JCB一般カード
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クレジットカードのなかでも、定番中の定番といえるJCB一般カード。このカードには、突出した強みはありません。
条件次第で年会費無料で使えることや、優れたカードデザインは魅力なのですが、あえてJCB一般カードを選ぶ必要性を感じない方も多いでしょう。
しかし、私は定番中の定番のJCB一般カードについて、10年後を見据えて申し込む価値のあるカードだと考えています。使い込むほどに味の出るカードとあれば、誰しもそそられますよね。
今回は、JCB一般カードが持つ隠れた魅力について説明したいと思います。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
使い込むと10年後に結果が出るクレジットカードは少ない
- 10年後に真価を発揮
- 使い込むほどに味が出る
本当にそんなクレジットカードが存在するのか、疑わしいという方も多いと思います。
しかし、定番中の定番のJCB一般カードは「JCB ORIGINAL SERIES」という、JCBが独自に発行する直系のクレジットカードです。リーバイスでいえば501、任天堂ならスーパーマリオのような存在です。
ひと目でコストパフォーマンスがわかる提携カードではなく、扱いの難しい職人気質のカードという感じでしょうか。
コストパフォーマンスでいえば、決してNo.1とはいえないJCB一般カードですが、「JCB ORIGINAL SERIES」という良質の血統ということはあまり知られていません。
JCB ORIGINAL SERIESには、下記の種類が存在します。
- JCB CARD W/JCB CARD W plus L
- JCB一般カード
- JCB CARD EXTAGE(若年層向け)
- JCBゴールドカード
- JCBゴールド ザ・プレミア
- JCBプラチナ
- JCBザ・クラス
名称からもわかるように、若年層向けの「JCB CARD EXTAGE」を除き、段階的にクレジットカードの格が上がります。カードのランクとともに特典の質も上がり、そしてあなた自身の格も上がります。
JCB ORIGINAL SERIESを極める
JCB一般カードを名実ともに使うと、いずれJCBから「インビテーション」という招待状が届きます。
この招待状はスルーしてもよいのですが、承諾して申込書を書けばJCBゴールドカードにアップグレードできます。
(JCBゴールドカードは直接申込も可能です)
そして、JCBゴールドカードを使い続けると、次は「JCBゴールドカード ザ・プレミア」のインビテーションが届きます。JCBゴールドカード ザ・プレミアは完全招待制ですので、ゴールドカードを使い続けた実績のある人しか持てません。
JCBゴールドカード ザ・プレミアは、JCBゴールドカードの特典をさらに強化したものとなっており、世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」などが無料で提供されます。
そして最終的にたどり着くのは・・・
JCBブラックカードを目指す楽しみ
JCBカードを使い続けると、最終的にたどり着くのは「JCB ザ・クラス」と呼ばれるクレジットカードです。
このカードは、あらゆるJCBカードのなかでも最上位のプレミアカードで、一般的にはブラックカード扱いです。
もちろん、JCB ザ・クラスは完全招待制のため、JCBからのインビテーションを受け取るしか入手方法はありません。
簡単には入手できないカードですが、最初はJCB一般カードを使い、一生をかけて使い込むことでブラックカードに進化させていく楽しみ。これが、JCB ORIGINAL SERIESだけが持つ真の価値です。
ちなみに、「◯◯JCBカード」のような提携カードをどれだけ使い込んでも、JCB ザ・クラスへの道は開けません。JCBブラックカードにたどり着けるのはORIGINAL SERIESだけ。10年後にあなた自身の価値を上げ、真のクレジットカード特典をもたらすのが、JCB ORIGINAL SERIESという存在です。
また、JCBは日本で唯一の国際クレジットカードブランドです。
VISA、MasterCard、Amexなどはいずれも海外で生まれた会社ですが、JCBは日本が世界に誇る唯一の国産ブランドとなっています。
JCB STAR MEMBERSでポイント獲得70%アップ
JCBカードは、通常でもポイント還元を受けられますが、年間の利用金額に応じてポイントの付与率がアップする「JCB STAR MEMBERS(JCBスターメンバーズ)」というサービスがあります。
年間30万円以上の利用からJCB STAR MEMBERSのランクが付与され、年間300万円以上を使うと最上位ランクとなる「ロイヤルαPLUS」が適用されます。
- 年間300万円の利用:ロイヤルα PLUS
- 年間100万円の利用:スターα PLUS
- 年間50万円の利用:スターβ PLUS
- 年間30万円の利用:スターe PLUS
JCB STAR MEMBERSのランクが付与された際に、ゴールドカードやブラックカードの上位カードであるほど、ボーナスポイントが多くなる仕組みです。
ランク名称 | 一般 | ゴールド | プレミア |
---|---|---|---|
ロイヤルαPLUS | 対象外 | 60%UP | 70%UP |
スターαPLUS | 50%UP | 50%UP | 60%UP |
スターβPLUS | 20%UP | 20%UP | 30%UP |
スターePLUS | 10%UP | 10%UP | 20%UP |
※プレミア = ゴールドザ・プレミア、プラチナ、JCBザ・クラス
また、ポイント獲得率のアップに加えて、JCBが企画しているプレゼント特典も、JCB STAR MEMBERSのランクのほうが当選確率が上がります。
ランク名称 | 一般 | ゴールド | ゴールドザ・プレミア | プラチナ | JCBザ・クラス |
---|---|---|---|---|---|
ロイヤルα(PLUS) | 対象外 | 6倍 | 6倍 | 6倍 | 6倍 |
スターα(PLUS) | 4倍 | 6倍 | 6倍 | 6倍 | 6倍 |
スターβ(PLUS) | 2倍 | 3倍 | 3倍 | 3倍 | 3倍 |
スターePLUS | 2倍 | 2倍 | 2倍 | 2倍 | 2倍 |
JCBカードをたくさん使うほど、VIPクラスのカードの取得に近づきますし、同時にJCB STAR MEMBERSのランクも上がります。両者を合わせると、意外と他社カードよりもポイント還元率が大きくなる可能性すらあります。
JCB一般カードの特徴
続いて、JCB一般カードの主な特典についてまとめます。
カードの利用に応じてポイントが貯まる
クレジットカードの利用金額1,000円ごとに1ポイントのOki Dokiポイントが付与されます。Oki Dokiポイントは1ポイント=5円の価値なので、実質的なポイント還元率は0.5%です。
日常の買い物はもちろん、毎月の携帯料金や水道光熱費、ガソリン代など、あらゆる支払いでポイントがもらえます。また、JCB一般カードでは海外の利用ではポイントが2倍になる特典があるので、旅行の時にも役立ちます。
また、JCBが展開するポイントサイト「Oki Dokiランド」を経由してネット通販を利用するだけで、ポイントが最大20倍にアップします。多くのショップはポイント2倍にとどまりますが、Oki Dokiランドには楽天市場やAmazon.co.jp、ヤフーショッピングなど大手ネットショップが参加しています。
また、1年間に100万円以上クレジットカードを使うと、「スターα PLUS」に昇格し、翌年のOki Dokiポイントが50%アップします。こうした点からも、JCB一般カードは、使い込むほど味が出るカードといえます。
貯めたOki Dokiポイントは、
- JCBギフトカード
- 東京ディズニーリゾートのチケット
- 他社ポイントとの交換
などに使えます。
もっともおすすめなのは、他社のポイントと交換することです。1ポイント=4~5円相当として、楽天ポイント、電子マネーのnanaco、ドコモポイントやauポイントとの交換が可能です。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー
私が注目しているJCB ORIGINAL SERIESならではの特典として、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」があります。
主なJCB ORIGINAL SERIESパートナーには、
- Amazon.co.jp
- セブンイレブン
- 高島屋・成城石井・やまや
- 昭和シェル・タイムズ・ニッポンレンタカー
- スターバックス
といった名だたる企業が参加。
これらの提携企業でJCBカードを使うと、ポイントが2倍以上になるという優れた特典です。
たとえば、セブンイレブンや高島屋、Amazon.co.jpでは、ポイントが3倍(還元率1.5%)になります。これは、JCB ORIGINAL SERIES限定の特典であり、そのほかのJCB提携カードでは使えません。
最高3,000万円の旅行保険を装備
JCB一般カードは、海外で使うとポイントが2倍になるとお話しましたが、旅行についてもう一つの大きなメリットがあります。
旅行代金をJCB一般カードで支払うことが条件ですが、国内・海外ともに最高3,000万円の旅行保険がついてきます。実際に海外が好きな私の友人はこの特典を活用し、海外で体調をくずしても1円の医療費も支払ったことがないそうです。
あわせて、海外に限り年間100万円のショッピングガード保険がついてくるため、海外で購入した商品にトラブルが生じても、保険によって守られます。
これらの保険はすべて、JCB一般カードに標準装備されており、別途申込などは不要です。
後述しますが、旅行保険についてはJCB CARD EXTAGEよりも優位になります。
実質的には年会費無料で利用可能
気になる年会費ですが、JCB一般カードは1,375円の年会費がかかります(家族カードは年会費440円)。
しかし、以下の2つの条件を満たせばずっと無料で使えます(WEB申込に限り、初年度は無条件で無料なので安心です)。
- MyJチェック(WEB明細)の登録
- 年間合計50万円以上(税込)のカード利用
まず、MyJチェックへの申込ですが、登録は無料なので簡単です。紙の明細が廃止される代わりに、WEB明細でいつでも利用状況が確認できるようになります。最近は若い世代を中心に、WEB明細を選択する方がほとんどです。
続いて、年間50万円以上の利用ですが、これは少しハードルは高いです。しかし、毎月発生する支払いを中心に、クレジットカード中心の生活にすれば、年間50万円ぐらいは使っている人がほとんどではないでしょうか。
ちなみに、年会費無料条件を達成した場合、自動的に家族カードの年会費も無料になります。
審査条件は、以下のとおりです。
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
本人に安定収入がなくても、配偶者に収入があればOKなので、専業主婦や学生の方でも申し込めます。
また、JCBカードはETCカードも年会費無料で発行できます。もし、無料のETCカードがほしいなら、JCB一般カードに付帯するETCカードを使えば、ETCカードの年会費は実質0円となります。
もちろん、ETCカードで発生した料金もポイント還元の対象です。
29歳以下なら年会費は不要
もしあなたが29歳以下なら、JCB CARD EXTAGE(JCBカードエクステージ)がおすすめです。
これは、JCB一般カードを若年層向けにアレンジしたクレジットカードで、当サイトでも非常に人気です。JCB一般カードと比較して旅行保険など一部特典が制限されますが、年会費が無料なので安心です。
JCB CARD EXTAGEも、JCB直系の「ORIGINAL SERIES」なので、将来的な上位カードへのアップグレードや、JCB ORIGINAL SERIESパートナー特典が期待できます。
29歳以下の方は迷わずエクステージを選択したいところです。残念ながら30代以上の方は申し込めませんのでご了承ください。
JCB一般カードと、29歳以下のJCB CARD EXTAGEを比較すると以下のようになります。
カード名 | JCB CARD EXTAGE | JCB一般カード |
---|---|---|
申込年齢制限 | 18歳~29歳 | 18歳以上 |
年会費 | 無料 | 1,375円(WEB明細+年間50万円以上の利用で無料) |
家族カード | 無料 | 440円(本カード無料条件達成で0円) |
旅行保険 | 海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯) | 国内・海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯) |
入会後3ヵ月 | ポイント3倍 | 特典なし |
4ヵ月目以降 | 初年度1.5倍、2年目以降は年間20万円以上で1.5倍 | 特典なし |
ショッピングガード保険 | 年間100万円(海外で購入時のみ) | 年間100万円(海外で購入時のみ) |
年会費無料の点や、ポイント還元率が高いのでJCB一般カードよりもお得です。
しかし、条件しだいではJCB一般カードも無料で使えますし、旅行保険に関してはJCB一般カードのほうがスペックが高く、29歳以下の方でも充実した旅行保険にこだわりたい場合は、JCB一般カードを視野に入れてもよいと思います。
ディズニーデザインが選べます
JCBカードは、ディズニーとの関係性が深いことで知られています。理由は、JCBが東京ディズニーリゾートの公式スポンサーだからです。
JCBカードを長年使っていると、ところどころでディズニー関連の優待が受けられると思います。
JCB一般カードは優れたカードデザインで評判ですが、実はディズニーデザインも選択できます。
(JCB CARD EXTAGEにもディズニーデザインはあります)
券面が赤色で、ミッキーマウスのイラストが描かれている特徴的な一枚。特典などのスペック面は同じなので、ディズニー好きな人は選択してもよいでしょう。
JCB一般カードはGETすべき?
管理人がこのカードを手に入れるべきかどうか、独断と偏見で判断します。
スペック勝負だと、提携カードが有利なのはいうまでもありません。
しかし、長期的な視点に立ち10年後を見据えて、プレミアムカードの恩恵を得ようとするなら、JCB一般カードを持つ価値は高いと思います。
一般カードのなかではめずらしく、条件によっては年会費が無料になるほか、29歳以下の方は年会費完全無料のカードも選べます。
特典もJCB ORIGINAL SERIES限定のものが多数用意されており、セブンイレブンや高島屋、Amazon.co.jpなどでのポイントアップ特典は非常に強力です。
利用者の口コミ
勧誘を受けて加入したJCB一般カード。お付き合い程度に利用しています。
正直、ポイント還元率も低く0.5パーセントと高くありません。ただ、JCBカードは日本全国で、ほぼ間違いなく利用できるのが、強みです。
年会費は税別1,250円、利用状況次第で、無料になります。
2018/04/07に投稿