Kyash(キャッシュ)
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
アプリ決済サービスKyash(キャッシュ)では、「VISAつきのプリペイドカード」と「個人送金」が利用できます。
VISAつきのプリペイドカードは、VISA加盟店での支払いに使えます。
ネット上の支払いに使える「バーチャルカード(アプリで即時発行)」と、実店舗で使える「リアルカード」の2種類があります。
15歳以上なら、本人確認書類の提出や審査なしで簡単に作れます。
年会費や発行手数料、口座維持手数料ともに無料です。
2019年9月末までは還元率2%(決済額からキャッシュバック)と、一般的なクレジットカードと比べても非常にお得でした。
10月からは決済額に応じてKyashポイントが貯まり、ポイント還元率は最大1%です。
キャッシュレス・消費者還元事業対象加盟店では、+2%または+5%のポイントが加算されます。
バーチャルカードは1分程度で簡単に発行できるため「お得なキャッシュレス決済を使ってみたい」と思う方におすすめの1枚です。
目次
Kyashの利用方法
Kyashの使い方は、主に3通りあります。
- VISAつきプリペイドカード(バーチャル/リアル)
- QUICPay(Google Payなど利用したかざして支払い)
- 個人間送金
Kyashを利用するには、App StoreやGoogle Playストアから「Kyashアプリ」をインストールします。
後は利用登録をすませれば、すぐにネット通販の支払いや個人間送金に使えます。
リアルカードは申込みから手元に届くまで、数日~数週間ほどかかります。
Kyash Visaカードの使い方
Kyash Visaカードは、オンライン決済で使える「バーチャルカード」と、実店舗で使える「リアルカード」の2種類が発行できます。
VISAつきプリペイドカードで支払うと、最大1%分のポイント還元が受けられます。
リアルカードの有無によって、Kyash Visaカードのポイント還元率が変わります。
- リアルカードあり:1%
- リアルカードなし:0.5%
一部の支払いはポイント還元対象外です。
- QUICPayの支払い
- 交通機関の支払い(きっぷ、乗車券、定期券、回数券、特急券など)
- モバイルSuicaアプリでの購入・チャージ(Google Pay経由を含む)
- 寄付、公共料金、税金、ふるさと納税、Yahoo!公金支払い
- 金券、商品券、有価証券などの購入
ネット通販での利用
支払い方法で「クレジットカード」を選び、Kyashアプリやリアルカードに記載の氏名やカード番号、セキュリティコードを入力します。
実店舗で利用
国際ブランドつきプリペイドカードは、クレジットカードと同じ決済システムを利用します。
そのため、Kyashのリアルカードを実店舗で使うときは「(クレジット)カードで支払います」と伝えます。
店員さんに「お支払い回数は?」と質問された場合は「1回で」と返します。
Kyash Visaカードでは、分割払いやリボ払い、ボーナス払いは使えません。
クレジットカードと違い、ICチップはついていません。
決済端末の溝にカードを差し込み、スライドすると支払いが完了します。
Google Payでかざして支払い
Kyash Visaカードは「Google Pay(グーグルペイ)」に対応しています。※Apple Payは非対応
Google Payとは、電子マネーやポイントカードを一括で管理・利用できるスマホ決済サービスです。
Google PayにKyash Visaカードを登録すると、QUICPayを利用したかざして支払いもできます。
QUICPayに対応するお店で「QUICPay支払いで」と言えば、かざして支払いができます。
さらにお店のポイントカードを提示すれば、そちらのポイントも貯められます。
QUICPayでは紐付けるカードによって、利用金額に応じたポイント還元が変わります。
残念ながら、Kyash Visaカードは、QUICPay利用によるポイント還元の対象外です。
2019年9月末までは、QUICPayの支払いもキャッシュバック対象だったので、お得度が下がりました。
ただし、キャッシュレス・ポイント還元のある店なら、2%または5%のポイント還元を受けられます。
Google Payの詳細はこちら:
Google Pay(旧:Android Pay)
Kyash Visaカードが使えない支払いと対処法
Kyash Visaカードでは、暗証番号の設定、月額料金の支払い、ETCカードの発行はできません。
暗証番号が必要な支払い
Kyash Visaカードでは、4ケタの暗証番号の設定ができません。
たとえば、駅の自動券売機では、カード決済時に暗証番号の入力が求められるので、Kyash Visaカードは使えません。
みどりの窓口などの有人窓口では、サインによる本人確認ができるため、そちらを利用します。
月額料金の支払い
毎月の継続的な支払いや、数ヶ月後に自動更新手続きが発生するサービスには使えません。
公共料金、保険料、電話料金、衛星放送・CATV視聴料、インターネットプロバイダー利用料、新聞購読料、月会費、通信教育費などが当てはまります。
これはほかのブランドプリペイドカードも同様で、どれも月額払いには非対応です。
口座引き落としにするか、月額払いに対応するデビットカードを登録するかします。
たとえば、PayPay銀行デビットカードや、楽天銀行デビットカードは「月額利用料金の支払いに利用可能」と明記しています。
ETCカードの発行
ETCカードがあると、高速道路や有料道路の料金所を、一時停止なしで通過と支払いができます。
基本的にETCカードは、クレジットカードの追加カードとして発行するのが大半です。
クレジットカードなしでETCカードを持つには、高速道路株式会社が共同で発行する「ETCパーソナルカード」を申し込みます。
デポジット(保証金)を支払えば、審査なしで発行できます。
もちろん、ETCカードならではの各種割引サービスや、ETCマイレージサービスも使えます。
諸事情でクレジットカードが作れない/持ちたくない方は、ETCパーソナルカードをおすすめします。
利用限度額は1回あたり最大5万円
一般的にプリペイドカードは利用限度額がありませんが、Kyashには利用制限が設けられています。
バーチャルカードのみ
1回:3万円
24時間:3万円
1ヶ月間:12万円
※本人認証がまだの場合は、3万円→5,000円、12万円→2万円に減額
リアルカードあり
1回:5万円
24時間:5万円
1ヶ月間:12万円
送金
送金限度額:1回5万円
送金上限:1ヶ月間10万円
送金できる人数:1回1人
請求できる人数:1回10人
特に注意したいのが、バーチャルカードのみ利用する場合の「1回あたり3万円」の金額です。
少し高額な家電製品やスマホ、趣味グッズなどを購入する際に、3万円では足りない事態が想定できます。
3万円以上の買い物をする際は、リアルカードを発行して、Kyashアプリで有効化すれば「1回5万円」まで増額できます。
申請から手元に届くまで、数日~2週間ほどかかるので、早めの手続きが肝心です。
またバーチャルカードとリアルカードでは、カード情報が異なります。
リアルカードをKyashアプリで有効化すると、バーチャルのカード番号が変更になります。
ネット通販などにKyashのカード情報を登録していた場合は、新しい情報に変更が必要です。
Kyashへのチャージ方法
Kyashは事前に入金した金額だけ、支払いや送金に使えます。
チャージ方法には、クレジットカード(デビットカードもOK)、コンビニ、銀行ATM(ペイジー)が利用できます。
クレジットカードを利用したKyashへのチャージは、ポイント還元対象です。
「クレジットカードでチャージ+Kyashで支払い」を組み合わせると、ポイント2重取りができます。
コンビニや銀行でのチャージは、現金だけの取り扱いになり、チャージによる旨味はありません。
クレジットカードで自動・その都度チャージ
Kyashの支払い方法として、クレジットカード(VISA、Mastercard)と、デビットカードを登録できます。
チャージ方法は「自動」と「その都度」が使えます。
- 自動チャージ
- 支払い・送金時にKyashの残額が不足していた場合、登録したカードから自動的に不足分がチャージされる
- その都度チャージ
- 希望するチャージ金額を選択して、手動でチャージする
チャージ金額は、各カードの引き落とし口座から支払われます(クレジットカード:カード会社の引き落とし日、デビットカード:即時)。
もちろん、Kyashにチャージした金額は、各カードのポイント還元対象です。
チャージに利用するカードはポイント還元率の高いものを登録すると、お得に活用できます。
クレジットカード編:
ポイント還元率で選ぶ!お得なクレジットカードランキングTOP6
デビットカード編:
【2018年度】還元率の高いデビットカードは?キャッシュバック率ランキング
ちなみに、VISAやMastercardのプリペイドカードは登録できません。
- VISAつきプリペイドカードの例
- バンドルカード、Vプリカ、ソフトバンクカード
- Mastercardつきプリペイドカードの例
- au PAY プリペイドカード
カードは5枚まで登録可能で、買い物に応じたカードの使い分けもできます。
たとえば「自分用の買い物なので、プライベートなクレジットカードから支払う」、「この買い物は日用品だから、生活口座(デビットカード)で支払いをする」と使い分けるなど。
コンビニ・セブン銀行ATMで現金チャージ
セブンイレブンではセブン銀行ATMからチャージできます。
- セブン銀行ATMで「スマートフォンでの取引」を選択
- Kyashアプリで「セブン銀行ATM」→「QRコードをスキャン」をタップ
- QRコードをカメラ機能で読み取る
- 希望のチャージ金額を現金で入金
- Kyashアプリでチャージ残高を確認
ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマートでは、コンビニ端末で申込書を発券後、レジでチャージをします。
- Kyashアプリで希望するチャージ金額を申し込む
- コンビニ端末で申込書を発券
- レジで現金を支払う
- Kyashアプリでチャージ残高を確認
LINE Payのような「アプリ画面にバーコードやQRコードを表示して、レジのスキャナーで読み取る」や「リアルカードを決済端末に差し込む」方式でのチャージには対応していません。
2020年にはICチップ・コンタクトレス対応に
Kyashは「個人送金」と「VISAつきプリペイドカード」という2面性のある決済サービスです。
実際によく使われているのは、VISAつきプリペイドカードのサービスです。
VISAは国内・世界・ネット通販ともにNo.1シェアを誇る決済システム会社です。
「クレジットカード使えます」のお店であれば、ほぼ間違いなく使えます。
ポイント還元率最大1%は、ほかのプリペイドカードと比較しても格段にお得です。
年会費無料でポイント還元率の高いクレジットカードは1%が多いので、それと見劣りしません。
Kyashの支払い方法にポイント1.2%還元のクレジットカードを登録すれば、実質2.2%OFFで買い物できます。
毎日の買い物が1%以上値引きになるのは、利用しないと損です。
さらに2020年には新しいKyash Cardを提供予定です。
新しいKyash Cardのイラストには、ICチップと非接触決済のマークがついています。
そのため、今までのリアルカードではできなかった
- 暗証番号を利用した決済
- Visaのタッチ決済(端末にカードをかざすと決済が完了)
が使える可能性が高いです。
ほかのブランドプリペイドカードよりも、幅広い用途での使い方が期待できます。
同じVisaプリカであるバンドルカードとの違いは、下記の記事でくわしく解説しています。