへ行くことなく、送金や受け取りが可能で、時間や手数料の両方が節約できます。

基本的に銀行口座からチャージした残高の範囲内で送金が行なえます。

オートチャージ機能を使えば、不足している金額分が自動的にチャージされて100万円(1日/1回)までの送金に利用できます。

アプリにある「お金をおくる」または「お金をもらう」をタップすることで、送金や請求が行なえます。

pringを利用してお金を受け取ると、その分、pringの残額が増えます。

紐付けた銀行口座にお金を戻すことも可能なので、お店での買い物などに使わなければ、預金に回せます。

またpringを使っていない人と送金のやりとりもできますが、相手がお金を受け取るにはpringのアプリを利用登録する必要があります。

QRコード決済が使えるお店は少ない

コード読み取り決済

pring加盟店ではQRコード決済による支払いが使えます。

スマホを利用した決済方法は複数ありますが、pringではコード読み取りに対応しています。

お店に掲示されている[QRコード]をカメラ機能で読み取り、支払い金額を入力することで、お会計が完了します。

pringの店舗が負担する決済手数料は0.95%と、クレジットカードの3%と比較しても、かなり低いです。

お店側はQRコードを提供するだけで良く、導入のコストがかからないため、個人店を中心に利用できる店舗が増えてくるように思います。

ただし、pring加盟店は非公開となっており、どのお店で使えるのかが不透明です。

そのため、今の現状では送金サービスとして利用するのが、主な使い方になるように感じます。

LINE Payとの違いは?

ラインペイ

個人間送金サービスとしては、LINE Pay(ラインペイ)も人気があります。

LINEアプリから簡単にLINE Payの利用登録が可能で、口座登録による本人確認を行なうことで送金機能も無料で使えます。

pringとLINE Payの送金に関する違いを表でまとめてみました。

pring LINE Pay
チャージ方法 銀行口座 銀行口座、コンビニ、セブン銀行ATM
対応する金融機関 みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行、近畿大阪銀行、東邦銀行、北九州銀行 ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、一部地方銀行
チャージ上限額 1億円 100万円
出金の最小/最大金額 最大100万円(1日) 1円/100,000円(1日/1回)
出金手数料 無料 200円+税
送金の最小/最大金額 1円/最大100万円(1日) 1円/10万円(1日/1回)

pringは1日に送金可能な金額が高く、残額を銀行口座に戻す(出金する)時に手数料が無料なのがメリットです。

ただし、知名度がまだまだ低く、送金機能を上手に活用するためには、双方がpringアプリを利用していることが前提になります。

また紐付けられる銀行は一部に限られており、所有している銀行口座が使えないとpringも使いにくいです。

一方のLINE Payは対応する銀行が多く、その中でも「ゆうちょ銀行」が口座登録できるのは、大手都市銀行に口座を持っていない人にも助かります。

出金手数料は有料ですが、LINE Payはファミリーマートなどで使える「コード決済」や、LINE STOREなどで、残額が使えるので、不便に感じることは少ないと思います。

そもそもLINE PayはLINEアプリから簡単に利用・口座登録が行なえるので、利用者が多く、別途アプリをインストールする手間もなく、使いやすいです。

またLINE Payのポイント還元率は送金人数によっても変わるので「LINE利用でポイントを多く貯めたい」という方にも、LINE Payが選ばれています。

LINE Payについては、下記の記事で詳しく紹介しています。良ければ合わせてお読みください。

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
利用経験のある電子マネー、コード決済サービスは数十件以上。「たくさんあって何を選んでいいか分からない」というお悩みに答えるべく、キャッシュレス決済の上手な使い方を日々実践中。推しはSuicaとPayPayです。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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