クレジットカード広場・電子マネーの虎 川原裕也のプロフィール

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川原裕也

いつも当サイトをご覧いただきありがとうございます。

初代管理人の川原裕也です。

今では新規記事のほとんどを、2代目管理人の「昼時かをる」に任せていますが、2012年に当サイトを立ち上げた当初は、私が毎日記事を書いていました。

このページでは、私の簡単な経歴と、当サイトで特にお気に入りの記事を紹介したいと思います。

初めて作ったクレジットカードで大失敗

私がはじめてクレジットカードを作ったのは、18歳のときです。高校を卒業し、専門学校に通うようになってすぐのことでした。

実は、私が人生ではじめて手にしたクレジットカードは、自分の意思で作ったものではありませんでした。

大阪住まいの私は毎日「京阪電車」に乗って、専門学校へと通学していました。

京阪電車は、交通系ICカードの「PiTaPa(ピタパ)」を展開する大阪の私鉄です。

毎日きっぷを買って電車に乗るのはあまりに面倒だったので、PiTaPa(ピタパ)を導入することを決めました。

Suica、PASMOといった、多くの交通系ICカードとは違い、関西私鉄のPiTaPaは(事前チャージ方式ではない)後払い式を採用しています。

よって、基本的にはクレジットカードとセットでPiTaPaを導入する必要がありました(現在この問題は解消されています)。

よく調べずにPiTaPaに申し込んだ私は、後日PiTaPaと一緒に遅られてきたe-kenetカード(イーケネットカード)というクレジットカードを見て、びっくりしました。

なぜなら、クレジットカードを作る気はまったくなかったからです(仕組みをよく理解していなかった私は、PiTaPaだけを作るつもりでいました)。

また、なかば押し付けられたようなクレジットカードに「限度額20万円」の文字があったことにも驚きました。

ほんの少し前まで、私は高校生でしたから、1ヶ月アルバイトをしても、数万円程度のバイト代しか稼いだことがなかったわけです。

そんな私に、ある日突然押し付けられたクレジットカードと20万円の与信枠。

当然、怖くなった私は「クレジットカードは家にしまい込んでおこう」と考え、e-kenetカードはPiTaPa経由の電車代の支払いにのみ利用していました。

それから数年が経ち、フリーターになった私は、DCMXカード(現在のdカード)や、三井住友カードなどを自らの意思で申し込むようになりました。

三井住友カードはもう10年以上使い続けており、おかげさまで現在は「三井住友カード プラチナ」を使わせていただいています。

実は、三井住友カードには「三井住友PiTaPa」というサービスがあり、交通系ICカード「PiTaPa」の電車代の請求先を、三井住友カードにすることができます。

ですので、私はPiTaPaで発生した電車代の請求先を、三井住友カードに変更しました。ずっと引き出しにしまい込んでいた「e-kenetカード」は、完全なお蔵入り状態になりました。

予想外の年会費を請求され驚く

その1年後、まったく利用していない「e-kenetカード」から1通の封書(請求書)が届きました。

請求書の内訳は「年会費」です。

実はe-kenetカードは「1年に1回以上の利用で年会費が無料になるものの、1年に1回も使わない場合は年会費が発生する」という仕組みだったのです。

年会費のことすら知らなかった私は、突然の請求に驚き、e-kenetに腹が立ちました(本当は自分が悪いのですが)。

結局、はじめて作ったクレジットカードは自らの意思で解約手続きを行い、現在私はe-kenetカードを持っていません。

はじめてのクレジットカードで嫌な思いをした当時の私は、「クレジットカードについてもっとくわしく学ばなければならないな」と思ったことを覚えています。

管理人が得た教訓

クレジットカードには、1年に1度も使わないと年会費が発生するものもある。

まったく使わなくなったクレジットカードは、自分の手で解約するか、年会費の規程を確認すること。

リボ専用カードで大失敗

当時、JCB EITという年会費無料のクレジットカードがありました(現在このカードはもうなくなりました)。

デザインがおしゃれで、年会費は永年無料、ポイント還元率も高いという高スペックのクレジットカードです。

私が利用していた、三井住友カードやDCMXカード(現在のdカード)はともに、まったく利用しなくなると年会費が発生します。

こうした規定があることに、私はむずがゆさを感じていました。なぜかって? まったく利用しなくなった「e-kenetカード」で辛い思いをした経験があるからです。

しかし、JCB EITは年会費永年無料で使えます。将来的にもし使わなくなっても、年会費が請求される心配はありません。

「年会費永年無料」という言葉に惹かれた私は、さっそくJCB EITに申し込み、これからずっと、このクレジットカードをメインで使っていくことを決めました。

しかしよく調べてみると、JCB EITはリボ払い専用カードだったのです。

リボ払い専用カードは、支払金額が自動的にリボに切り替わる仕組みを持つクレジットカードです。そして、一種の借金であるリボ払いには「リボ手数料(金利)」が別途かかります。

年会費が無料でポイント還元率が高くても、このカードを使うとそれをはるかに上回る「リボ手数料」が徴収されてしまうのです。

このことを知った私はサポートセンターに電話をし「リボを使わず利用する方法はないのか」と聞いたのですが、それはできないとの回答。

結局、このカードは手元に届いた瞬間に破棄することになりました。

リボ手数料を請求されたわけではありませんが、「これからずっと、このクレジットカードをメインで使っていく」と考えていた当時の私にとって、喪失感は極めて大きいものでした。

管理人が得た教訓

リボ払い専用カードには要注意。表面上のスペックに惑わされないこと。

リボ払い専用カードの仕組みを理解したうえで使う分には問題ありませんが、世の中には「リボ払い専用カードだと知らずに、リボ払いをしている」人もたくさんいます。

はじめて作ったクレジットカードがリボ専用カードで、「クレジットカードの請求額には手数料がかかるのだ」という誤った認識を持つ人すらいます。

これは大きな問題ですので、このサイトを通じてきちんと、リボ払いがどういう仕組みであるかを伝えていきたいです。

人生初のプラチナカード

その後、紆余曲折を経て、私は株式会社を立ち上げました。

会社設立後すぐに法人カード(ビジネスカード)に申し込んだのですが、JCB法人カードはあえなく審査落ち。

クレジットカードがなければ経費精算が面倒でなりませんので、「外資系のクレジットカードは審査に通りやすい」という情報を得て、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードに申し込みました。

そこですんなり発行してもらったのが、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」です。

年会費は2万円ぐらいしましたが、JCB法人カードの審査に通らない駆け出しの私を、審査に通してくれたアメックスにはとても感謝しています。

それからしばらくは、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを法人のメインカードとして利用していました。

1年ほど使った後、人生初の「インビテーション(招待状)」が手元に届き、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを入手しました。

年会費は10万円以上しましたが、人生初のプラチナカードということで、今から考えると、完全に浮足立っていました。

最近でこそ、最初からプラチナカードに申し込めるようになりましたが、当時はインビテーションを受け取らなければ手にすることができない貴重なクレジットカードでした。

また、ビジネス・プラチナ・カードを持っていると、自分に対して個人用のプラチナカードも発行できます。

自分で自分を紹介するという形で、個人用のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードも入手。

ちょうどそのころ、長年愛用してきた三井住友カードからもインビテーションが届きました。

当時はプラチナカードを3枚も保有し、30万円以上の年会費を支払っていました。。。(最近は少し落ち着きましたが)

年会費が高額になりがちなプラチナカードですが、持ってよかったこともたくさんあります。

デートで使うのに適したレストランや料亭も紹介してもらえますし、出張や旅行で宿泊するホテルの部屋が無料でグレードアップすることもあります。

部屋のアップグレードはこれまで何度も経験しています。すべてプラチナカードのおかげです。

今でも、「グレードの高いレストランやホテルを開拓するのであれば、プラチナカードのコストパフォーマンスは非常に高い」と考えています。

もっとも、最近は結婚したり、子どもが生まれ、生活環境が大きく変わったことで、プラチナカードを活用できずにいます。

こうした背景があり、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードや三井住友カード プラチナの処遇は現在検討中です。

しかしそれでも懲りずに、究極に入手するのが難しい「楽天ブラックカード(楽天カードの最上位カード)」を密かに狙っている自分もいたりします。

スマホ決済を愛用中

消費税増税後のキャンペーンなどで、スマホ決済(QRコード決済、バーコード決済)が一気に普及しはじめました。

私自身、電子マネーSuica(スイカ)をはじめ、PayPayや楽天ペイなどを愛用しています。

スマホ決済は、クレジットカードを取り出すよりも手軽ですし、またポイント還元率の点でもお得になることが多いです。

しかし、多くの決済事業者がお得なキャンペーンを打ち出し、スマホ決済をアピールしていても、まだまだ未利用の方が多いようです。

飲食店やコンビニで会計をするときに、レジの前に並んでいる人の支払い方法を見ても「現金で支払っている人がとても多い」です。

最近は、ATM手数料も値上げの傾向にあります。現金払い中心の生活では、ATMの利用回数も多くなりがちですので、

  • ATM手数料がかさむ
  • キャッシュレス決済によるポイント還元の恩恵が受けられない

という2重のデメリットを生みます。

これは非常にもったいないことだと、クレジットカードやスマホ決済などを、18歳のころから15年以上使い続けてきた私は日々感じています。

「格差社会」という言葉を耳にするようになってから随分経ちますが、私はこのように思います。

各社社会とは、経済格差(所得の格差)のことを示しますが、そもそも経済格差は「情報格差」によって生じているのではないか。

つまり、「知っている人(情報を持つ人)」と「知らない人(情報を持たない人)」の差が、結果的に経済的な格差につながっていると思うのです。

これからはますます、情報格差による経済格差は大きくなってくると思います。

私は、WEBサイトの情報を通じて、「知らないが故に損してしまう人」を少しでも少なくしたいと考えています。

自分がどれだけキャッシュレス支払いを拒んでも、時代は自分の意思に反して変化していきます。

自らの意思で変化を拒む人はともかく、少なくとも「時代とともに変化していかなくては」と考えている人にとって、有益な情報を提供できるような存在でありたいと考えています。

管理人が選ぶおすすめ記事5選

続いて、私が当サイトで特に気に入っている記事を5つ、紹介します。

いずれも有益な情報だと思いますので、気になる記事をクリックしてぜひ読んでみてください。

大阪でもSuicaを使う

Suicaのペンギン

全国にはさまざまな交通系ICカードが存在します。

関西圏ならICOCA(イコカ)やPiTaPa(ピタパ)、九州ならnimoca(ニモカ)やSUGOCA(スゴカ)、そして関東圏ならSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)などですね。ほかにもたくさんあります。

しかし、2013年からこうした交通系ICカードは「全国相互利用が可能」となっています。

※PiTaPaの電子マネーのみ相互利用が実現できていません。

つまり、関西で普及するICOCA(イコカ)を、九州の電車の改札通過に使ったり、東京のSuicaエリアで電子マネー支払いとして使うことが可能です。

交通系ICカードが全国で使えるのであれば、どの交通系ICカードがもっともお得なのか?気になります。

そこで調べてみたところ、私が行き着いた結論は「大阪でも名古屋でも九州でも、Suicaを使うべきだ」ということでした。

そして現在、私は大阪に住んでいますが、日常生活の電車・バスの移動も、電子マネーの支払いも、ほとんどSuicaのみで済ませています

Suicaには、ビックカメラSuicaカードという年会費が実質無料で使えるクレジットカードがあり、そのクレジットカードでチャージをすると、実質的なポイント還元率が1.5%になります。

特定のお店でポイント還元率が2%、3%になる電子マネーやクレジットカードはありますが、どこで使っても常時1.5%のポイント還元が得られるサービスは、なかなか見つかりません。

下記の記事では「交通系ICカード全国相互利用」を上手く利用したお得な使い方を解説しています。

年会費以上の価値があるプライオリティ・パス

プライオリティ・パス

「プライオリティ・パス」は、世界中の空港ラウンジを無料で利用できるサービスです。

一般的に空港ラウンジは

  • その航空会社のチケットを持っている人だけ
  • ビジネスクラス・ファーストクラスのチケットを持っている人だけ
  • 誰でも使えるが有料

となっており、気軽に利用することはできません。

しかし、プライオリティ・パスがあれば、たとえLCCのエコノミークラスのチケットであっても、世界中の空港ラウンジが無料で使えます。

※一部、利用できないラウンジもあります。2020年11月時点で世界148ヵ国、600以上の都市や地域で、1,300ヵ所以上のラウンジが利用可能です。

通常は年会費429ドルのサービスですが、一部のクレジットカードを保有していると、プライオリティ・パスを無料で発行できます。

費用はクレジットカードの年会費でまかなわれますので、更新時・利用時ともに追加費用はかかりません。

私は、海外に行ったときは必ず空港ラウンジに立ち寄るようにしています。

海外のラウンジでは、軽食やドリンクが無料だったり、アルコールも無料で提供される場所もあります。

また、ファーストクラス搭乗者向けのラウンジにも入室できるので、海外旅行をさらに楽しむことができます。

プライオリティ・パスをもっとも容易に入手するには「楽天プレミアムカード」への入会がおすすめです。

楽天カードの上位グレードとなるプレミアムカードは、楽天市場でのポイント還元率が高くなるというメリットなどから、多くの人が保有しています。

年会費は11,000円(税込)ですが、プライオリティ・パスの無料利用ができるため、トータルで見たときに「コストパフォーマンスの高いゴールドカード」として評価されています。

下記の記事は、韓国 釜山の空港ラウンジを利用したときの体験記です。海外の空港ラウンジがどのような空間かをレビューしています。

クレジットカードの旅行保険を使った話

飛行機の遅延

クレジットカードのなかには「航空便遅延保険」が付いているものもあります。

航空便遅延保険とは、搭乗予定だった飛行機が悪天候などの影響で欠航になった場合、その間の食事代などを補償するサービスです。

こうした保険も、クレジットカードの年会費の範囲でまかなわれているので、入会手続きや追加費用の支払いは不要です。

上海から帰国しようとしていたとき、利用予定だった飛行機が欠航となってしまったため、クレジットカード付帯の「航空便遅延保険」を使ってみることにしました。

保険金は金銭で補償されるわけではなく、食事代などの領収書を提出して、その実費を後日精算するという仕組みです。

航空便遅延保険の補償範囲は、数万円程度であるのが普通です。

私の場合は最大2万円の補償をしてもらえるとのことだったので、良い機会だと捉え、「ザ・リッツ・カールトンホテル上海」で上海蟹を食べました。

予定通り帰国できなかったのは残念でしたが、こうした貴重な体験を提供してくれたのも、クレジットカードを持っていたからです。

つい見過ごしてしまいがちなクレジットカードの旅行保険ですが、どのような補償が付いているのか、確認しておくと意外と役立ちます。

楽天ブラックカードを狙っています

楽天

今、私が狙っているのは「楽天ブラックカード」です。

楽天ブラックカードは、楽天カードの最上位に位置するカードで、扱いとしてはプラチナカードと同等程度であると言われています。

プラチナカードのなかでは年会費が比較的安く、また楽天カードならではのお得感があるクレジットカードです。

最近はプラチナカードの種類も増え、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードがインビテーション不要で申し込めるようになったことも、業界では話題となっていました。

一方、ステータス面ではやや劣る?と思われる楽天ブラックカードは、インビテーション(招待制)によってのみ入手でき、その入手方法も謎のままです。

一説によると、楽天ブラックカードの入手ハードルは非常に高いのだとか。

記事の内容がずいぶん古くなってしまい、現在はスペックも変わっているかもしれませんが、過去に楽天ブラックカードの記事を書いています。

もし入手することができた暁には、保有者としてしっかりレビューしたいと思います。

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
クレジットカード広場の初代管理人です。年会費無料カードから高級カードまで幅広く所有。最近はお気に入りのクレジットカードをiPhoneに登録して、Apple Payで支払うことが増えました。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。