定番人気の三井住友カード7枚を比較!年会費や旅行保険、サービス特典で選ぶと、おすすめはどれ?
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「三井住友カードはどれを選べばいいの?」の疑問に答えます。
三井住友カードは、日本で初めてVISAカードを発行したカード会社です。
業界大手だけあり、ブランド力や信頼性の高さ、付帯サービスの充実度などから、多くの方が利用しています。
シンプルでありながらシャープなカードデザインは、年齢や場所を問わず、幅広く使えます。
私も三井住友カードは長年愛用していますし、初心者にも安心のクレジットカードです。
初代サイト管理人は、過去に一度、海外かどこかでカード情報が流出した経験があります。
その際は、すぐに三井住友カードから電話がかかってきて、不正利用はキャンセルになりました。
電話の方が「ご安心ください」としっかりした対応だったので、感心した記憶があります。
三井住友カードは、とにかく種類が多いです。
プロパーカードだけでなく、提携カードも含めると膨大な数になります。
数十種類以上ある三井住友カードから、自分にあった1枚を探すのは、なかなか大変です。
そこで今回は、三井住友カードが発行するプロパーカードのなかから、人気の7枚を比較します。
目次
定番の三井住友カード3枚を比較
まずは三井住友カードの定番中の定番、三井住友カード、三井住友カード A、アミティエカードを比較します。
三井住友カード | 三井住友カード A | アミティエカード | |
---|---|---|---|
ポイント還元率 | 0.5~2.5% | 0.5~2.5% | 0.5~2.5% 携帯電話料金の支払いはポイント2倍 |
年会費 | 初年度:インターネット入会で無料 翌年度以降:1,375円 ※学生は在学中無料 |
初年度:インターネット入会で無料 翌年度以降:1,650円 ※学生は在学中275円 |
初年度:インターネット入会で無料 翌年度以降:1,375円 ※学生は在学中無料 |
旅行保険 | 海外:最大2,000万円(利用付帯) | 海外:最大2,500万円(自動付帯) 国内:最大2,000万円(自動付帯) |
海外:最大2,500万円(自動付帯) 国内:最大2,000万円(自動付帯) |
※年会費は税込み価格です。
※スマホでご覧の方は、前後にスワイプすると全部見られます。
※傷害死亡・後遺障害補償はカード決済有無によって最高補償額が異なります。
三井住友カード
三井住友カードといえば「三井住友カード」をいうくらい、定番のクレジットカードです。
私自身、長年愛用しているクレジットカードでもあります。
お買物安心保険、盗難補償など、クレジットカード利用で心配に思う部分も、しっかり補償します。
VISAブランドは海外の支払いにも使いやすく、海外旅行保険も付帯しています。
年会費は、インターネット入会で初年度無料です。2年目以降は下記の条件を満たすと、年会費無料になります。
- マイ・ペイすリボへの登録
- 1年に1回以上カードを使う
条件を満たさなかった場合は、年会費1,375円がかかります。
三井住友カードの利用枠は、公式情報では80万円までとなっています。
私は限度額150万円までいけたので、基本的に当カードでなんでも支払えます。
ちなみに、150万円以上利用したい場合は、ゴールドカードに切り替えてくださいと言われました。
WEB申し込みなら、最短翌営業日のスピード発行が可能です。
▼詳細記事はこちら▼
年会費以上の価値がある?三井住友カード7つの秘密・口コミ情報
三井住友カード A
三井住友カード Aは、何といっても、充実した国内・海外旅行保険が強みです。
私は当カードの存在を知らず、三井住友カードを申し込みましたが、実は三井住友カード Aを選んだほうが間違いなくお得です。
三井住友カードとは違い、国内・海外旅行保険が自動付帯なので、旅行や出張の多い人におすすめです。
- 三井住友カード
- 国内旅行保険:なし
海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) - 三井住友カード A
- 国内旅行保険:最高2,000万円(自動付帯)
海外旅行保険:最高2,500万円(自動付帯)
三井住友カードには、国内旅行保険がありません。
海外旅行保険も適用される条件は「利用付帯」です。
利用付帯では旅行代金を三井住友カードで支払わないと、旅行保険を適用できません。
一方、三井住友カード Aは、国内・海外旅行保険を自動付帯しています。
旅行会社や空港で保険商品を購入しなくても、国内・海外問わず万全の体制で楽しめます。
クレジットカードに付帯する旅行保険は「海外旅行保険」のみが多いです。
三井住友カード Aは国内旅行にも対応しており、しかも自動付帯です。
旅行代金を現金やほかのクレジットカードで支払っていても、保険適用になるのは助かります。
ただし、旅行代金を三井住友カード A払いをしていない場合は、補償額が最大300万円に減額します。
旅行代金には、航空機や電車、タクシーの運賃、宿泊つきパッケージツアーの費用などが該当します。
いずれかの料金を三井住友カード Aで支払えば、最大の補償を受けられます。
三井住友カード Aの年会費は1,650円と、三井住友カードと比較して275円高いです。
年275円の差額が、旅行保険の代金分といえます。
三井住友カード Aは、マイペイすリボへの登録と年1回以上のカード利用で、年会費無料になります(初年度はインターネット入会で年会費無料)。
三井住友カード、三井住友カード Aともに、条件を満たせば無料で使えるため、三井住友カード Aを選んだほうがお得です。
アミティエカード
三井住友カードの定番3枚のなかで、もっとも特典が充実しているのがアミティエカードです。
以前は女性のみ発行可能なカードでしたが、現在は男性の申込みも受け付けています。
基本的なカードスペックは、旅行保険が充実している三井住友カード Aと同じです。
三井住友カード アミティエにも、国内・海外旅行保険(自動付帯)がついています。
三井住友カード Aは、三井住友カードよりも年会費が少し高いのが、唯一のデメリットでした。
アミティエカードの年会費は1,375円と、三井住友カードと同額です。
もちろん、年会費はインターネット入会で初年度無料です。
次年度以降も、マイ・ペイすリボへの登録+年1回以上の利用で無料になります。
※年会費無料の優待が受けられる条件が、2021年2月分の支払いから、「マイ・ペイすリボへの登録&年1回以上のリボ払い手数料の支払い」に変更になります。
三井住友カード アミティエのメリットは、国内・海外旅行保険だけではありません。
ポイント還元率は通常0.5%ですが、アミティエカードの特典でケータイ利用料はポイント2倍(還元率1.0~5.0%)になります。
対象となる携帯電話会社は、ドコモ、au、ソフトバンク、Yahoo!モバイルです。
MVNO(格安SIM事業者)で、も楽天モバイルやUQ mobileなどは対象外です。
詳しい記事は、こちらです。
三井住友カード アミティエが男性・女性問わずおすすめの理由、旅行保険やポイント還元はクラシックカードより上位
ビジネスパーソンに最適な本物志向の一枚
さらに旅行保険の充実を希望するなら、三井住友カード エグゼクティブをおすすめします。
ビジネス、プライベートともに活躍する1枚となっています。
エグゼクティブカード
三井住友カード エグゼクティブは、カードブランドが金色で刻印された高級感あふれる1枚です。
三井住友カードと比較して、エグゼクティブカードは旅行保険を大幅に強化しています。
- 海外旅行保険:最大4,000万円(自動付帯)
- 国内旅行保険:最大3,000万円(うち自動付帯は500万円)
- 家族特約つき(家族も旅行保険の対象)
万が一の事態に備え、旅行保険の補償額を上げたい方、家族旅行をする機会が多い家庭にとっては、年会費を支払ってでも持つ価値が高いです。
三井住友カード エグゼクティブは、ほかの三井住友カードとは違い、どう頑張っても年会費無料にはなりません。
エグゼクティブカードの年会費は、インターネット入会で初年度無料、翌年度以降は3,300円かかります。
WEB明細サービスの利用とマイ・ペイすリボへの登録で、年会費は1,100円まで下がります。
年会費に1円も払いたくない人は、ほかのカードをおすすめします。
たとえば、三井住友カード Aやアミティエカードは、旅行保険の最大補償額は下がりますが、実質無料で持てるカードとして人気です。
詳しい記事はこちら。
海外旅行保険のメリットが大きい三井住友カード エグゼクティブの世界
20代におすすめのヤングカード
続いて、20代前半の方におすすめしたい三井住友カードを2枚紹介します。
三井住友カードには「20代までの限定カード」が存在します。
もちろん20代でも三井住友カードなど、前述の定番カードに申し込み可能です。
ポイント還元率や特典などは、18歳から25歳まで限定の三井住友カード「デビュープラスカード」が優れています。
▼学生は学生カードが選べます▼
三井住友の学生専用Visaカードがクレカ初心者でも安心して使える理由
デビュープラスカード
20代からの人気がダントツで高いのが、三井住友カード デビュープラスです。
18~25歳の方は、デビュープラスカードに申し込めます。
ほかの三井住友カードと比較して、通常のポイント還元率が高いのがメリットです。
いわゆるプロパーカードは、ポイント還元率の低さがデメリットにあげられます。
デビュープラスカードは、通常ポイント2倍、入会後3ヶ月はポイント5倍と、圧倒的にポイントが貯まりやすいです。
- 通常:ポイント2倍(還元率1.0%)
- 入会後3ヶ月:ポイント5倍(還元率2.5%)
入会後3ヶ月の期間中にまとめ買いすると、さらに多くのポイントを獲得できます。
年会費は1,375円ですが、年1回以上の利用で次年度無料です(初年度は無条件で無料)。
マイ・ペイすリボへの登録が不要なので、リスクの高いリボ払いを選ばずとも無料で使えます。
しかし、三井住友カード デビュープラスは、残念ながら旅行保険を付帯していません。
クレジットカードの旅行保険を活用したい方は、前述の三井住友カード Aやアミティエをおすすめします。
三井住友カードは、国際ブランドをVISAとMastercardから選べます。
ただし、デビュープラスカードはVISAだけの取り扱いです。
Mastercardと比べ、VISAは国内外問わず使えるお店が多いです。
特に初めてのクレジットカードなら、VISAをおすすめします。
ほかの三井住友カードと同じく、最短翌営業日のスピード発行が可能です。
ちなみに、デビュープラスカード所有者が満26歳になると、最初の更新年で自動的にプライムゴールドカードへ切り替えになります。
詳細記事はこちら。
25歳以下限定!超お得な三井住友カード デビュープラスの本気度が凄い
プライムゴールドカード
三井住友カード プライムゴールドは、20~29歳だけが持てるヤングゴールドカードです。
ゴールドカードだけあり、次年度以降の年会費は5,500円と割高です。
ただし、国内の主要空港にある「空港ラウンジ」が無料で使えたり、国内・海外旅行保険(最高5,000万円)が付帯したりします。
20代でゴールドカード所有者は、ほとんどいないため、同世代と差をつけられます。
デビュープラスカードのような、ポイント還元率のアップはありません。
毎年一定金額以上を利用した人がもらえるボーナスポイントは、三井住友カードの2倍になります。
(※2020年6月26日以降は、Vポイントにてプレゼントになります)
プライムゴールドカードで、もっとも価値のある付帯サービスが、充実した旅行保険です。
国内・海外旅行保険の補償額は最高5,000万円(自動付帯分1,000万円、利用付帯分4,000万円)、ショッピング保険も年間最高300万円と高額になっています。
これらの補償額は、一般カードを大きく上回る、ゴールドカードならでは手厚さといえます。
年会費は初年度無料。次年度以降の年会費は5,500円です。
WEB明細書サービスの利用や、マイ・ペイすリボへの登録で、年会費の割引が受けられます。
詳細記事はこちらです。
20代が絶対持つべき三井住友カード プライムゴールドの評判は?
リボ払い専用は手数料率の低さが魅力
リボ払いとは、毎月の支払い額が一定になる支払い方法です。
三井住友カードのリボ払いには、支払いが自動的にリボ払いになる「マイ・ペイすリボ」、買い物の後からリボ払いに変更できる「あとからリボ」があります。
2回目の支払いからは、リボ手数料がかかります。
リボ払い手数料率は実質年率15.0%と、一回払いや分割払いと比べて高いです。
使い方を間違えると、いつまで経っても支払いが終わらない「リボ払い地獄」に陥る可能性があります。
後述の三井住友カードリボスタイルは、リボ払い専用カードです。
リボ払い手数料率は9.8%と、金利がかなり低く、リボ手数料を安く抑えられます。
リボスタイル
三井住友カード リボスタイルは、年会費が永年無料で使えるリボ払い専用カードです。
一般的なクレジットカードと同じように使えますが、毎月の支払い額は利用金額に関係なく一定です。
リボ払いを利用するデメリットに、手数料率の高さがあげられます。
リボスタイルの実質年率は9.8%とかなり低く、月々の支払い負担を少なくできます。
返済方式は「残高スライド元利定額」です。キャッシングやカードローンで使われるのと同じものです。
返済期間が長期化しやすいため、リボ手数料も増加しやすい点に注意してください。
それでも実質年率9.8%はかなり低く、ほかのリボ払いよりも、リボ払い手数料を安くできます。
リボ払いを利用する場合は、非常に使い勝手が優れているクレジットカードといえます。
記事はこちらです。
三井住友カードリボスタイルはリボ払い手数料率が驚異の1ケタ台!エブリプラスやJCB CARD Rからの切り替えも要検討レベル
三井住友カード リボスタイル お申込みはこちら(年会費無料)
自分にあったカードの選び方をおさらい
三井住友カードは種類が多いため、自分の希望する使い方に適したカードも見つけやすいです。
年齢や利用目的ごとに、おすすめの三井住友カードをまとめました。
- デビュープラスカード
- ・年齢は18~25歳
・ポイント還元率を重視したい
・将来的にゴールドカードを持ちたい
・旅行保険はなくてもいい - プライムゴールドカード
- ・年齢は20代
・ゴールドカードを持ちたい
・国内の空港ラウンジを無料で使いたい
・国内・海外旅行保険やショッピング補償を重視したい - 三井住友カード
- ・三井住友カードのスタンダードカードを持ちたい
- 三井住友カード A
- ・支払いに使わなくても国内・海外旅行保険の補償を受けたい
・三井住友カードよりも年会費が上がってもいい - アミティエカード
- ・旅行保険の補償を手厚くしたい
・携帯電話料金はカードで支払う予定
・三井住友カードと同額の年会費で使いたい - エグゼクティブカード
- ・年会費が割高でも国内・海外旅行保険の補償を強化したい
- リボスタイルカード
- ・リボ払いの手数料を安くしたい
ちなみに、三井住友カードは、VISAのイメージが強いですが、実はMastercardもあります。
すでにVISAブランドのクレジットカードをお持ちの方は、Mastercardを選ぶのもよいかと思います。
MastercardはVISAに次ぐ国際ブランドです。VISAとMastercardを2枚持ちすれば、使えるお店の幅が広がります。
