【後払い比較】atone(アトネ)の使い方とNP後払い、Paidy(ペイディー)の違いは?翌月まとめて支払いでポイント充当もOK
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atone(アトネ)とNP後払いは、主にネットショップで使える後払い決済サービスです。
クレジットカードの使い過ぎや不正利用が怖い方に、atoneやNP後払いが利用されています。
ネット通販で注文後、先払いなしで、すぐに商品を発送してもらえるのは「代金引換」と「後払い」です。
代金引換だと不在時に受け取れませんが、後払いを利用すると宅配ボックスに留置が可能です。
atoneとNP後払いともに、同じ株式会社ネットプロテクションズの後払いサービスですが、それぞれ使えるお店や利用方法が違います。
今回は後払い決済サービスの「atone」と「NP後払い」、「paidy(ペイディー)」の違いを比較します。利用する際の参考になれば幸いです。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
atone(アトネ)の特徴とNP後払いの違い
atone(アトネ)とNP後払いの特徴を表にしてまとめてみました。
atone | NP後払い | |
---|---|---|
スマホ | パソコン、スマホ、FAX | |
会員登録 | 必要 | 不要 |
支払い期限 | 月末締め、翌月20日までに支払い | 請求書の発行後14日以内 |
費用 | 利用月のみ209円 | 買い物ごとに0円~数百円 |
最大金額 | 50,000円 | 55,000円 |
支払い方法 | 翌月まとめて払い コンビニ、口座振替、LINE Pay |
請求書が来るたびに支払い コンビニ、郵便局、銀行振込、LINE Pay |
NPポイントの利用 | 割引 | 商品と交換 |
利用明細 | アプリから確認 | 請求書で確認 NP会員は専用サイトでも確認可 |
利用可否 | 注文時に自身で与信確認 | 注文後ショップ側で与信手続き |
利用明細 | アプリから確認 | 請求書で確認 NP会員は専用サイトでも確認可 |
利用前に会員登録が必要
atoneを利用するには、事前に会員登録が必要です。
会員登録をすると、次回からのatoneでの支払いは「ポイント利用の有無」と「確認」の画面だけで済むので、スムーズに注文できます。
ちなみにatoneに会員登録すると、NP会員登録も完了します。
注文完了前に後払い利用の可否が分かる
ネットショップの支払いにatoneを使うときの流れは、以下のようになります。
- 支払い方法に「atone」を選ぶ
- 決済サイトに移動してサインインする
- 利用するポイント数を選択。注文内容を確定する
- 後日、atoneの請求書が登録先の住所に届く
- コンビニや郵便局、銀行振替、LINE Payで代金を支払う
NP後払いでは、注文後、ショップ側が与信審査を行い、後払いの利用の可否を決めます。
与信審査とは「注文者に返済能力があるかどうかを審査すること」です。
申請内容に虚偽があったり、以前の支払いが滞っていたりすると「注文者に信用がない」と見なされて、後払いが使えません。
審査結果でNGが出た場合は、注文自体がキャンセルになり、再注文と別の支払い方法を選択する必要があります。
そのため、注文者・ショップ側ともに手間が多く、注文から発送までに時間がかかるのがデメリットでした。
atoneでは注文手続きの段階で与信確認ができます。
後払いがNGになっても、すぐに代引きなどの別の支払い方法に切り替えられるので、買い時を逃しません。
街のお店の支払いもOK
atoneはネットショップだけではなく、実店舗の支払いにも使えます。
アプリの「コード決済」を選択して、レジで掲示されたQRコードを読み取ることで、決済が完了します。
- 2nd STREET
- unicase
- とらのあな
欲しい商品があるけど、手持ちのお金だと足りない場合、atoneを利用すれば、クレジットカードがなくても後払いにできます。
特に一点物のアイテムだと、次に来店したときにはない可能性も高いので、atoneを利用する価値は高くなります。
翌月にまとめて支払えて手数料が安い
atoneとNP後払いでは、支払いの頻度と支払うまでの期日が異なります。
- atone
- 月1回支払い(月末締め)
翌月20日までに一括で支払う - NP後払い
- 請求書が届くたびに支払い
請求書発行後、14日以内に支払う
atoneは毎月1日~末日に利用した分を、翌月20日までにまとめて支払います。
スマホからatoneの利用明細を見られるので、自分が今までいくら使ったのかも確認できます。
月に何度もネットショップで買い物をする人も、払い忘れの心配がありません。
NP後払いは、ネットショップ利用のたびに請求書が届き、請求書発行日から14日以内に支払う必要があります。
そのため、atoneはクレジットカードに近い使い方ができ、お小遣いや給料が入ってから支払いができます。
またNP後払いは1件ごとに手数料がかかり、金額は無料~200円です(店舗によって手数料が異なります)。
一方、atoneは利用した月のみ、請求書代金として209円だけで済むので、手数料の節約にもなります。
atone・NP後払いともに、商品代金と費用は、コンビニ、郵便局、銀行振込、LINE Pay請求書支払いで精算します。
LINE Pay請求書支払いは、請求書のバーコードをLINE Payアプリから読み取ることで、スマホから支払いが可能なサービスです。
自宅に居ながら精算ができるので、支払いのためにわざわざ外出する必要もありません。
LINE Payの使い方は下記記事で詳しく説明しています。
LINE Payの詳細
LINE Pay
貯まったポイントを支払いに使える
atoneとNP後払いでは、利用金額に応じてNPポイントが貯まります。
NPポイントは200円ごとに1ポイント付与で、1ポイント=1円相当の価値があります。
ポイント還元率は0.5%と、一般的なクレジットカードの還元率と同じです。
atoneで支払う場合、NPポイントを1ポイント=1円として支払いに使えます。
他店舗の支払いで貯まったポイントを、今回の支払いに使えるのがメリットです。
NP後払いではポイントを充当できず、貯まったNPポイントの使いみちは、商品との交換に限定されます。
Paidyは事前登録不要で分割払いOK
ECサイトで利用できる後払い決済サービスには「Paidy(ペイディー)」もあります。
atoneと同じように、今月利用した代金を、翌月にまとめて支払えます。
atone | paidy | |
---|---|---|
会員登録 | 必要 | 不要 |
支払い方法 | コンビニ、郵便局、口座振替、LINE Pay請求書支払い | コンビニ、銀行振込、口座振替 |
最大金額 | 50,000円 | 設定なし。与信で異なる |
支払い期限 | 月末締め、翌月20日までに支払い | 月末締め、翌月10日までに支払い |
費用 | 209円 | 銀行振替、口座振替:無料 コンビニ払い:350円 |
分割払い | 不可 | 15,000円以上の買い物で可能(3回~36回) ※別途手数料がかかる |
ポイント | NRポイント | なし |
atoneと比較した場合のPaidyのメリット・デメリットをまとめました。
- メリット
- ・事前登録が不要(メールアドレスと電話番号だけでOK)
・与信により支払いに使える金額が異なる
・分割払いが使える - デメリット
- ・後払いの精算をコンビニ払いにすると割高
・利用金額に応じたポイントが貯まらない
ネットショップの支払い方法で後払いサービスに対応している場合、基本的にatoneとPaidyの両方は使えません。
どちらか一方の後払い決済を利用する形になり、そのときに「atoneとPaidyは違うサービスなんだ」と思う程度で充分かと思います。
仮に、同じECサイトで、atoneとNP後払い、Paidyが使える場合、最も費用が安く済むのはatone(アトネ)です。
NP後払いは決済手数料が無料なとき以外は、1件あたり約200円かかります。何度も買い物をすると手数料がかさみます。
分割払いを利用したいならば、Paidy一択です。
もちろん、分割払い利用による金利(手数料)がかかるので、無理のない使い方をしてください。
ちなみに、フリマアプリ「メルカリ」でも、メルペイあと払いという後払いサービスがあります。
メルペイあと払いは手数料が300円かかるので、クレジットカード利用ができない方は、ブランドプリペイドカードでの支払いがおすすめです。