KyashとLINE Payはどっちが使える?使い方、チャージ方法を比較

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KyashとLINEペイ

Kyash(キャッシュ)LINE Pay(ラインペイ)は、いずれも国際ブランド付きプリペイドカードと送金機能が利用できます。

どちらも利用者が多く、知名度の高い決済・送金サービスですが、内容や使い勝手は微妙に異なります。

具体的にどのような違いが、KyashとLINEペイにあるのか比較してみました。

Kyash LINE Pay
入会金・年会費 無料 無料
リアルカード発行手数料 無料 無料
本人確認 不要 必要
決済方法 オンライン、リアルカード、QUICPay(Google Pay) オンライン、リアルカード、QUICPay(Google Pay)、コード決済、請求書
チャージ方法 クレジットカード、コンビニ、銀行ATM(ペイジー/セブン銀行) 銀行口座、コンビニ、銀行ATM
リアルカード VISA付きプリペイドカード JCB付きプリペイドカード
還元率 2% 0.5~2%
(2019年7月まで上記に+3%)
送金の利用限度 1回5万円以下、1ヶ月10万円 1日/1回 10万円
残高の出金 不可能 可能

※金額・手数料表記はすべて税込です。

年会費などは一切無料で使える

年会費無料

KyashとLINE Payはどちらも入会金、年会費、リアルカード発行手数料、口座維持手数料無料です。

バンドルカードはリアルカード発行手数料が300円、Vプリカはカード休眠維持費が月額125円かかることを考えても、かなり使い勝手が良いです。

LINE Payは送金、残高を口座に戻す(出金)に本人確認が必要になります。

これはLINE Payの送金や出金を利用する際は「資金移動業」になる関係で、銀行口座の登録による本人確認が必要です。

本人確認をすることで、決済サービス利用時の上限金額も上がります。

ちなみに銀行口座に戻す際は、手数料が220円かかります。

同じ送金サービスでもpring(プリン)は出金の手数料が無料なため「仕送りやお小遣いなど、大きな金額は銀行口座に入金したい」と思う人に使いやすいです。

一方のKyashは残高の出金はできませんが、本人確認が必要ないです。

クレジットカードの登録やコンビニ・銀行ATMからの現金チャージにて、気軽に個人間送金を利用できます。

ちなみにKyashで出金ができないのはKyashのチャージ方法に「クレジットカード」を利用する兼ね合いが関係します。

クレジットカードからチャージしたKyash残高を出金できるようにすると「与信の現金化」となり、法律に引っかかるからです。

決済方法と使えるお店に差あり

ネット通販と実店舗

KyashとLINE Payでは、支払い方法と使えるお店が微妙に異なります。

Kyash
オンライン決済:VISA加盟店
リアルカード決済:VISA加盟店
Google Pay:QUICPay加盟店

LINE Pay
オンライン決済:JCB加盟店、LINE Pay加盟店
コード決済(バーコード/QRコード):LINE Pay加盟店
リアルカード決済:JCB加盟店
請求書支払い:LINE Pay加盟店

KyashはVISAブランド付きのプリペイドカード、LINE PayカードはJCBブランド付きのプリペイドカードとして、バーチャルカードは「オンライン決済」、リアルカードは「実店舗」で各加盟店の支払いに使えます。

Kyashをネット通販で利用

ネットでの支払いの際は「クレジットカード」を選び、アプリに記載されたカード番号や名義人、有効期限、セキュリティコードを入力します。

実店舗の買い物には「カードで支払います」と伝えて、決済端末の溝部分にカードをスライドさせることで会計が完了します。

ICチップが付いていないので、両方のカードともに『差し込んで支払い』には対応していません。

もちろん海外でも利用OKですが、LINE Payカードは本人確認前だと使えません。

POINT:海外ではVISA優勢

ちなみに日本国内で支払う際は気になりませんが、海外は圧倒的にVISAが優勢です。

JCBは台湾や韓国、ハワイなど日本人旅行者がよく訪れる場所では良いのですが、それ以外の地域になると全く使えない場面に多々出くわします。

「どこでも1枚のカードで支払いを完了したい」と思う人には、Kyashをおすすめします。

Kyashはかざして支払い、LINE Payはコード決済

スマホ決済サービス

LINE PayはバーコードやQRコードを利用したコード決済にも対応しています。

アプリ上に表示したバーコードをお店の読み取り機でスキャンすることで、支払いが完了するため、よりスピーディーな買い物ができます。

LINE Payのコード決済が使えるお店
ローソン、ゲオ、セカンドストリート、LOFT、阪急・阪神百貨店、ビッグエコー、ジャンカラなど

Google PayのQUICPayにはどちらも使える

おサイフケータイに対応したAndroidスマホに限定されますが、Google Payを利用したQUICPayによる「かざして支払い」にKyashやLINE Payを登録できます。

Google Pay(グーグルペイ)とは複数の電子マネーやポイントカードを、1つのアプリで管理・利用できるグーグル社の決済サービスです。

スマホを利用した同じような決済サービスでも、LINE Pay加盟店とQUICPay加盟店では、圧倒的に後者の方が多いです。

そのため、AndroidユーザーはQUICPayを利用することで、さらに使い勝手が良くなると思います。

両方ともApple Payでは使えない

Apple Pay

iPhone7以降の機種では、Apple Pay(アップルペイ)に、クレジットカードや国際ブランド付きプリペイドカードを登録することで「かざして支払い」ができるようになりました。

ただし登録可能な国際ブランド付きプリペイドカードは「au PAY プリペイドカード」や「ソフトバンクカード」、「dカードプリペイド」に限定されています。

そのため、KyashやLINE PayのリアルカードをApple Payに登録して支払いに活用はできません。

他にも、実際に利用する機会は少ないと思いますが、LINEペイにはLINE Pay請求書支払いの機能もあります。

公共料金や通販の請求書に印刷されたバーコードを、バーコードリーダーで読み取り、該当の金額をLINE Payから支払いが可能です。

いずれの決済方法もクレジットカードとは違い、事前にチャージした金額しか支払いに使えず、即時チャージ残高が減るようになっています。

ポイント還元率はLINE Payの方が高い(2019年7月末まで)

貯まるポイント

LINE Payでは「マイカラー制度」という会員ランク付けにより、毎月の利用金額や送金人数に応じて付与されるポイント還元率が異なります。

ポイント還元率 適用条件
グリーン 2% 決済金額:10万円以上
送金:5人
ブルー 1% 決済金額:5万円~10万円未満
送金:3人
レッド 0.8% 決済金額:1万円~5万円未満
送金:1人
ホワイト 0.5% 決済金額:0~1万円未満
送金:0人

2019年7月末までは、元々のポイント還元率に+3%されるので、例えば1ヶ月の決済金額が1万円未満&送金人数が0人でもポイント還元率は3.5%になります。

一方、Kyashにはランク制度がなく、いつでも2%還元でキャッシュバックされます。

ただし、プリペイド型電子マネー(WAON、nanaco、楽天Edy)へのチャージや、寄付金、税金や公共料金の支払いなどは還元の対象外です。

ちなみに、モバイルSuicaへのチャージは1回6,000円以上であれば対象になります。

そのため、2019年10月以降もKyashの2%還元が継続していた場合は、Kyashに切り替えた方が得られるメリットが大きいです。

Kyashはカードと紐付けた自動チャージがお得で便利

visa、mastercard

KyashはVISAやMastercardブランドのクレジットカードやデビットカードを、利用金額の支払い元に登録できます。

カードを登録するメリットは、決済や送金時にKyash残高が不足していた場合、自動的に不足分がチャージされることです。

事前チャージの手間がなく、さらにチャージ金額に応じたカード会社のポイントも貯まります。

一方のLINEペイは、クレジットカードの登録はできますが、支払いに使えるのはLINE STOREやLINEタクシーなど、LINEサービスに限定されています。

Kyashの2%還元を活かしたポイント3重取りの方法

クレジットカードでポイント獲得

Kyashは「クレジットカード→Kyash→スマホ決済サービス」というようにKyash経由をすることで、ポイント3重取り&ポイント還元率+2%が可能になります。

このテクニックが使えるスマホ決済サービスは「楽天ペイ」と「PayPay(ペイペイ)」が有名です。

例えば、Kyashの支払い元に楽天カードを登録、楽天ペイに(楽天カードと紐付けた)Kyashを登録すれば、楽天ペイ支払い時に3.5%の還元が受けられます。

・楽天カードでKyashにチャージする(1%還元:楽天ポイント)
・Kyashを利用して楽天ペイで支払う
→Kyash利用分(2%還元:Kyash残高)
→楽天ペイ利用分(0.5%還元:楽天ポイント)
——————————————
合計:3.5%還元

楽天ペイやPayPayは、コンビニやドラッグストア、白木屋、ワタミなど、様々なジャンルのお店の支払いに活用できます。

Kyashの支払い元に、ポイント還元率の高いクレジットカード(VISA/Mastercard)を登録すれば、得られるポイントも多くなります。

例えば、年会費永久無料でポイント還元率が1.25%のクレジットカードとしてREXカードが人気が高いです。

REXカード

カード利用で貯まったポイントは、請求額から値引きされる「Jデポ」に交換可能なので、ポイントの使いみちに困りません。

送金機能の使い勝手は大きく変わらない

KyashとLINE Payの送金機能は、いずれもアプリを利用している相手と1対1で送金や集金が行なえます。

Kyashは本人確認が必要なく、カード登録や現金チャージ(コンビニ、セブン銀行、銀行ATM)で簡単に送金が可能です。

ただし銀行口座への出金はできないので、受け取ったお金はVISA加盟店やGoogle PayのQUICPayで使うしか消費する方法がありません。

一方のLINE Payは本人確認のための口座登録が必要になりますが、元々LINEを使っている人が多数なので気軽に利用しやすいというメリットがあります。

KyashとLINE Payはどちらを選ぶべき?

管理人はこう思う

様々な角度からメリット・デメリットを見てきましたが「KyashとLINE Payはどちらを選ぶべき?」の結論は以下のようになりました。

・クレジットカードや他の支払い方法と紐付けて、多くのポイントを貯めたいならばKyash
・1つのスマホ決済サービスで色々なお店で使いたいと思うならばLINE Pay

スマホ決済サービスに求めるものは、人それぞれ違うので「何のメリットを優先させたいか」で、最終的にKyashかLINE Payを使うかどうか決めれば良いと思います。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
利用経験のある電子マネー、コード決済サービスは数十件以上。「たくさんあって何を選んでいいか分からない」というお悩みに答えるべく、キャッシュレス決済の上手な使い方を日々実践中。推しはSuicaとPayPayです。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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