バンドルカードとKyashのメリットデメリットは?Visaプリペイドカード比較
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バンドルカードとKyash(キャッシュ)は、いずれもVisaつきプリペイドカードとして利用できます。
アプリでバーチャルカードを発行して、チャージ(入金)すると、ネット上の支払いに使えます。
さらにリアルカードがあれば、街のお店の支払いにも活用できます。
バーチャル・リアルカードの発行は、Kyash、バンドルカードともに年齢制限はありません。
そのため、クレジットカードを持てない10代や学生も多く利用しています。
目次
バンドルカードとKyashの共通点
まずはバンドルカードとKyashの共通点を見ていきます。
VISA加盟店の支払いに使える
ブランドプリペイドカード決済の仕組みは、クレジットカードと同じです。
Visa加盟店(Visaブランドのクレジットカードが使えるお店)なら、月額サービスなど一部を除いて支払いが可能です。
またバンドルカードとKyashは、キャッシュレス・消費者還元事業に参加しています。
登録加盟店での買い物で、2%または5%のポイント還元が受けられます。
バーチャルカードは本人確認の必要なし
クレジットカードを発行する際は、本人確認証明書の提出が求められます。
(郵送申し込みの場合はコピーを添付、WEB申し込みはネットにアップロードや受取時に確認など)
バンドルカードやKyashでは、アプリ上の利用登録だけで済み、すぐにクレジットカードと同じように使えます。
通常のポイント還元はKyashのみ
- バンドルカード:ポイントなし
- Kyash:最大1%還元
Kyashでは利用金額に応じたポイントが最大1%貯まります。
2019年9月末までは2%キャッシュバックでしたが、現在は最大1%のポイント還元へ改悪になりました。
それでも、プリペイドカードでポイント還元率が最大1%もあるのは、かなり優秀な方です。
さらに、Kyashのチャージにクレジットカードやプリペイドカードを利用すれば、ポイント2重取りもできます。
Kyashのポイント還元率は、リアルカードの有無で変わります。
- リアルカードあり:1%
- リアルカードなし:0.5%
Kyashでリアルカードを発行する際の手数料は無料です。
リアルカード発行時の本人確認と発行手数料
バンドルカード、Kyashともに、リアルカードを発行できます。
リアルカードとは、実店舗の支払いに使えるプラスチックカードのことです。
Visa加盟店で「カード払いで」と伝えて、カードを決済端末にスライドさせると、お会計が完了します。
(利用金額やお店によっては、サインが必要になる場合があります。)
支払い回数は「1回」のみで、分割払いやリボ払いなど、ほかの支払い方法は利用できません。
バンドルカードとKyashでは、リアルカードを発行する際の本人確認と手数料の有無が異なります。
バンドルカード | Kyash | |
---|---|---|
本人確認 | バンドルカードリアル:不要 バンドルカードリアル+:必要 |
不要 |
発行手数料 | バンドルカードリアル:300円 バンドルカードリアル+:600円 |
無料 |
バンドルカードリアル+(プラス)とは、バンドルカードのバージョンアップ版です。
残高上限が100万円にアップしたり、海外の実店舗やガソリンスタンド、ホテルなどでも使えたりします。
クレジットカードとほぼ同様に使えるため、本人確認手続きとして、氏名や住所、生年月日が写った画像の提出が必要になります。
本人確認書類は、パスポート、マイナンバーカード、運転免許証などが使えます。
(住民基本台帳カード、マイナンバー通知カード、生徒手帳は対象外)
利用金額の支払い(チャージ)方法を比較
クレジットカードは銀行口座を登録して、後日、利用金額を口座残高から引き落とします。
一方のプリペイドカードは利用前のチャージ(入金)が必要です。
バンドルカードとKyashは、以下のチャージ手段に対応しています。
バンドルカード | Kyash | |
---|---|---|
コンビニ | レジで直接:ファミリーマート コンビニ端末:ローソン、ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキ |
コンビニ端末:ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、セイコーマート |
セブン銀行ATM | ○ | ○ |
クレジットカード | ○(Visa/Mastercard) | ○(Visa/Mastercard) |
ドコモ払い | ○ | × |
ネットバンキング | ○ | ○ |
ビットコイン | ○ | × |
チャージ方法が多いのはバンドルカードです。
特にファミリーマートでは、レジで直接チャージが可能なので、端末操作する手間が省けます。
バンドルカードは後払いが使える
プリペイドカードは、基本的に事前にチャージした金額分しか支払いに使えません。
バンドルカードは、プリペイドカードとしては珍しく後払いに対応しています。
ポチっとチャージでは、1回あたり3,000円~上限額(5万円)まで、チャージが可能です。
ポチっとチャージの利用金額は、翌月末までにコンビニやネット銀行、銀行ATMから入金をします。
クレジットカードの「繰上返済」と近い支払い方法です。
手元にお金がないときや、コンビニまでチャージする時間がないときに、ポチっとチャージを利用すれば、すぐにバンドルカードで支払いができます。
ただし、ポチっとチャージを利用する場合、チャージした金額に応じた手数料がかかります。
- 3,000円~1万円:510円
- 11,000円~2万円:815円
- 21,000円~3万円:1,170円
- 31,000円~4万円:1,525円
- 41,000円~5万円:1,830円
そのため、チャージ金額+手数料を、翌月末までに入金する必要があります。
一般的なクレジットカードのキャッシングと比較しても割高なので、緊急の要件以外には使わない方が賢明です。
またドコモユーザーは「ドコモ払い」で、携帯料金と一緒にチャージ代金の支払いもできます。
ただし、ポチっとチャージと同様に、チャージ1回ごとに手数料が300円~かかります。
- 5,000円未満:330円
- 5,000円以上:チャージ金額の6.15%
バンドルカードの後払いは「お金がないときでも支払いができるが手数料は割高」と覚えておいてください。
Kyashは個人間送金が使える
KyashはVisaつきプリペイドカード以外にも、Kyash利用者との送金機能が利用できます。
「貸したお金を返したい/集金したい」「飲み会の割り勘代を支払いたい」「お小遣いを受け取りたい」というときに、気軽にネット上でやり取りできます。
送金限度額:1回5万円以下
送金上限:1ヶ月間10万円
送金できる人数:1回1人
請求できる人数:1回10人
残念ながら、Kyash残高を銀行口座に戻す(出金)ことはできません。
これはKyashがクレジットカードとの紐づけが可能なことが理由に考えられます。
銀行口座への出金が可能だと「与信の現金化」として、法律に引っかかるためです。
残高を出金したい場合は「pring(プリン)」が、手数料無料で使いやすいです。
ポイント還元がある限りKyash一択
バンドルカードとKyashは、どちらもVisaつきのプリペイドカードです。
そのため、基本的な使い方、特にネット利用に関しては両方とも大きな差がありません。
ただし、バンドルカードのリアルカードは発行手数料が有料、ポイント制度がなく、全体的な使い勝手の良さはKyashに軍配が上がります。
やはりポイント最大1%還元は魅力的です。
クレジットカードと紐づければ、得られるポイントは何倍にも増えます。
さらに、2020年にはICチップやVisaのタッチ決済に対応した、新しいKyash Card(リアルカード)の発行を予定しています。
従来のVISAプリペイドカードよりも、幅広く活用できる1枚になることは間違いありません。
バンドルカードとKyashは、各種プリペイドカードや電子マネーのチャージには使えません。
それぞれのプリペイドカードや電子マネーと相性の良い、クレジットカードの利用をおすすめします。
たとえば、電子マネーnanacoは、リクルートカードやセブンカード・プラスなどの特定のカードからチャージすると、金額に応じたポイントが貯まります。