人気のセゾンカードを比較してみる!種類が多すぎてわからない件について
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数あるクレジットカードのなかでも、人気が非常に高いのが「セゾンカード」です。といっても、セゾンカードは提携カードがとても多いのが特徴なので、一見すると気づかないケースもあります。
とにかく種類がたくさんあるので、どれを選んでよいのかわからないのが、セゾンカード。クレジットカード広場運営者の私も、たまに特典などがわからなくなることがあります。
そこで今回は、主要なセゾンカードをわかりやすく整理してみました。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
人気の高い基本の3枚
セゾンカードのなかでも特に人気が高いのは、3枚のクレジットカードです。2枚のアメックス提携カードと、1枚のセゾンのプロパーカードです。
最短即日発行できるカードについて
来店して受け取る場合は、ICチップ機能のないカードでの発行となります。
※デジタルでの申込なら即日・最短5分で発番可能です!
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:実質無料
※初年度無料、2年目以降も1年に1回以上の利用で無料(年間で利用が一度もない場合は1,100円)
特徴:高いデザイン性を誇る。実質無料のアメリカン・エキスプレス・カードとしてセゾンカードのなかではトップクラスの人気を誇る。最短即日発行に対応。
セゾンカードのなかでも、もっとも人気が高い定番のカードが「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
アメックスとの提携カードとなっていて、「年会費無料で使えるアメックスカード」「最短即日発行できるカード」としても有名です。
本来は、年会費は1,100円なのですが、年1回以上カードを使えば次年度年会費無料という条件があるため、実質的には無料で使えます。
アメックスカードは年会費が高いものが多いですが、そのステータスの高さと対応のよさは世界的に高い評価を得ています。
年会費無料で使えるアメックスカードは貴重なので、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードを選ぶ人も多いです。
ほかのセゾンカードと比較して、特に目立った特典はないのですが、カードデザインのカッコよさ、そしてパールカラーの質の高さが評判で、数あるセゾンカードのなかでもダントツ人気の一枚となっています。
雑誌のクレジットカード特集で、取り上げられることも多いです。
セゾンカードインターナショナル
年会費:永年無料
特徴:セゾンカードを象徴する代表的な一枚。年会費永年無料で使える。即日発行に対応。
提携カードではなく、セゾン自身が発行する「プロパーカード」となるのが、「セゾンカードインターナショナル」です。セゾンカードのなかでも、もっともスタンダードな一枚となります。
セゾンカードインターナショナルも、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードと同様に、「即日発行が可能」「年会費無料」で使えるので評判です。
セゾンカードインターナショナルは、VISA、Mastercard、JCBから、好きなカードブランドを選択できます。
以前はアメリカン・エキスプレスも選択できたのですが、現在は廃止されており3ブランドでの展開となります。いずれのカードブランドを選んでも、クレジットカードをまったく使わなくても年会費が発生しないので安心です。
デザインにこだわりがなければ、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードよりも、年会費が完全無料で使えるこちらのカードが個人的にはおすすめです。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:3,300円(26歳になるまで年会費無料、26歳以上の方は初年度年会費無料)
(※2020年4月時点)
特徴:旅行関連の特典が充実したワンランク上のブルーカード。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードに、旅行関連の特典を追加することでパワーアップしたのが、「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
「旅行好きのための一枚」として知られており、特に海外旅行や海外出張に行くことが多い人にとってメリットのあるクレジットカードです。
年会費は2年目以降は3,300円かかりますが、26歳になるまで年会費無料、26歳以上の方は初年度年会費無料で使えます。
具体的にどのような点がパワーアップしているのかというと、
- 最高3,000万円の旅行保険
- 国際線の手荷物の無料配送サービス
- セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード特別優待
などです。旅行関連のほかにも、「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード特別優待」という特典があります。これは、エステサロンや旅館、スタジオ・ヨギーなどで特別優待が受けられる、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード会員以上の方だけが利用できる特典です。
2種類のゴールドカード
セゾンには、2種類のゴールドカードがあります。わかりやすく説明すると、以下のようになります。
- セゾン直系のゴールドカード
- セゾンカードインターナショナル → ゴールドカードセゾン
- アメックス提携のゴールドカード
- パール → ブルー → ゴールド
両者を比較すると、アメックス提携カードのほうが人気が高いです。
ゴールドカードに関する詳細情報は、姉妹サイトの「ゴールドカードな俺」をご覧ください。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:11,000円(初年度無料)
特徴:SAISON MILE CLUB(年会費4,400円)の登録でポイント還元率は3%に。
2種類存在するゴールドカードのうち、とりわけ人気なのがセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードです。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、ブルーカードの上位ランクとなりますが、特典の豊富さは格段にアップしています。一方で、年会費も11,000円とゴールドカードの標準的な維持費がかかります(初年度無料)。
個人的によいと思うゴールドカードならではの特典は、
- SAISON MILE CLUBへの登録が可能となる
- ゴールドカード会員専用デスクを利用できる
の2点です。
SAISON MILE CLUBとは、カード利用ごとに貯まる「永久不滅ポイント」を自動的にJALマイレージバンクに移行できるサービスです。
利用金額1,000円ごとに10マイルが貯まるため、1マイルを3円と見積もると、実質的なポイント還元率は3%となります。
また、おまけ程度ですが、カード利用金額1,000円につき永久不滅ポイントが1.5ポイント貯まります。これを合わせると実質3.75%の還元率となります。
永久不滅ポイントは、有効期限がないポイントサービスです。今後違うカードに切り替えたり、ほかの方法で永久不滅ポイントを貯めた場合にも引き継ぎができます。
クレジットカードを利用することが少ない方や、利用金額が少ない方でもセゾンカードの「永久不滅ポイント」なら、自分のペースで着実に貯めることができます。
SAISON MILE CLUBの登録には年間4,400円がかかります。しかし、このサービスは一般カード会員は利用できない、ゴールドカード会員以上の限定特典です。
また、ゴールドカード会員専用デスクは混雑が少なく、スムーズにサポートにつながります。増額申請やカードに関する質問など、クレジットカード会社に対して、何かと電話をするシーンがあると思います。
そのような際に、待たされることなくスムーズに繋がるゴールドデスクが使えるのは、大きなメリットだと私は思います。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細については、下記の記事で解説しています。
ゴールドカードセゾン
年会費:11,000円
特徴:アメックスブランドとの2枚持ちができる。2枚持ちでポイント還元率は1.5倍に。
セゾンプロパーカードの上位ランクにあたるのが、「ゴールドカードセゾン」です。最大利用限度額が500万円と、ゴールドカードのなかでは群を抜いています。
このカードは、VISA、Mastercard、JCBの3つのカードブランドが選択できます。
さらに、AMEXブランドの「セゾンゴールド・アソシエ・アメリカン・エキスプレス・カード」を追加で発行することができ、ゴールドカードの2枚持ちができるおもしろいカードです。
通常の年会費が11,000円、ゴールド2枚持ちをしても13,200円なので、実質的にはアメックスブランドのゴールドカードを2,200円で持てることになります。
また、2枚持ちをすると永久不滅ポイントが1.5倍になるなど、さまざまな優待特典が受けられるのでお得です。
プラチナカードは2種類ありますが
セゾンでは、プラチナカードも用意しています。しかも、セゾンプラチナカードはコストパフォーマンスが非常に高いのが特徴です。
プラチナカードは2枚ありますが、セゾン直系とアメックス提携というわけ方ではなく、個人用カードとビジネス向けプラチナカードというわけ方になります。
セゾンのプロパーカードはゴールドが最上位となるため、ゴールドカードセゾンの上位ランクは存在しません。セゾンアメックスプラチナが、個人用とビジネス用でわけられているのみとなっています。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:22,000円
特徴:貯めたポイントを手数料無料でANAマイルに移行できるプラチナカード。世界の空港ラウンジが利用できるプライオリティパスの無料発行。
セゾンカードのプラチナといえばこのカードです。カードデザインやコストパフォーマンスのすべてに優れたクレジットカードで、評判です。
本家アメックスプラチナの年会費が143,000円なのに対し、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの年会費は22,000円と圧倒的に安いです。
しかし、プラチナのコンシェルジュ・サービスが使えたり、最高1億円の旅行保険が付帯するなどスペック面では本家に劣りません。
個人的に素晴らしいと感じるメリットは、
- プライオリティ・パスが無料で発行できる
- SAISON MILE CLUBに年会費無料で登録可能
といった特典です。
世界の空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティパスは、プラチナカードならではの代表的な特典といえます。通常は年間429ドルかかるサービスなので、実質的にはこの特典だけで、年会費の元が取れる計算になります。
また、ゴールドカード会員以上の方が利用できる、JALマイルへの自動移行サービス「SAISON MILE CLUB」に無料で登録できます。
ゴールドカード会員だと年間4,400円がかかる超お得なサービスなのですが、プラチナ会員であれば、この特典をタダで利用することが可能です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:22,000円
※年間200万円以上の利用で年会費11,000円に
特徴:貯めたポイントを手数料無料でANAマイルに移行できるプラチナカード。世界の空港ラウンジが利用できるプライオリティパスの無料発行。
セゾンプラチナアメックスのビジネスカードとなるのが、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
主に経営者の方や医師、自営業の方が仕事で使う、コストパフォーマンスの高いプラチナカードとして人気です。
(個人事業主は申し込めますが、事業者以外の個人は申し込めません)
個人向けのプラチナカードとの違いは、
- カードデザインの違い
- 年間200万円以上の利用で年会費が半額に
- 家族カードの旅行保険は対象外
- 海外旅行時の手荷物無料配送がない
の4つです。
通常は年会費22,000円なのですが、年間200万円以上使うと年会費が半額になり、11,000円で利用できます。
経営者など、事業を営む方にとっては、年間200万円を経費として使うのはごく普通だと思いますので、実質的には1万円で持てるプラチナカードとなります。
年会費の優遇特典が用意されている一方で、旅行関連サービスが削られています。主にビジネス用途での利用を想定されているため、家族カードには旅行保険がついていません。
豊富な提携カード
そのほか、セゾンカードはさまざまな提携カードを発券しています。ここでは代表的な2枚のカードをご紹介します。
三井ショッピングパークカード
年会費:無料
特徴:三井ショッピングパークカードの公式カード。ポイント還元率は最大2.5%、ららぽーとや三井ショッピングパークでお得。
シンプルなデザインが評判の三井ショッピングパークカードは、「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」「ラゾーナ川崎」「ダイバーシティ東京プラザ」など、三井不動産系のショッピングセンターでお得な優待が受けられるクレジットカードです。
アメックスブランドですが年会費は完全無料で、一度も使わなくても年会費が発生することはありません。
対象店舗で使うとポイント還元率が2%となります。さらに永久不滅ポイントもダブルで貯まるので、合計すると最大2.5%のポイント高還元率カードです。
ショッピングモールの駐車場や、モール内の各店舗にて個別に優待が受けられるため、三井ショッピングパークで買い物をする機会が多い人は、ぜひ持っておきたいお得感の大きい一枚です。
セゾンカードはコストパフォーマンスが高い
主要なものを紹介するだけでも、かなりの枚数になりました。それぞれ、特徴があるので複数枚のセゾンカードを使い分けている人も多いです。
いずれのカードを使っても、セゾンが展開する「永久不滅ポイント」は共通で貯めることができるので、ポイントを貯めつつ、それぞれのお店でお得なサービスを受けられるメリットがあります。
すべてのセゾンカードに共通していえることは、「コストパフォーマンスの高さ」に優れていることです。
セゾンカードは年会費無料のクレジットカードも多いので、はじめてカードを作る方や「◯◯専用カード」として作っている方も多いのが特徴です。
審査スピードが早いのもセゾンカードの特徴です。特に人気の高いセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、最短即日発行ができるカードとしても知られています。
▼人気No.1のセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(初年度無料)
