Kitaca(キタカ)
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
JR北海道が発行する電子マネー兼交通系ICカードのKitaca(キタカ)は、全国相互利用の対象でどこでも使うことができます。
一度チャージをすれば、チャージ残高の範囲内で電車やバスに乗車したり、電子マネーを使った買い物をすることが可能です。
オートチャージに対応していない、ポイントが貯まらないなどのデメリットはありますが、北海道エリアでは人気となっているKitaca。
Kitacaの特徴や使い方、そして少しだけお得に使う方法をご紹介します。
レジでの合言葉は「Kitacaで払います」。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
Kitacaの種類
Kitaca(キタカ)には「無記名Kitaca」、「記名Kitaca」、「Kitaca定期券」、「クレジット機能付きKitaca」の4種類あります。
それぞれの違いは以下のとおりです。モバイルSuicaのような、モバイル対応はしていません。
無記名Kitaca
最も手軽に入手できるKitaca。無記名なので家族と共有で使ってもOKです。
JR北海道のみどりの窓口や、自動券売機でも購入できます。
初回に2,000円が必要ですが、そのうち1,500円はチャージ残高に、残り500円はデポジットと言って解約時に返金されるので、実質的には無料です。
無記名Kitacaのデメリットは、紛失時の再発行ができないことです。
記名Kitaca
名前が入っているKitacaは、みどりの窓口でのみ販売しています。
購入時に必要な金額は同じく2,000円です。
紛失時にデポジット(500円)+510円で再発行することができ、紛失時点のチャージ残高も保証されるのがメリットです。
Kitaca定期券
記名式Kitacaに定期券情報を印字したカードで、定期券としても使えるすぐれものです。
みどりの窓口と自動券売機で購入することができ、また保証も付いているので安心です。
定期券情報は更新すると自動的に書き換えられるので、ずっと同じカードを使うことができます。
クレジットカード一体型
クレジットカードとKitacaが一つになったものです。
- JRタワースクエアカード(JR北海道)
- clover Kitaca(北洋銀行)
- 道銀キャッシュ・クレジットカードKitaca(北海道銀行)
- イオンカードKitaca(イオンカード)
買い物に使える他、ポイントが貯まるなどのメリットもあります。
電車・バス・電子マネーも全国共通化
交通系ICカード全国相互利用ができるようになったため、現在はKitacaエリア外の電車・バスに乗車したり、電子マネーで買い物をすることができるようになりました。
例えば、Kitacaを一枚持っていれば、大阪のICOCAエリアや東京のSuicaエリアの改札も、Kitaca一枚で通過できます。
同じように、ICOCAやSuica支払いに対応したお店でも、Kitacaによる電子マネー支払いができるので大変便利です。
注意点としては、PiTaPaエリア(関西)とSAPICAエリア(札幌)では電子マネーが使えないことです。
乗車は問題なく共通化されているのですが、電子マネーの支払いには対応していません。
これは、Kitacaが悪いのではなくて、PiTaPaとSAPICAが特殊な作りになっているからです。
チャージして何度でも利用可能
Kitacaは券売機などでチャージをすることで、何度でも使うことができます。
チャージできる場所は、みどりの窓口、交通ICカード対応券売機(定期券販売機)、チャージ機、電子マネー加盟店(コンビニなど)が挙げられます。
また、チャージはKitacaエリアだけでなく、Suicaエリアやnimocaエリアなど交通系ICカード全国相互利用ができる場所ならどこでもチャージ可能です。
例えば、福岡に旅行に行った時、Kitacaで福岡の電車やバスに乗車できます。
もし旅行中にチャージ残高がなくなってしまっても、券売機で現金とカードを入れれば、Kitacaのチャージが行なえます。
残念ながらKitacaにはオートチャージ機能は付いていません。
カード内の残高がなくなる前に、定期的に自分でチャージをする必要がありますが、最大で2万円までチャージできるのでおサイフに余裕がある時は多めにチャージしておきましょう。
記名式Kitacaであれば、紛失してしまってもチャージ残高が保証されますし、チャージ後の電子マネーには原則として有効期限はないので安心です。
あわせて読みたい:
オートチャージができない電子マネーKitacaに少しだけお得にチャージするには
クレジットカード一体型を使うと少しお得に
Kitacaの中には、クレジットカード一体型のタイプがあります。
- JRタワースクエアカード(JR北海道)
- clover Kitaca(北洋銀行)
- イオンカードKitaca(イオンカード)
このうち、年会費完全無料で使えるのはイオンカードKitacaです。
Kitacaのチャージは自動券売機などでも行えます。しかし「みどりの窓口」だけはチャージ金額をクレジットカードで支払うことができます。
イオンカードKitacaを使ってチャージ金額をクレジット払いすると、200円ごとに1ポイントが付与され、実質的には電子マネーチャージを0.5%お得に行うことができます。
Kitaca電子マネーや電車・バスの乗車は日常的に行いますから、年間で10万円程度チャージするする人も多いでしょう。
仮に年間10万円をチャージした場合、これをクレジット払いにしておくだけで、500円相当もお得になります。
もちろん、イオンカードKitacaは通常の買い物でもポイントが貯まったり、イオングループのお店で優待カードとして使えるといったメリットもあります。
北海道でもSuicaが最強な件
Kitacaには、乗車や買い物利用によるポイント付与が一切ありません。
そもそも、Kitacaでは、そのようなポイント制度を導入していないからです。
そのため、Kitaca利用で何かしらのポイントを貯めようと思うと、クレジットチャージを利用して、Kitacaチャージ金額に応じたカード会社のポイントを貯めるしかありません。
ただし、例えばイオンカードKitacaのポイント還元率は0.5%(200円ごとに1ポイント)と、クレジットチャージによるポイント還元率は低めで、お得度が高いとは言いにくいです。
そのような「Kitacaの使いにくさ」を解消するのが、モバイルSuicaとApple Pay(アップルペイ)、そしてビューカードです。
前述の通り、2013年から交通ICカードの全国相互利用が始まったことで、KitacaエリアでもSuicaが使えます。
そのままSuicaを使っても、Kitacaと変わりありませんが、Suicaはモバイル対応をしているのが大きな強みです。
モバイルSuicaとApple Payともに、スマホやiPhoneでSuicaが使えるのが大きな特徴で、いつでもどこでも手持ちのスマホからSuicaにチャージできます。
さらに、JR東日本グループ発行のクレジットカードビューカードや提携カードと連携することで、Suicaチャージ時のポイント還元率が脅威の1.5%(1,000円ごとに15円相当のポイント)になります。
ビューカードや提携カードの中でもおすすめ度が高いのが、ビックSuicaカードです。
年会費が初年度無料、2年目以降は年1回以上の利用で無料になります。
ちなみにビューカードの中では定番となる「ビュー・スイカカード」では、524円の年会費がかかるのと比較しても、割安感があります。
近場にビックカメラがない人でもSuica専用のクレジットカードとしても使いやすいです。
あわせて読みたい:
Apple Pay対応!ポイント還元最強の「ビックカメラSuicaカード」が凄い
管理人はこう思う
JR北海道が展開しているKitaca(キタカ)は、とにかく「キャラクターが可愛い」と評判です。
オートチャージ機能などは付いていませんが、シンプルに交通ICカードと電子マネーとして使うだけでも、十分な利用メリットがあります。
また、イオンカードKitacaのようなクレジットカード一体型を使うと、ポイントが貯まるので少しだけお得に電子マネー兼交通系ICカードのKitacaを利用することが可能です。
Kitaca利用にこだわらなければ、モバイルSuicaまたはApple Payをおすすめします。
ただしKitacaエリアの定期券はSuicaに搭載できないので、素直にKitaca定期券の購入しましょう。
あわせて読みたい:
交通系icカード全国相互利用で電子マネーSuicaが最強と言える理由