JALカード(普通カード)
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
JALカードは、JALマイレージバンク(JMB)機能がついた、航空会社JALのクレジットカードです。
JMBマイルを貯めると、国内線・国際線の特典航空券への交換や座席のアップグレードなど、旅行や出張が快適になるサービスが受けられます。
「JALグループ便の飛行機を利用する機会が多い」、「マイルを貯めて航空券と交換したい」と思う方に必要不可欠な1枚です。
数あるJALカードのなかでも、普通カードは「JALカードのスタンダードカード」に位置づけられています。
今回は、JALカード(普通カード)で利用できる特典と、その他JALカードとの違いについて紹介します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
JALカードを利用するメリット
JALカードを利用することで、JALマイルが貯まりやすくなるだけではなく、旅行や出張をお得で便利にする特典が充実しています。
JALカードにはたくさんの種類があり、より充実した特典がついたJALカードは、年会費が割高になりやすいです。
そのため、まずは「JALカードを利用することで得られるメリット」を確認後「普通カードにするか、それ以外のJALカードにするか」を検討すると、自分にあった1枚が選びやすいかと思います。
カード利用でショッピングマイルが貯まる
JALカードの最大の特徴が、カード利用ごとにJALマイルが獲得できることです。
200円ごとに1マイル貯まり、JALカードに紐付けられたJMB口座へ自動的に加算されます。
JALマイルをさらに貯める方法としては「JALカード特約店でカード払いをする」、「JALマイレージモールを経由して買い物をする」、「ショッピングマイル・プレミアムに登録する」が挙げられます。
JALカード特約店で支払い
JALカードで支払うと、2倍のマイルが貯まります。
コンビニやスーパーなど、日常で利用することが多いお店が特約店になっています。
JALカード特約店一例:ファミリーマート、イオン、大丸・松坂屋、マツモトキヨシ、ウエルシア、紀伊國屋書店
JALマイレージモール経由でネット通販
ネットショッピングを利用する際に、JALマイレージモールを経由すると、カード利用分のJALマイルに加えて、2倍~5倍以上などマイルアップして貯められます。
参加店舗一例:Amazon、ビックカメラ、ユニクロ、大丸・松坂屋、LOHACO(ロハコ)
ショッピングマイル・プレミアムに登録
JALマイルの付与条件が100円ごとに1マイルと通常の2倍になります(JALカード特約店では通常の4倍)。
別途、年会費3,300円がかかりますが、JALカード会員の8割が利用しています。
ちなみにJALマイレージバンク(JMB)と電子マネーWAONが1枚になった「JMB WAON」では、JALカードでチャージしたり、WAON払いをしたりすることでJALマイルが2回貯まります。
ほかにもクレジットカードのなかには、貯まったポイントをJALマイルに交換可能な場合もあります。
例えば、dポイントやPontaポイントは「2ポイント→1マイル」のレートで交換可能です。
搭乗で貯まるフライトマイルが増加する
JALマイルを貯めるもっとも定番の方法が、JALグループ便の飛行機に搭乗することです。
JALカードでは、以下のボーナスマイルが貯まり、フライトマイルがアップする特典がついています。
- 入会搭乗:1,000マイル
- 毎年初回搭乗:1,000マイル
- 搭乗ごと:フライトマイル+10%
例えば、JALカード以外のクレジットカードで1,000マイルを貯めようと思うと、年間20万円のカード利用をしなければなりません。
(100円ごとに1ポイント貯まり、2,000ポイントで1,000マイルと交換可能なクレジットカードの場合です)
そのため、年1回以上、JALグループ便を利用する機会があれば、JALカードを持ったほうがマイルを効率的に貯められます。
基本的にフライトマイルは「搭乗した区間の区間マイル × 利用運賃のマイル積算率」に応じて付与されるマイル数が計算されます。
マイル積算率は、搭乗クラス(エコノミークラス~ファーストクラス)や予約クラス、運賃名称によって、30%~150%と大きく変わります。
そのため、たとえ飛行距離が長くても、マイル積算率が低ければ、なかなかマイルが思うように貯まりません。
一方で、JALカード ツアープレミアム(年会費2,200円)に登録をすれば、本来のマイル積算率に関係なく区間マイルが100%貯まります。
さらにJALカードを持っていれば、フライトマイル+10%になるので、ますます多くのマイルが獲得できます。
旅行や宿泊、空港で割引や優待が受けられる
JALカードは、マイルを貯められるだけではなく、旅行や出張の準備段階でも活用しがいのある1枚です。
航空会社のクレジットカードなだけあり「航空券を手に入れる」、「宿泊先のホテルを予約する」、「空港で手土産や旅行の思い出を買う」などが、まとめてお得になります。
- 国内線割引運賃先得:一般発売開始の2日前から予約可能
- JAL/JTA機内販売商品:10%OFF
- 国内空港店舗や空港免税店:5%OFF、10%OFF
- ホテルニッコー&JALシティ:レイトチェックアウト利用可能
- JALパックの国内・海外パッケージツアー:最大5%OFF
- JALビジネスきっぷ:当日の予約・変更が可能。マイルが100%貯まる
AMEX以外の付帯保険は弱め
JALカードでは、旅行保険含む付帯保険が利用できます。
国内・海外旅行障害保険
- 傷害死亡:1,000万円
- 傷害後遺障害:30万~1,000万円
- 救援者費用(年間限度額):100万円(海外)
注意したいのは、普通カードには傷害・疾病治療費用、賠償責任、携行品損害は付帯していないことです。
例えば、海外滞在中にケガや病気をして、滞在先の医療機関を受診したときには、高額な医療費を請求される場合があります。
そんなときに役立つのが「傷害・疾病治療費用」なのですが、普通カードでは補償が受けられません。
ほかにも手荷物の盗難や破損などを補償する携行品損害などもないので、万が一の事態に備えるには力不足感があります。
一方でJALアメックスカード(カードブランドがAMEXのJALカード)では、上記の補償がすべて受けられます。
年会費は6,600円と、VISA、JCB、Mastercardと比較して3倍ほど高いのですが、ほかにも国内の主要空港ラウンジが無料で使えるなど、特典が充実しています。
JAL アメリカン・エキスプレス・カードについては、下記の記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にどうぞ。
あわせて読みたい:
JAL アメリカン・エキスプレス・カードは特典充実、高い年会費の元が取れる使い方
年会費は初年度無料
普通カードの年会費は初年度無料、2年目以降は2,200円かかります。
ほとんどのJALカードは「初年度から有料」な場合が多いので、まず普通カードを利用してみて、使い続けるかどうか考えてもよさそうです。
申込み資格があるのは「18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方」です。
「安定した収入」などの審査基準はないので、比較的、誰でも申込みやすいJALカードといえます。
普通カードは利用すべき?他JALカードとの違いを比較
JALカードは「JALをもっと便利にお得に活用したい」という人に適した1枚です。
提携カードをあわせると種類が豊富にあり、学生さんや20代の社会人向けのJALカードもあります。主な特徴をまとめてみました。
JALカードnavi:学生専用JALカード
・在学期間中は年会費無料
・搭乗や買い物でJMBマイルが非常に貯まりやすい
・マイルの有効期限が無期限
・最大6割引のマイルで特典航空券と交換可能
・海外旅行損害保険の補償が手厚い
JAL CLUB EST:20代限定JALカード
・年会費:7,700円
・年5回サクララウンジ(国内線)が使える
・ビジネスクラスカウンターでチェックイン可能
・マイルの優待が充実(ショッピングマイル2倍など)
・マイルの有効期限が60ヶ月に延長
CLUB-Aカード:海外旅行・出張者向けのJALカード
・年会費:11,000円
・搭乗時のボーナスマイルが多い
・ビジネスクラス・チェックインカウンターが使える
・旅行保険の補償内容が充実している
上記3カードと比較すると、普通カードは「30代以上で、買い物などのカード利用でJMBマイルを貯めたい方向けのJALカード」だとわかります。
JALカード(普通カード)は、AMEX以外は初年度年会費無料なので、まずは1年間利用してから、継続か退会を決めても遅くはないと思います。
JALカードからJALマイレージバンク(JMB)カードへの変更は可能です。今まで貯めたマイルも引き継がれるため、ムダにはなりません。