カードブランドによって異なる2つのJALプラチナカードはどこが違うか
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JALカードの最高峰となる「JALプラチナカード」には2つの種類があります。
それは、「アメックス」と「JCB」というクレジットカードブランドの違いです。どちらも年会費は同じ34,100円なのですが、特典内容に違いがあります。では、どちらを選んだほうがお得なのか。
JAL・JCBカードプラチナとJAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナを比較します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
JALカード、JCBとアメックスの違い
わかりやすく説明すると、JALが提供する特典についてはどちらも同じですが、カード発行会社が提供する特典の部分で違いが生じています。
ちなみに、JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナを発行しているのは三菱UFJニコスです。三菱UFJニコスはアメックスブランドの展開を積極的に行っているカード会社として知られています。
ホテルやレストランの優待サービス
JCBは「JCBプレミアムステイプラン」、アメックスは「スーペリア・エキスペリエンス」を提供しています。
JCBプレミアムステイプランは宿泊施設の優待のみとなりますが、JCBの最高位カードであるJCB THE CLASSと同じサービスとなるので質は高いです。
ただし、JCBは海外に弱くおもに国内に強いブランドという点で劣ります。
一方、アメックスカードでは同じみの「アメリカン・エキスプレス・コネクト」は国内・海外に数多くの提携ホテル・レストランの優待があります。また、三菱UFJニコスがプラチナカード会員用に提供している「スーペリア・エキスペリエンス」も利用できるので、紹介可能な施設の幅はかなり広いと思います。
ホテル・レストランの優待を重視したい場合は、アメックスの選択がおすすめです。
銀聯カードの発行
中国で絶大なシェアを誇る銀聯カード(UnionPay)ですが、アメックスブランドであれば年会費無料で発行できます(ただし発行手数料に1,100円がかかります)。
しかし、JCBブランドは銀聯カードの発行に対応していません。
もし、中国に出張や旅行をする機会が多く、銀聯カードの発行が必須という場合も、JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナを選ぶと良いかと思います。
JAL・JCBカードプラチナは独自特典が多い
前述のホテル・レストラン優待で、JCBにはレストランの優待が少ないと書きましたが、実はJCBには「グルメ・ベネフィット」というサービスがあります。これは、JCBが提携する高級レストランのコース料理を2名分予約すると1名分が無料になる人気の特典です。
グルメ・ベネフィットもJCB THE CLASSで提供されているサービスで、上手く活用するとこれだけで年会費の元が取れます。
その他にも、JAL・JCBカードプラチナならではの特典が多数あります。
- グルメ・ベネフィット
- ディズニーデザインのプラチナカードを選択可能
- JCB Lounge 京都の利用
プラチナ・コンシェルジュデスクの違い
どちらのカードブランドでも、24時間365日対応のプラチナ・コンシェルジュデスクが使えます。
旅行やレストランの手配、わからないことに対する質問、そしておすすめのレストランや優待サービスの紹介など、さまざまな要望に答えてくれるのが、秘書サービスの特徴です。
また、一般のクレジットカードのサポートデスクと比べて電話がすぐに繋がるという隠れたメリットもあります。
このプラチナ・コンシェルジュデスクですが、
- JCBブランド JCBが担当
- アメックスブランド 三菱UFJニコスが担当
となっています。
担当が違うということは、秘書の対応や紹介できる内容が違うということです。
こればかりは実際に体験してみないとわからないのですが、私の経験で言うと「本家アメックスのコンシェルジュ」と「三井住友プラチナのコンシェルジュ」は驚くほど対応が違います。本家アメックスの秘書サービスは評判通り、対応が素晴らしく良いです。
私はJCBと三菱UFJニコスの秘書サービスを経験したことがないのでレビューできないのが残念ですが、上記に違いがあるということだけは頭に入れておくと良いと思います。JCB THE CLASSの優良顧客を多数抱えているだけに、個人的にはJCBの方が対応は良さそうだなと感じます。
保険の内容に違いあり
ショッピング保険の補償額ですが、JCBは年間最高500万円、アメックスは年間最高300万円までとなります。
旅行保険はJCBは国内・海外ともに最高1億円の補償で、しかも自動付帯なのでJAL・JCBカードプラチナを持っているだけで保険が適用されます。これはかなり手厚い内容です。
一方でアメックスは、海外旅行保険が最高1億円、国内旅行保険は最高5,000万円の補償となります。海外旅行保険についても自動付帯は5,000万円までとなり、JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナで旅行代金などの支払いを行わないと最高額の補償が適用されません。(利用付帯)国内旅行保険は自動付帯です。
どちらも十分すぎる保障だと思いますが、保険の補償額の違いで比較すると差があります。
こだわりがないならJAL・JCBカードプラチナ
以上が2枚のJALプラチナカードの比較です。
上記を見てもわかるとおり、年会費が全く同じなのに特典については細かい部分で差があります。
それぞれ独自提供しているサービスはありますが、特典の内容を比較するとJAL・JCBカードプラチナの方が有効に活用できそうな特典が多いのも事実。そして決定打はショッピング保険・旅行保険の内容です。
JALマイルが非常に多く貯まるので、どちらも良いカードであることは変わりませんが、個人的にはJAL・JCBカードプラチナに軍配があがるかなと思います。