「ビュー・スイカ」カード
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これ一枚があれば、もう何もいりません。
2016年10月になりますが、iPhone7にFeliCa(フェリカ)が搭載されたことで、iPhoneにモバイルSuicaが組み込めるようになりました。
つまり、iPhoneで「駅の改札の通過」「電子マネーSuicaでの買い物」「チャージ時にポイント獲得(3倍)」を実現できます。もちろん、クレジットカードを持ち歩く必要もありません。
JR東日本のビューカードのなかでも、もっとも定番なのが「ビュー・スイカ」カードです。
Suicaとの一体型で、駅改札のスムーズな通過や、電子マネーSuicaとしても使えます。
また、クレジット機能によりオートチャージ設定が可能となるため、いちいちSuicaにチャージをしなくても、残高不足で改札に引っかかることはありません。
「ビュー・スイカ」カードのメリットとして、Suicaへのチャージはポイントが通常の3倍貯まる点があります。日常的にSuicaで買い物をしている人にとっては、非常に強力なポイント還元カードとなります。
また、カードの裏面に定期券情報を印字して使えるため、定期としても利用可能です(定期購入の場合もポイント3倍)。
申込条件も特になく、18歳以上の方なら申し込めます(高校生は不可)。
目次
「ビュー・スイカ」カードの特徴
交通系クレジットカードとしては人気が高く、最強との声も大きいビューカード。
「ビュー・スイカ」カードが持つ特典やメリットについて、まとめたいと思います。
オートチャージ搭載であらゆる場所で使える
「ビュー・スイカ」カードを使う最大のメリットは、Suicaでオートチャージ設定ができることでしょう。チャージ残高が一定金額を下回ったら、自動的に設定金額をチャージするので、残高不足になる心配がありません。
また、オートチャージを含め「ビュー・スイカ」カードを使ってSuicaにチャージした場合はすべて、ポイントが通常の3倍貯まります。
クレジットカードとSuicaの一体型なので、駅の改札を交通ICカードで通過、自動販売機や駅の売店など、電子マネーを使っての買い物、そしてショッピングではクレジットカード支払いも選択できる、便利な一枚です。
(クレジットカードとSuicaカードは連携することで、別々に使うこともできます)
ポイント還元率は最大1.5%
「ビュー・スイカ」カードでは、クレジットカードの利用金額に応じて、JR東日本グループの共通ポイントJRE POINTが貯まります。
JRE POINTは1ポイント=1円相当の価値があり、Suicaにチャージしたり、オリジナルグッズに交換したりで消費できます。
クレジットカードをショッピングに使ったり、公共料金の支払いに使った場合は、1,000円につき5ポイントで、ポイント還元率は0.5%です。
しかし、Suicaチャージ(オートチャージ含む)や定期券の購入で使った分に関しては、通常の3倍のポイントが獲得できます。
1,000円につき15ポイントとなるため、還元率は1.5%になります。
- オートチャージ
- 定期券の購入
- モバイルSuicaでのチャージ
- Suicaインターネットサービスでのチャージ
など、「ビュー・スイカ」カードを使ってSuicaにチャージする分については、すべて1.5%のポイント還元です。
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ちなみに[Suica登録して貯まる]のステッカーがあるお店で、Suica払いをするとJRE POINTが貯められます。
例えば、NewDaysやKIOSKでは200円ごとに1ポイント、自販機のacureは100円ごとに1ポイントが付与されます。
そのため、「ビュー・スイカ」カードでSuicaにチャージ後、[Suica登録して貯まる]のお店でSuica払いをすると、ポイントの二重取りができ、あわせて2~2.5%分のJRE POINTを獲得できます。
ほかのクレジットカードと比較しても、これは非常にお得です。
年間の利用金額に応じてボーナスポイントを付与
また、カード利用ごとに貯まるポイントとは別に、年間の利用金額に応じてボーナスポイントがもらえます。
年間のカード利用額 | ボーナスポイント |
---|---|
30万円以上 | 250ポイント |
70万円以上 | 1,000ポイント |
100万円以上 | 1,500ポイント |
150万円以上 | 2,500ポイント |
乗車券や定期券、特急券、回数券、Suicaチャージなど、JRE POINTが3倍になる商品やサービスは、年間利用累計金額の対象外です。
ただし、公共料金や日常生活の買い物で「ビュー・スイカ」カードを使うだけでも、それなりに利用金額は大きくなるので、ボーナスポイント獲得のハードルは決して高くはないと思います。
ほかにも、「WEB明細の利用でもらえるポイント」がありますが、これについては後ほど説明します。
最高1,000万円の旅行保険
「ビュー・スイカ」カードには、最高1,000万円の国内旅行保険と、最高500万円の海外旅行保険がついています。
これまで、旅行の際に旅行会社からおすすめされた旅行保険への加入や、空港で販売されている旅行保険を購入していた人もいると思います。
しかし、旅行代金などを「ビュー・スイカ」カードで支払うだけで、クレジットカード付帯の保険が適用されるので、万が一旅行先でトラブルがあっても、入院や通院に補助が出たり、海外の病院での治療費が保険でカバーできたりします。
もちろん、宿泊費や飛行機代といった旅行代金を「ビュー・スイカ」カードで支払っておけば、JRE POINTが獲得できるメリットもあります。
紛失時も完全保証で安心
「ビュー・スイカ」カードを使うもう一つの利点は、万が一の盗難・紛失時にも保証が適用されることです。
「ビュー・スイカ」カードを紛失してしまっても、裏面に印字された定期券やSuicaへの残額も含め、すべて補償されます。
また、落としたクレジットカードが他人に拾われたり、盗難にあい第三者に不正利用されたりした場合も、届け出を出した日から60日前までにさかのぼり、不正利用分を補償するので安心です。
もし、「ビュー・スイカ」カードを紛失してしまったら、すぐにサポートデスクに電話して問い合わせることをおすすめします。
年会費は実質無料
「ビュー・スイカ」カードの年会費は477円+税です。残念ながら年会費が無料になる条件はありません。
しかし、WEB明細に登録すると毎月50ポイントがもらえるのです。これだけで年間600円相当のポイントが獲得できるので、実質的な年会費は無料で使えます。
WEB明細は、クレジットカードを利用した月のみ発行されるので、クレジットカードを一度も使わなかった月はこのポイントは獲得できません。
この点にだけ注意しておけば、「ビュー・スイカ」カードは、年会費実質無料です。
家族カードも最大9枚まで申込可能です。家族カードにも同様の年会費がかかりますが、貯めたJRE POINTを合算できるメリットがあります。
カードブランドは「VISA・MasterCard・JCB」の3つから好きなものが選べます。
初めてクレジットカードを持つ方は、国内・世界で使える場所が多い「VISA」をおすすめします。
申込条件は「18歳以上で電話連絡できる方」なので、収入のない学生や専業主婦の方でも審査してもらえます(ただし高校生の申込は不可)。
Suica利用者は
管理人がこのカードを手に入れるべきかどうか、独断と偏見で判断します。
関東にお住まいの方は日常的にSuicaを使っていると思いますが、Suicaを使うのなら、ビューカードはかなり強力な一枚になります。
オートチャージや定期券購入なども含め、電子マネーSuicaにチャージするごとに1.5%の還元が受けられます。
さらに[Suica登録して貯まる]のお店で支払えば、0.5%~1%のJRE POINTを獲得できます。
「ビュー・スイカ」カードでチャージをして1.5%、その後、対象店舗でSuica払いをして0.5%~1%、ポイントの二重取りによって最大2.5%の還元率が生み出せます。
また、カードを利用した月だけになりますが、WEB明細登録をしておけば、明細が発行される度に50円相当のポイントがもらえます。
毎月カード利用をしている方は、年会費477円+税をカバーすることが可能です。
「ビュー・スイカ」カードの口コミ情報

4件のコメント
iPhoneXs から Suicaマークが再起動後消えた。何回か指示に従い試みたが復機できない。
Walletアプリで発行したSuicaとモバイルSuicaアプリで発行したSuicaでは、復元方法が異なります。
◆Walletで発行したSuica
1.Walletアプリ右上の[+ボタン]をタップ
2.Apple Payの案内画面で[続ける]をタップ
3.カードの種類で[Suica]を選択
4.再設定するSuicaを選択して[次へ]をタップ
5.Suicaの復元が完了
参照:削除/再発行/復元されたSuicaを端末に再設定したい。 – JR東日本
再発行登録でも復元できない際は、Apple Careでサポートを受けて下さい。
◆モバイルSuicaアプリで発行したSuica
1.Watchアプリの[WalletとApple Pay]をタップ
2.WATCH上のカード[My Suica」の下にある「カードを追加]を選択
3.Apple Payの案内画面で[続ける]をタップ
4.[カードを再度追加」で「次へ]をタップ
5.Suicaの復元が完了
上記の方法でも上手くいかない場合は、Suicaアプリケーション専用窓口 (050-2016-5077) やモバイルSuicaコールセンター(048-645-7007)まで問い合わせをお願いします。
ビューカードを作成したくなりました。
私は、身体障碍者です。
どのような手続きが必要で、どこで作成すればいいでしょうか。
教えてください。お願いします。
>アンパンマンさん
自宅からの申込みが楽だと思いますので、こちらのリンクから手続きできます。
申込み時には、本人確認書類と本人名義の口座(通帳・キャッシュカード)が必要になります。
本人確認書類として、身体障害者手帳が使えるかと思います。
ちなみに、ビュー・スイカカードの定期券機能には、身体障害者手帳(第1種)、療育手帳(第1種)の所有者と介護者に発売している「Suica割引定期券」の機能はつけられません。
ビュー・スイカカードで、Suica割引定期券の利用をお考えであれば、カードを発行してもメリットが少ないことを、ご了承ください。