JRE CARDと「ビュー・スイカ」カードの違いは?比較で分かる最適なビューカードの選び方
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
JR東日本グループの株式会社ビューカードが発行する公式クレジットカード「ビューカード」シリーズに、JRE CARD(ジェイアールイーカード)が追加されました。
アトレビューSuicaカード、weビュー・スイカカード、エスパルカード、フェザンカード、ペリエビューカードの後継となるクレジットカードです。
従来のビューカードシリーズと同じように、Suicaチャージや定期券の購入で1.5%ポイント還元になる以外にも、アトレなどの駅ビルでポイント還元が3.5%になる特典が受けられます。
駅ビルでよくお買い物をする方に、おすすめのカードです。
今回はビューカードのなかでも、定番の「ビュー・スイカ」カードと、どのような点に違いがあるのか比較してみました。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
「ビュー・スイカ」カードはJRE CARDの切替対象外
すでにアトレビューSuicaカード、weビュー・スイカカード、エスパルカード、フェザンカード、ペリエビューカードをお持ちの方は、JRE CARDと同じサービスが受けられます。
またカードの有効期限が2018年8月のカードをお持ちの方から、更新カードがJRE CARDのデザインに切り替わります。
一方で、「ビュー・スイカ」カードは、今後も「ビュー・スイカ」カードのまま継続されます。
JRE CARD優待店でのポイント還元率が2%違う
(2018年7月現在)
JRE CARDと「ビュー・スイカ」カードの最も大きな違いが、JRE CARD優待店でのポイント倍率です。
JRE CARD優待店(アトレ・アトレヴィ、テルミナ、ペリエ、エクセル、エスパル、フェザン)の買い物でカード払いをすると、その場で付与されるJRE POINT数に差がつきます。
◆JRE CARD
100円(税抜)ごとに3ポイント(還元率3%)
◆「ビュー・スイカ」カード
100円(税抜)ごとに1ポイント(還元率1%)
さらに上記のポイントとは別で、利用月の翌月中旬にカード利用金額に応じて1,000円(税込)ごとに5ポイントのJRE POINTが付与されます。
例えば、アトレで1,000円(税抜)分の買い物をカード払いした場合、貯まるポイント数は以下のとおりです。
◆JRE CARD
30ポイント+5ポイント=35ポイント(還元率3.5%)
◆「ビュー・スイカ」カード
10ポイント+5ポイント=15ポイント(還元率1.5%)
そのため、JRE CARD優待店で買い物する機会が多い人は、JRE CARDを選んだほうが実質2%OFFになる分、お得感があります。
ちなみにJRE POINT加盟店では、100円(税抜)ごとに1ポイント(還元率1%)で付与率に変わりません。
JRE CARDはSuicaやSuica定期券の有無が選べる
◆JRE CARD
Suica・定期券なし/Suica付/Suica定期券付
◆「ビュー・スイカ」カード
Suica定期券付
「ビュー・スイカ」カードには、Suica定期券の機能が自動的についています。
そのため「Suica、定期券、クレジットカードを1枚にまとめたい」と思う方におすすめです。
一方でJRE CARDは、SuicaやSuica定期券の有無が選べます。
ビューカードシリーズは、手持ちのMy Suica(記名式Suica)やSuica定期券とビューカードをリンクすることで、オートチャージ機能が使えます。
ちなみに、株式会社ビューカードでは、ビューカードとSuicaを結びつけることを「Suicaリンク」と呼びます。
そのため、クレジットカード自体にSuicaやSuica定期券の機能がなくても、電車やバス、買い物の利用に不自由さは感じません。
またスマホで「モバイルSuica」を使う人には、どちらを選んでも問題ありません(カードにSuica付帯の有無が関係ないため)。
「Suicaとクレジットカードは別々に持ちたい」「クレジットカードは自宅で保存しておきたい」と思う人は、別々に分けられるJRE CARDのほうが使い勝手がよいと思います。
JRE CARDは初年度の年会費が無料(2年目以降は有料)
◆JRE CARD
初年度無料、2年目以降は524円
◆「ビュー・スイカ」カード
初年度から524円
JRE CARDは初年度の年会費が無料です。
2年目以降は「ビュー・スイカ」カードと同じく524円かかります。
「ビュー・スイカ」カードは年間利用額に応じてボーナスポイントが付与される
「ビュー・スイカ」カードだけの特典として、毎月のカード利用とは別に、年間の利用金額に応じてボーナスポイントがもらえます。
年間のカード利用額 | ボーナスポイント |
---|---|
30万円以上 | 250ポイント |
70万円以上 | 1,000ポイント |
100万円以上 | 1,500ポイント |
150万円以上 | 2,500ポイント |
特に家族カードを発行して、家族で「ビュー・スイカ」カードを利用する場合は、上記のボーナスポイントは獲得しやすいと思います。
ちなみに通勤や通学用の定期券購入やSuicaオートチャージなどの利用金額は、ボーナスポイント獲得の対象外です。
JRE CARDと「ビュー・スイカ」カードの共通点
JRE CARDと「ビュー・スイカ」カードは、いずれもJR東日本グループの株式会社ビューカードが発行するクレジットカード「ビューカード」のラインナップの1枚です。
そのため、共通する特典やサービスも多くあります。共通ポイントを一覧でまとめてみました。
◆オートチャージでポイントアップ
Suicaのオートチャージ・モバイルSuicaのチャージ・オートチャージで使うと1.5%のポイント還元となります。
◆Suicaオートチャージ機能
SuicaやPASMOエリアの改札口を通過する際、チャージ残額が設定金額以下になった場合、一定金額が自動的にチャージされます。
◆モバイルSuicaの年会費が無料
スマホでSuicaが使える「モバイルSuica」の年会費は、支払い先のカードにビューカードを登録すると当面無料でした。しかし、2020年2月26日から無料で使えるようになりました。
◆貯まるポイントと使い方
JR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」が貯まります。
貯まったJRE POINTは、JRE POINT加盟店で1ポイント=1円として支払いに利用できるほか、Suicaへのチャージや商品券、オリジナルグッズへの交換に使えます。
(ビューカードのビューサンクスポイントは、2018年6月28日よりJRE POINTに切り替わりました。)
◆紛失補償
定期券機能付きビューカードは、紛失や盗難にあって不正利用された場合、クレジットカードとしての補償のほか、定期券部分やSuicaへのチャージ残高が補償されます。
◆国内・海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険(最高1,000万円)、海外旅行傷害保険(最高500万円)が付帯しています。
◆ETCカード
高速道路など有料道路の料金所を一時停止なしで、通過と通行料金の支払いができます。
年会費はビューカードとは別に524円かかります。
利用する機会でJRE CARDと「ビュー・スイカ」カードの真価が違う
◆JRE CARDの利用が向いている方
・JRE CARD優待店で買い物をする機会が多い
・まずお試し的にビューカードを利用したい
・SuicaやSuica定期券は別々に持ちたい
・家族カードは必要ない
JRE CARDは、まだビューカードを持っていないSuica利用者に、おすすめの1枚です。
JRE CARD優待店での利用は、ポイント還元率が3.5%と高いです。
例えばアトレで5,000円分の買い物をしたとき、JRE CARDと「ビュー・スイカ」カードの獲得ポイント数に100ポイントの差がつきます。
JRE CARD:150ポイント+25ポイント=175ポイント
「ビュー・スイカ」カード:50ポイント+25ポイント=75ポイント
JRE CARDは「ビュー・スイカ」カードと違い、年間利用額に応じたボーナスポイントはありません。
ただしJRE CARD優待店を利用する機会が多い人は、JRE CARDを持ったほうがポイントを多く貯められます。
駅ビルで買い物が多い人は「ビュー・スイカ」カードと比較して実質2%OFFになるので、お得度に差がつきます。
◆「ビュー・スイカ」カードの利用が向いている方
・JRE CARD優待店を利用する機会が少ない
・年間利用額が多い
・家族カードを持ちたい
一方で「ビュー・スイカ」カードは、家族カードを持ちたい人や、JRE CARD優待店で買い物する機会がない人に向いています。
年間利用額に応じてボーナスポイントが貯まるので、年間利用額が多い人、また家族カードを持たせて、家族でビューカードを利用したい場合にもおすすめです。
6件のコメント
やはりよくわかりません。JRを頻繁に使い、大人の休日ですがJREカードに変えるべきですか?
大人の休日倶楽部のビューカードは、一部JR線の切符が割引になるのが、JRE CARDと「ビュー・スイカ」カードとの大きな違いです。
◆ミドルカード
・JR東日本線・JR北海道線が5%割引
◆ジパングカード
・JR東日本線・JR北海道線が30%割引
・日本全国のJR線が20回まで20%・30%割引
◆2カード共通
・びゅう国内旅行商品は同行者も全員5%割引
・大人の休日倶楽部パスなど、会員限定のお得な切符、ツアーあり
そのため、大人の休日倶楽部独自の割引やサービスを全く利用していない場合は、年会費の安いJREカードに切り替えた方がお得です。
ビューカードとJALのマイレージカードをそれぞれ持っています。
1枚に纏めようと考えていますが、どちらの会社へ申請をしたら良いのでしょうか。
また、ポイントの移行の仕方を教えて下さい。
>教えて下さい。さん
「ビューカードとJALマイレージカードを解約して、JALカードSuicaに変更を予定している」というご質問で宜しいでしょうか?
◆ビューカード
JRE POINTはカード単位ではなく、契約者ごとに貯まります。
新しいカードが届いてからビューカードを退会すれば、特に面倒な手続きなくポイントを移行できます。
◆JALマイレージカード
JALカードSuicaを申し込む時にお客様番号(マイレージ番号)を登録すると、マイルの移行ができます。
JALカードSuicaはビューカードが発行しているので、ビューカードのサイトで申し込みをしてください。
先日、JREカードの申し込みをしましたが、少しは62歳なので旅行もしたいと思っています。駅員さんに聞いたら定期券も使えるし、自動チャージもあるからもJREカードがいいと勧められました。
よくよく調べたら大人の休日俱楽部カードもスイカの定期券も買えて
お得な切符も買えてて、自動チャージもできるということで大人の休日俱楽部カードのほうがいいかなと思いました。この認識で宜しければJREカードをキャンセルして大人の休日俱楽部にしたいなと思っています。それともJREカードでも大人の休日俱楽部にあるお得な切符(例えば東北4日15000円?乗り放題)も使えるのでしょうか?定期券を買うまで時間がないので回答をお願いします。
>原芳浩さん
大人の休日俱楽部への入会には、大人の休日俱楽部カードの所有が必要不可欠です。
JRE CARDでは入会できず、大人の休日俱楽部でのお得な切符も購入できません。
大人の休日俱楽部ならではの特典に魅力を感じられるのであれば、JRE CARDよりも大人の休日俱楽部カードへの入会をおすすめします。
大人の休日倶楽部ミドルの年会費は2,100円と有料ですが、初年度は無料で使えます。