T-MONEY(Tマネー)
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国内で最も普及している共通ポイントといえば「Vポイント」です。
VポイントはファミリーマートやTSUTAYAなど、多くのVポイント加盟店で貯められて、1ポイント=1円で支払いに使えます。
そのVポイントを、現金で買うことができたら?
その発想で生まれたのが、電子マネーのT-MONEY(Tマネー)です。
手持ちのTカードにチャージすることで「Tマネー」として使えます。
Tカードを1枚持っていれば現金は不要、カードを使ってそのまま買い物ができるので便利です。
もちろん、Tマネーの支払い金額に応じて「Vポイント」が貯まります。
レジでの合言葉は「T-MONEYで払います」。
目次
TカードでTマネー支払いができる
TマネーはTカードに搭載する電子マネーです。
基本的に手持ちのTカードやTカード機能付きクレジットカードに、レジやTサイトからチャージすることで、Tマネーが使えるようになります。
またスマホでTカードが使える「モバイルTカード」もTマネーに対応していますが、一部のTマネー加盟店では利用できないので注意してください。
ちなみにTカードの中には、Tマネーが利用できないカードも一部存在します。
- 2014年6月以降に発行されて、裏面にTマネーに関する記載がない
- 情報登録が必要なTカードで情報登録が完了していない
- Tカードが有効期限切れ
- ソフトバンクカード(プリペイド機能付きTカード)
- 妖怪ウォッチデザイン
- HAPPY GO提携店
- 台湾TSUTAYA BOOKSTORE
手持ちのTカードがTマネーに対応していない場合は、新規でTカードを発行する必要があります。
Tマネーが使えるお店
コンビニ
ファミリーマート
スーパー
東急ストア/フエンテ、タウンプラザかねひで
生活
TSUTAYA、蔦屋書店
ドラッグストア
ウエルシア、ハックドラック、マルエドラッグ、ドラッグイレブン、ドラッグユタカ
Vポイント加盟店は非常に多いのですが、Tマネーが使えるお店(Tマネー加盟店)は限られています。
すべてのVポイント加盟店で、Tマネー支払いが使えるわけではないので、利用の際は注意が必要です。
最も利用する機会が多いのは、ファミリーマートとTSUTAYAだと思います。
ファミマとTSUTAYAではTマネー利用キャンペーンを定期的に実施しており「特定曜日にTマネーをチャージするとVポイント付与」など、お得に使えるように取り組んでいます。
利用金額に応じてVポイントが貯まる
Tマネーの月間利用額500円ごとに1ポイントが貯まります。(還元率0.2%)
もちろん、Vポイント加盟店では、Tカード提示+Tマネー支払いでポイント2重取りも可能です。
ポイント還元はVポイントなので、貯めたポイントはVポイント加盟店での支払いに使えます。
電子マネー支払いによる還元率が0.2%に留まるため、その他の電子マネーと比較すると還元率は低めです。
Vポイント加盟店では、素直に「Tカード提示+その他電子マネーまたはクレジットカード払い」にした方が、得られるポイントが多くなります。
あくまでもTマネーは「現金払いよりもお得」程度に考えておくのが良いと思います。
Tマネーのチャージ方法
Tマネーはプリペイド式(前払い式)の電子マネーなので、使う前にチャージが必要です。(チャージ可能額は最大3万円)
チャージ方法には、現金、クレジットカード、Tマネーギフトカードが使えます。
Tマネーの有効期限は10年間と長く、有効期限を気にすることなく使えます。
レジで現金チャージ
Tマネー加盟店のレジで、店員さんに「Tマネーにチャージをお願いします」と言って、Tカードと現金を出します。
現金チャージは1,000円から行なえます。
ファミリーマートでは、毎週水・金曜にTマネーをチャージすると、Vポイントが5ptもらえるキャンペーンを実施しています。
「Tマネーチャージ&Vポイントカード提示+Tマネー支払い」にすると、獲得できるVポイントも増えるので、キャンペーンは是非とも活用したい所です。
ネット経由でクレジットチャージ
クレジット機能付きTカードでTマネーを利用する場合は、クレジットカードからチャージが可能です。
T-POINTサイトのTマネー情報から「クレジットチャージ」と「オートチャージ」の手続きが行なえます。
クレジットチャージ:希望するチャージ金額を申し込むことで、即時、Tカードにチャージされる。
オートチャージ:支払いでTマネー残高が設定金額以下になった場合、一定金額が自動的にチャージされる。
いずれも登録したクレジット機能付きTカードからチャージ代金が支払われます。
他のプリペイド型電子マネーとは違い、クレジットカードからチャージしてもポイントは貯まりません。
Tマネーギフトカードからチャージ
Tマネーギフトカードは主にプレゼント用として使われていますが、自分用に買ってTカードにチャージも可能です。
TSUTAYA(3,000円、5,000円、10,000円)や、ファミリーマート(3,000円~3万円)にて購入できます。
購入後、こちらのページより、チャージを行います。この際、Tカードと紐付けているYahoo! JAPAN IDが必要となります。
後は、Tマネーギフトカードの裏面に記載されているPINコードを入力して、チャージ完了です。
Tマネーギフトカードは残念ながら、クレジットカードを使って購入したり、購入時にTカードを提示してもVポイントは付与されません。
つまり、いわゆる「二重取り」はできない仕組みになっています。
現状、Tマネーを利用するメリットが少ない
現時点では、ポイント還元率、使いやすさ、使える場所のすべてで、利用するメリットを見出しにくい電子マネーです。
Vポイント加盟店では、引き続き「Tカード提示+その他電子マネーまたはクレジットカード支払い」がお得感があります。
ただし、TマネーがVポイントの直系電子マネーなので、今後すべてのVポイント加盟店で使えるようになれば、まだ状況は変わるように思います。
ちなみに韓国企業が同じ「T-money」の名称で電子マネーを展開しています。
こちらは、大韓民国・ソウル特別市が出資を行なっている企業が運営しており「韓国版のSuica」と言えるほど有名です。
同じ名前の電子マネーですが、相互利用はできないので注意してください。
Tマネーは基本ポイント還元率が0.2%と低いのがデメリットです。