クレジットカードの利用限度額を引き下げたい!最低何万円まで下げることが可能?
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クレジットカードを使い過ぎないために、利用限度額を下げるという方法があります。
一度上がった利用限度額は「まったくカードを利用しない」や「残高不足で支払いが滞ることがあった」などの理由がない限り、下がることはないです。
毎月、問題なく利用していけば利用限度額は上がり続けるので「久し振りにカードの利用枠を見たら、自分には不釣り合いな利用限度額になっていた」と驚くことも少なくありません。
カードの利用限度額に対して、毎月の利用金額が少なかったり、高額な利用をする予定がなかったりする場合は、利用限度額を引き下げて適切な金額にするのも、クレジットカードとうまくつきあっていくコツの1つです。
目次
限度額を下げるメリット・デメリット
◆メリット
- 使い過ぎの防止ができる
- 不正利用時の被害が最小限ですみ、防犯対策になる
◆デメリット
- 限度額を引き上げる際、審査が必要になる
たとえばこんなときは利用限度額を下げ、適切な金額にしておけば、万が一の事態や使いすぎの防止ができます。
結婚後は夫名義のクレジットカードで支払いすることが多く、独身時代のクレジットカードをほとんど使わなくなりました。
以前はよくA社のカードを使っていたのですが、今はB社のカードの利用がメインになり、Aで支払う機会が減りました。
最低利用限度額は「10万円」が目安
カードの最低利用限度額は、一般的に10万円が目安です。
よく利用されている「年会費無料のクレジットカード」の最低利用限度額と利用限度額を引き下げるデメリットについて、カード会社に問い合わせてみました。
問い合わせ内容
1.クレジットカードの利用限度額は、最低何万円まで引き下げが可能か?
2.利用限度額を引き下げることで、何かデメリットはあるのか?
◆イオンカード
1.最低10万円
2.限度額を引き下げるのは電話で可能ですが、再度上げるのには、申請や手続きで1カ月ほどかかります。
◆楽天カード
1.最低10万円
2.限度額引き下げはすぐに可能ですが、もう一度引き上げるには審査が必要になります。
その場合、最初の限度額より少なくなったり、使えなくなったりする可能性もあります。
◆三井住友カード
1.最低10万円
2.カードの種類によってデメリットなどは変わります。クレジットカードの登録、発行後でないと詳しくは案内できません。
カードの利用限度額を引き下げる方法
1.カードの現在の利用限度額を確認する
クレジットカードの利用限度額は、カードのランク(一般カード/ゴールドカード)や、カード会社の審査内容、カードの利用履歴(クレヒス=クレジットカードヒストリー)などによって、人それぞれ違います。
まずは、自分が利用限度額を下げたいと思っているカードの利用枠を確認してみましょう。
利用限度額はカードの利用実績に基づき、クレジットカード会社の審査で、自動的に引き上げられることが多々あります。
「このカードの利用限度額はたしか20万円だから、20万を越えればエラーが出るだろう」と思ってカードを使い続けていたら、実は利用限度額が50万円だった…という事態が起きるのは悲惨すぎます。
そのため、今のカードの利用枠を把握することは「利用限度額をどれだけ引き下げるのがよいか?」を検討するためにも必要不可欠です。
カードの利用枠は、以下の方法で確認できます。
- 毎月届く「利用代金明細書」のカードの利用枠を確認
- クレジットカードの会員ページにある「利用可能額照会」で調べる
- カード会社のコールセンターに問い合わせる
クレジットカードの会員ページやカード会社のコールセンターで確認する際は、カード番号や有効期限、セキュリティコードを聞かれるので、クレジットカードの内容をすぐに見られるように用意しておきましょう。
2.カード会社に電話する
カードの利用限度額を下げるには、カード会社のコールセンターに問い合わせるのがもっとも確実な方法です。
カードの裏側に記載されている電話番号に連絡して、「クレジットカードの利用限度額を引き下げたい」と伝えます。
クレジットカードの会員ページでは、利用枠の引き上げは可能でも、引き下げは不可な場合が多いので、電話で直接連絡したほうが手っ取り早いです。
各種変更手続きは、だいたい年中無休で9時から17時頃まで受け付けているので、休日やお昼休みなどを利用して連絡してみてください。
利用限度額の引き下げは10万円単位が一般的で、希望の限度額で問題がなければ、すぐに利用限度額の引き下げに応じてもらえます。引き上げとは違い、審査の必要はありません。
限度額以上の買い物をした場合はどうなる?
限度額以上の買い物をすると、原則的にはクレジットカードは利用できなくなります。
- エラーが発生する(例:『注文する』を押すと『正常に処理できませんでした』と表示される)
- 通信会社から「利用限度額以上はご利用いただけません」のメッセージが届く
- お店の人から「このクレジットカードは利用できません」と伝えられる
数日前まで問題なくカード支払いができていたのに、いきなりカードが使えなくなった場合は、すでに限度額以上の利用をしていた可能性が高いです。
ただし少額(数千円程度)であれば、利用限度額以上の買い物が可能なこともあり、その場合は特別な手続きもなく、通常どおり利用代金が請求されます。
利用限度額以上の買い物をしようとして、決済エラーが出た場合は利用限度額を一時的に引き上げることで解消します。
一時的な引き上げは、カードの会員ページにある「利用枠の引き上げ」や、カード会社のサポートデスクへ連絡すれば大丈夫です。
サポートデスクに連絡すると、現在の利用金額と何の支払いをしようとしてエラーが発生したのか調べてもらえるので「決済エラーが出た利用代金が支払えるくらいの金額まで、利用枠を引き上げたい」など希望を伝えれば対応してもらえます。
大幅な引き上げでなければ、簡単な審査ですみ、連絡して数十分後にはあらためてカード支払いができるようになります。
サポートデスクの受付時間は一般的に9時~17時なので、受付時間外で今すぐ支払いを完了したいときは、別の支払い方法を選んだほうがよいと思います。
デビットカードやプリペイドカードを使うという選択肢も
でクレジットカードの利用限度額を引き下げる理由が「衝動買い対策」であれば、デビットカードやプリペイド式のクレジットカードを支払いに利用するという方法もあります。
「ソシャゲのガチャで推しキャラがまったく出ないので、ついつい課金してしまう」や、「深夜にネットショッピングでムダ買いすることが多い」など、一時的な衝動でお金を使ってしまうのを防止したいときに使えます。
デビットカード
デビットカードとは、金融機関(主に銀行)が発行する支払い用のカードです。
利用金額は、銀行口座からすぐに引き落とされる即時払いで、毎月の利用金額をまとめて後払いするクレジットカードとは、支払い方法が大きく違います。
「利用限度額=銀行口座の残高」なので、支払うお金がないのに使いすぎる心配がありません。
クレジットカードと比較して、ポイント還元率は低いのですが「支払いでポイントが貯まるから、たくさん使っても大丈夫だろう」と思いにくいのも利点といえます。
デビットカードは、クレジットカードのような審査なしで発行が可能で、15歳以上であれば誰でも作れるカードですが、利用の際にはデビットカードを発行する銀行に口座を持っている必要があります。
大手の銀行であれば、何かしらのデビットカードを発行しているので、すでに口座を持っている銀行のデビットカードを申請するのが、いちばんスムーズです。
◆各銀行のデビットカード(一例)
- ゆうちょ銀行 → ゆうちょデビットカード
- 楽天銀行 → 楽天VISAデビットカード/楽天銀行デビットカード(JCB)/楽天銀行デビットカード(Mastercard)
- イオン銀行 → イオンデビットカード
- 住信SBIネット銀行 → 住信SBIネット銀行Visaデビットカード
- ソニー銀行 → Sony Bank WALLET
- 三菱UFJ銀行 → 三菱UFJ-VISAデビット
- PayPay銀行 → Visaデビットカード
ただしムダづかい防止にデビットカードを使うのなら、デビットカード専用口座を新しく開設して、今まで使っている口座と分けたほうが金銭管理がしやすくなります。
「月3万円まで趣味のお金として自由に使ってもよい」と決めた場合、デビットカード専用口座に3万円を振り込み、その金額内でやりくりするようにすれば、3万円以上の出費が抑えられます。
姉妹サイト「ネット銀行100の活用術」では、デビットカードについて詳しく説明しているので、あわせて読むとよりデビットカードへの理解が深まると思います。
あわせて読みたい:
デビットカードはどこの銀行がおすすめ?勝手にランキングしてみました
プリペイド式のクレジットカード
利用制限を設けたいのが、ソシャゲのガチャ課金やネット通販など、ネット上に限定しているなら、「Vプリカ」に代表されるプリペイド式クレジットカードを利用する方法もあります。
Vプリカの入手方法は「チャージ済みのVプリカをコンビニなどで買う」と「クレジットカードやネットバンキングなどで、Vプリカを買う」の2パターンあり、支払い時にVプリカのカード番号を入力すれば、クレジットカードと同じように利用可能です。
VプリカはVISAが提供するプリペイドサービスで安全性が高く、VISAカードが使えるサイトなら、どこでも支払いができます。
利用可能な金額は500円~30,000円、Vプリカをまとめれば最高10万円まで使えるので、毎月の上限を決めながら使いすぎ防止にも効果を発揮します。
利用可能限度額を使い切ったり、新しいVプリカに残高を移行したりすれば、カード情報は一切なくなるので、海外サイトなど不安に感じる支払い先での使い勝手もよいです。
Vプリカに関しては下記の記事で詳しく紹介しているので、よろしければあわせてお読みください。
あわせて読みたい:
【ネット利用限定】クレジットカードなしでも今すぐ支払いできる「Vプリカ」活用術
クレジットカードの利用限度額は、最低10万円まで引き下げることは可能です。
もともと、クレジットカードを利用する機会が少なく、万が一不正使用された際に被害金額を最小限にしたいケースで有効的です。
また衝動買いや、ムダづかい防止にクレジットカードの利用限度額を引き下げたいと考えていて、その金額が月10万円以下なら、デビットカードやプリペイド式クレジットカードを利用するという方法も使えます。
「なぜ、自分はカードの利用限度額を下げたいのか?」で、それぞれに適した方法が異なりますので、自分が希望する利用方法を見定めてみてください。
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ポイントの有効期限が切れる前に!クレジットカードのポイント失効を防止