クレジットカード初心者は三井住友カードとJCBカードどちらを選ぶべき?
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数あるクレジットカードのなかでも有名なのが、三井住友カードとJCBカードです。
どちらも知名度が高く、クレジットカードの基本的な機能を備えています。
優待特典などを見ても、お得感はそれほど感じにくいのですが、三井住友カードとJCBカードともに、育てる楽しみがあります。
そのため「将来的にゴールドカードやプラチナカードを持ちたい」と考える人に、人気のあるカードです。
今回は、定番中の定番である三井住友カードとJCBカードの比較と、選ぶメリット・デメリットについてまとめます。
目次
国際ブランドの違い
各カードの対応国際ブランド
三井住友カード:Visa、Mastercard®
JCBカード:JCB
三井住友カードは、日本で初めてVisaカードを発行したカード会社です。
Visaは国内・世界・ネット通販問わず、No.1のシェアを誇ります。
日本でクレジットカードを使う分には、VisaとJCBで大きな差を感じにくいのですが、海外に行くとやはりVisaのシェアは圧倒的です。
また一部の三井住友カードでは、Mastercardも選べます。
MastercardはVisaに次ぐ、NO.2のシェアがあります。
VisaとMastercardの二枚持ちをすれば、ほとんどのクレジットカードが使えるお店に対応できます。
一方、JCBは国産のカードブランドです。
そのため、日本国内でクレジットカードを利用する分には、JCBを選んでも大きなデメリットはありません。
また日本人がよく行く国や地域(例:台湾、中国、韓国、ハワイなど)では、JCBが使えるお店が多い傾向にあります。
しかし、国内・海外のシェアを考えると、初めてクレジットカードを作る方には、やはりVisaがおすすめです。
管理人の体験談:JCBカードはハワイではメリットありだが、アメリカ本土ではほとんど使えない
以前、ハワイとサンフランシスコに旅行した際、JCBカードのメリット・デメリットの両方を体験しました。
日本人観光客が多いハワイでは、JCBブランドのカード提示で「ワイキキ・トロリー(ピンクライン)乗り放題」や「専用のラウンジが使える」などの特典が受けられます。
もちろん、日本人がよく行くお店であれば、JCBブランドのクレジットカードで問題なく支払えます。
一方のアメリカ本土では、使える国際ブランドにJCBのロゴがない場合がほとんどです。
そもそも、アメリカではクレジットカード支払いが当たり前なので、各加盟店のステッカーが貼っていないことが多く、ぱっと見でJCBが使えるかどうか分かりません。
そのため、何回かショッピングの支払いに、JCBブランドのクレジットカードを使おうとしたのですが、店員さんに断られたり、「これはVisaカード?」と聞かれたりしました。
結局、いずれも手持ちのVisaブランドのクレジットカードで支払いをしたのですが、それほどVisaカードが、アメリカでは一般的なクレジットカードなんだな、と実感しました。
ちなみにJCBはアメリカだと「Discover Card(ディスカバーカード)」と提携しており、Discover Card加盟店でもJCBカードが使えます。
ただし、店員さんに英語で「このお店ではディスカバーカードが使えますか?」と質問したり「ディスカバーカード加盟店では使えると聞いています」と説明したりするのは、なかなかハードルが高いです。
特に1枚目となると、カードが使えるお店は多いに越したことがないので、その点でもVisaブランドのクレジットカードは有利です。
対応する電子マネーの違い
三井住友カード、JCBカードともに電子マネーに対応しています。
三井住友カード
プリペイド型:WAON(ワオン)
ポストペイ型:iD(アイディ)、PiTaPa(ピタパ)
JCBカード
ポストペイ型:QUICPay(クイックペイ)
iDとQUICPayは、どちらも後払い方式の電子マネーです。
事前チャージの必要がなく、電子マネーの利用金額は、各クレジットカードの請求と一緒に、指定した口座から引き落とされます。
もちろん、電子マネーを使った買い物も、クレジットカードと同じようにポイント還元の対象です。
利用できるお店が多いのはiDです。
iDはスマホやケータイで使うイメージがありますが、三井住友カードはクレジットカードの一体型が選べるので、クレジットカードをかざしての支払いも可能です。
電子マネーiDの詳細は下記の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
あわせて読みたい:
ドコモが作った電子マネー、iDが持つ5つのメリット・デメリット
また三井住友カードでは、専用の三井住友カードWAONも発行可能です。
一般的なWAONと同じく、チャージが必要なプリペイド型の電子マネーです。
オートチャージ機能も使えますが、チャージ金額は三井住友カードのポイント還元対象になりません。
そのため「三井住友カードと提携することで、オートチャージ機能が使えるWAONカード」と考えておいてください。
ちなみに電子マネーWAONへのチャージでポイントが貯められるクレジットカードは「イオンカードセレクト」のみです。
通常のポイント還元率は?
ポイントサービス
- 三井住友:Vポイント
- JCB:Oki Dokiポイント
ポイント還元率はJCBは0.5%、三井住友カードは0.5%~2.5%です。
ただし、各カードのポイントアップサイトを経由してネット通販を利用したり、パートナー企業での支払いに使ったりすると、ポイントが倍以上アップする特典があります。
ポイントアップ
三井住友カード:ポイントUPモール
JCBカード:Oki Dokiランド、JCB ORIGINAL SERIESパートナー
ポイントアップサイトには、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなど、大手ネットショッピングサイトが多く参加しています。
各通販を利用する前に、ポイントアップサイトを経由するだけで、クレジットカードのポイントが倍以上貯まるのは、お得感が大きいです。
貯めたポイントの使いみちですが、どちらも他社ポイントと交換できるので、普段の買い物で使うポイントへの移行をおすすめします。
楽天ポイントやnanaco、Vポイントなどは定番の交換先です。
私はいつも、三井住友カードのVポイントが貯まったら、「iDバリュー」と交換してポイントを消化しています。
iDバリューとは、上記で紹介した電子マネー「iD」の利用金額にポイントを充当できるサービスです。
1ポイント=5円分なので2,500ポイント貯まったら、電子マネーiDの支払い分12,500円相当を、クレジットカードの請求から値引きしてもらえます。
Vポイントの使い方は下記の記事で説明しています。あわせてご覧ください。
あわせて読む:
Vポイントのお得な交換先、おすすめはiDバリューです
プロパーカードは育てる楽しみがある
クレジットカードには、大きく2つのタイプがあります。
- プロパーカード
- 提携カード
カード会社やクレジットカードブランドが自社で直接発行しているカードを「プロパーカード」と呼びます。
一方で、家電量販店などのクレジットカードはほとんどの場合、自社でカードを発行しているのではなく、管理・発行をカード会社に依頼しています。
つまり、家電量販店とカード会社の提携によって誕生していることから「提携カード」と呼ばれます。
一般的に「プロパーカード」は年会費や特典の面ではイマイチですが、ブランド価値が高いです。
逆に「提携カード」は特典などが充実している反面、みんなが使っているのでブランド価値は低いです。
そして、プロパーカードのもう一つのメリットが、「上位クラスのクレジットカードを目指す楽しみがある」ことです。
提携カードの多くには、ゴールドカードやプラチナカードが存在しません。
しかし、プロパーカードにはゴールドカード、プラチナカードといった格上のクレジットカードが存在します。
なかでも、プラチナカードはカード会社からの招待制(インビテーション)しか入手できないものも多く、プレミア感はかなり高いです。
今回紹介した2枚のカードも、それぞれレア度の高い上位カードが存在します。
- 三井住友カード プラチナ
- JCB THE CLASS
上位カードを入手するためには、プロパー発行の三井住友カードや、JCBカードを利用して実績を積む必要があります。
あわせて読みたい:
プラチナカードの専門サイトはこちらです
プロパーカードを選ぶデメリット
プロパーカードを選ぶデメリットは、前述のとおり年会費がかかってしまうこと、そして特典やポイント還元率があまり高くないことです。
しかし、三井住友カードとJCBカードの場合、以下の方法でプロパーカードにありがちなデメリットを解消することが可能です。
三井住友カード:
三井住友カードは通常、初年度年会費は無料(オンライン入会)ですが、2年目以降は1,375円の年会費がかかります。
年会費がかかってしまうのがプロパーカードの宿命と言えます。
海外旅行に行ったことがある人は、空港や旅行代理店で「海外旅行保険」を購入した経験があるかもしれません。
しかし、クレジットカードに標準装備されている旅行保険があれば、これらを購入する必要がなくなるので旅費を節約できます。
クレジットカードの旅行保険には「利用付帯」と「自動付帯」があります。
利用付帯は旅行代金をそのクレジットカードで支払った場合にのみ、保険適用となります。
自動付帯は旅行代金をそのカードで支払っていなくても、持っているだけで保険が適用となる、より手厚い条件です。
定番の三井住友カード
年会費以上の価値がある?三井住友カード7つの秘密・口コミ情報
JCB CARD EXTAGEで年会費無料+ポイントアップ
JCBカードには、20代の人だけが持てる「JCB CARD EXTAGE」というものがあります。
これは、JCBカード(プロパーカード)直系のクレジットカードなので、将来的にゴールドカードやプラチナカードを目指せるカードです。
通常のJCBカードは年会費がかかりますが、20代限定のJCB CARD EXTAGEは年会費無料で使えます。(ただし30歳になってから最初のクレジットカード更新年に自動的に通常のJCBカードに切り替わります。)
ORIGINAL SERIESパートナー企業による優遇特典も多く、スターバックスやAmazon、セブンイレブンなどで使うとポイント還元率がアップします。
個人的には、プロパーカードのなかでは非常にメリットが大きい一枚だと思っています。
また、ディズニーデザインが選択できるのもこのカードが人気の理由です。
JCB CARD EXTAGEの詳細記事はこちら。
【20代限定】JCB CARD EXTAGEがOki Dokiポイントに強く学生の評判も高い
新しいクレジットカードとして39歳以下の方が年会費無料で使える公式のJCBカード「JCB CARD W」が登場しました。
とてもお得な内容となっているため、39歳まで年会費無料で使える「JCB CARD W」も忘れずチェックしてください。
定番のJCBカード
JCB一般カードは10年後に真の価値が出る、使い込むほど味が出るカード
ひとつのブランドと長いお付き合い
私自身、プロパーカードである三井住友カードはかなりの年数使い込んでいますが、カードデザインが優れているので、愛着がわいてきます。
最初の一枚として選択し、その後ポイント還元率が高いものに乗り換えても良いのですが、一度使うと手放さずメインで使いたくなる、そんな魅力があるのがプロパーカードの特徴です。
三井住友カードの比較記事はこちら。
三井住友カードを比較!厳選7枚のおすすめクレジットカード