TカードのVポイントとTマネーの違いは?電子マネーはチャージでポイントなしだと使えない件

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VポイントとTマネー

Vポイントとは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が展開する共通ポイントサービスです。

サービス開始は2003年と、数ある共通ポイントの中でも最も古く、提携先はジャンル問わず多岐に渡ります。

そのため、Vポイントカード1枚持っていると、貯めて使える機会が非常に多いのがメリットです。

カードの枚数を増やしたくない人には、アプリ「モバイルTカード」の選択肢もあります。

Tカードに付帯できる電子マネーには「Tマネー」があります。

ただし、使い勝手やポイントの貯まり具合を考えると、正直「Vポイントカード提示+その他電子マネーorクレジットカード払い」を選んだ方が良いです。

今回はTカードを使ったVポイントの貯め方と使いみち、Tマネーとの違いについて説明します。

Vポイントの貯め方

Vポイント

Vポイント
ポイント付与:200円ごとに1ポイント
有効期限:最終変動日より1年
使える店舗:ファミリーマート、TSUTAYA、ガスト、吉野家、ドトール、ENEOS
ネット通販:Yahoo!ショッピング、LOHACO(ロハコ)

Vポイントの貯め方は、主に以下の方法があります。

  • Vポイントカードの提示
  • 提携先のネットショッピングで買い物
  • Vポイントが貯まるカードの利用
  • Tマネー支払い

Vポイントカードの提示

Vポイント(200円ごとに1ポイント)

Vポイント加盟店でTカードを提示すると、200円ごとに1ポイントが貯まります。(還元率0.5%)

さらに支払いを他の電子マネーやクレジットカードにすれば、ポイント2重取りもできます。

例:ファミマで支払い
1.Tカードを提示する
200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)

2.電子マネーで支払う
楽天Edy・WAON・ユニコ:いずれも200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)

→合計ポイント還元率1%

iD・QUICPay・PiTaPaの場合は、紐付けたクレジットカードごとに、ポイント還元率が異なります。

一方でTマネーは、月間利用金額500円ごとに1ポイント(還元率0.2%)と低め。

利用するお店が、Tマネー加盟店でVポイント加盟店であれば、ポイント2重取りも可能です。

ただし同じファミリーマートでの支払いを比較しても0.3%分付与率が下がります。

例:ファミマで支払い
1.Tカードを提示する
200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)

2.Tマネーで支払う
500円ごとに1ポイント(還元率0.2%)

→合計ポイント還元率0.7%

iD・QUICPay・PiTaPaの場合は、紐付けたクレジットカードごとに、ポイント還元率が異なります。

ネットショッピングで買い物

ヤフーショッピングやLOHACOで利用しているYahoo! JAPAN IDに、Tカードの情報を追加すると、利用金額ごとにVポイントが付与されます。

さらに「Tモール経由」でYahoo!ショッピングやLOHACOを利用すると、通常のVポイントに加えて、200円ごとに1ポイント以上もらえます。

他にもTモールでは、百貨店や家電製品、ファッション、生活用品など、様々なジャンルのショッピングサイトが参加しています。

Tマネーは、ほとんどのネットショッピングサイトの支払いに使えません。

Vポイントが貯まるカードの利用

Tカードプラス

クレジット機能付きTカードは、カード利用金額に応じてVポイントが貯まります。

各提携先に応じた優待特典も付帯しており、よく利用するお店がさらに使いやすくなります。

例えば、Tカードプラスは「TSUTAYAでポイント3倍」になります。

他にもTSUTAYAの年1回の更新料が無料になるなど、普段からTSUTAYAレンタルを利用する人には見逃せないメリットも人気の理由です。

◆Tカードプラス

Tカードプラスのポイント還元率は0.5%(200円ごとに1ポイント)と、Vポイントカードと同等ですが、TSUTAYAユーザーにメリット大の1枚です。

TSUTAYAでポイント3倍、レンタル更新手続きが不要になります。

年会費は初年度無料、2年目以降は年1回以上の利用で無料です。

レンタル料金を1回でも支払えば、それだけで翌年度の年会費がタダになるのは嬉しいです。

その他、Vポイントが貯まるクレジットカードについては、下記の記事で詳しく比較しています。

ちなみに、Tマークの付いたクレジットカード(Tカードプラスなど)から、Tマネーへチャージも可能です。

ただし、カード利用によるポイントは一切貯まりません。

Tマネーをお得に使う方法はキャンペーンにあり

Tマネーは、ファミリーマートやTSUTAYA、ドラッグストアなど、Vポイント加盟店の一部で利用できます。

貯まるポイントは500円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.2%)と、他の共通ポイントや電子マネーと比較してかなり低いのがデメリットです。

そのため、Tマネーが使えるお店では、期間限定で「チャージするとVポイントプレゼント」「Tマネー支払いでポイント2倍」などのキャンペーンを実施しています。

ファミリーマート
毎週水・金曜に1,000円以上チャージすると5ポイント

TSUTAYA
毎週土曜に1,000円以上チャージすると5ポイント

例えば、ファミマで1,000円分の買い物をした時に

  • Tマネーチャージ&Vポイントカード提示+Tマネー支払い
  • Vポイントカード提示+電子マネー支払い

で貯まるポイント数の差は以下のようになります。

Tマネーチャージ&Vポイントカード提示+Tマネー支払い
チャージ分:5ポイント
提示分:5ポイント
支払い分:2ポイント
→合計12ポイント

Vポイントカード提示+電子マネー支払い
Vポイント:5ポイント
電子マネーポイント:5ポイント
→合計10ポイント

正直、かなり僅差です。

その他のキャンペーンで「Tマネー払いでポイント2倍」となれば、確実にTマネー支払いがお得になります。

そのため、なんのキャンペーンもない状況ではTマネーを利用する価値は、かなり低いです。

Vポイントの主な使いみち

貯まるポイント

貯まったVポイントはVポイント加盟店やネット通販の支払い以外にも、商品やANAのマイルの交換もできます。

お店やネットショッピングの支払いに使う

お店ではTカードを出して「Vポイントで支払います」と言えばOKです。 
Vポイント=1円相当で使えます。

Vポイント払いでも、利用金額に応じてVポイントが貯まります。

一部商品はポイントで購入ができません。

例えばファミリーマートでは、タバコ、切手、はがき、ギフトカード類、税金・保険料の支払いにVポイントが使えません。

商品と交換

Vポイントパークでは、ゲームやくじでVポイントを貯められる他、家電や生活雑貨、カタログギフトなどと交換受付も行なっています。

他社ポイントに交換

VポイントをANAマイルに交換

ANAのマイル(500pt→250マイル)

交換上限はありません。手続きから交換までは4日間かかります。

以前はSuicaへ交換可能でしたが、JR東日本グループのポイントが「JRE POINT」になった影響で、他社ポイントからの交換が不可になりました。

結論:Tカードは「ポイントカード」として使うのが賢い

Vポイント

Tカードは「ポイントカード」と「電子マネー」の2つの利用方法があります。

多くのポイントを貯めたいと思う人には、Tカードをポイントカードとして使い、Tマネー以外の電子マネーやクレジットカードで支払うのが最適です。

また特定のVポイント加盟店の利用が多い人は、優待特典つきのクレジットカードを持つことをおすすめします。

▼ファミマTカード:ファミマでポイント3倍▼

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
利用経験のある電子マネー、コード決済サービスは数十件以上。「たくさんあって何を選んでいいか分からない」というお悩みに答えるべく、キャッシュレス決済の上手な使い方を日々実践中。推しはSuicaとPayPayです。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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