阪急阪神グループのSポイントのお得な貯め方、使いみちは還元率１％の支払いで

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阪急や阪神で買い物をしたとき、店員さんから「Ｓポイントつきのカードはお持ちでしょうか？」と聞かれた経験はありませんか？

Sポイントは、阪急阪神グループの共通ポイントです。

Sポイント優待店の買い物でSポイントカードを提示したり、STACIAカードで支払ったりすると、Sポイントが貯まります。

以前は、阪急阪神グループのサービスや施設ごとに、独自のポイントを展開していました。

たとえば、STACIAカードはSTACIAポイント、グランフロント大阪はおさんぽカードのポイント…というように、カードによって貯まるポイントがバラバラでした。

そのため、同じ阪急阪神グループの買い物でも、別々のカードを使い分ける必要がありました。

2016年4月21日からサービスを開始した「Sポイント」は、Sマークつきのカードが１枚あれば、共通でポイントを貯めたり、使ったりできます。

Sポイントが貯まるカードは、大きくわけて、「Sマークつきのポイントカード」と、阪急阪神グループのクレジットカード「STACIAカード」があります。

今回の記事では、よく利用する施設・サービスごとに、Sポイントの効率的な貯め方と、おすすめの使いみちを紹介します。

Sマークつきポイントカードの種類

百貨店、ショッピングモール、ホテル、スーパーごとに、Ｓマークつきポイントカードを取り扱っています。

Ｓマークつきのポイントカードが１枚あれば、5,000以上あるSポイント優待店で、ポイントを貯めて、使えます。

Sマークなしの旧ポイントカードをお持ちの方は、新しくSマークつきのポイントカードを手に入れて、ポイントの移行手続きが必要です。

Ｓマークつきのポイントカードによっては、独自の限定特典を設けている場合もあります。

いくつか例をあげてみると…

どこでポイントカードを作ればいいか迷ったときは、自分がよく利用する施設や店舗で発行すると、お得に使えるかと思います。

カード取り扱い店舗で「Sマークつきのポイントカードを作りたい」と伝えれば、すぐに入手できます。

カード発行後から、すぐにSポイントを貯められますが、利用するにはWebサイトでの会員登録が必要です。

Sポイント優待店でカード提示

基本的にＳマークつきポイントカードは現金専用です。

Ｓポイント優待店での支払いの際に、カードを提示すると、Sポイントが貯まります。

• 200円ごとに１ポイント︰0.5％
• 100円ごとに１ポイント︰１％

STACIAカードでSポイントを２重取り

STACIAカードは、阪急阪神グループの公式クレジットカードです。

主なSTACIAカードの種類は、以下のとおりです。

• ペルソナSTACIAカード
• エメラルドSTACIAカード
• 阪神タイガースSTACIAカード
• 阪急阪神第一ホテルグループSTACIAカード
• タカラヅカレビューSTACIAカード

いずれもＳマークつきカードのなかで、もっとも多くのSポイントを獲得できるのが、STACIAカードです。

カードの提示とカード払いで、Sポイントの２重取りができます。

ペルソナSTACIAカードは、阪急・阪神百貨店でのポイント還元率が高いのがメリットです。

それ以外のSポイント優待店では、ほかのSTACIAカードと差はありません。

エメラルドSTACIAカードと、ペルソナSTACIAカードの詳細は、下記の記事を参考にしてください。

SポイントをまとめるにはSTACIAカードが必要

Sマークつきポイントカードを複数もっていて、それぞれのカードでSポイントを貯めている人も多いと思います。

結論からいえば、Sマークつきポイントカードの利用で貯めたSポイントは、まとめられません（共通化ができない）。

ただし、STACIAカードがあれば、SマークつきポイントカードのSポイントを一つにまとめられます。

Sポイントメンバーサイトの「ポイントおまとめサービス」で、ポイントカードを登録すると、STACIAカードのポイント口座に、ポイントがまとまります。

まとめたSポイントは、どのカードからでも使えるので、使いたいときにすぐ使えて便利です。

ちなみに、くわしくは後述しますが、Ｓポイントは基本的に１ポイント単位で、Ｓポイント優待店の支払いに使えます。

カードごとにポイントが貯まっていても、消費はしやすいです。

STACIA PiTaPa

STACIAカードでは、後払い型交通系ICカードの「PiTaPa（ピタパ）」も利用できます。

STACIAカードにPiTaPa機能がついた「一体型」のみ利用できます。

追加カードとして、PiTaPaカードを発行できず、PiTaPa機能の後づけもできません。

すでにSTACIAカードをお持ちの方は、別途、PiTaPa機能つきのSTACIAカードを申し込む必要があります。

STACIAカードを申込む際には、その点に注意してください。

電車・バス利用、IC定期券の購入

阪急阪神グループの交通機関（鉄道・バス）で、PiTaPaを利用すると200円ごとに１ポイントが貯まります。

さらに、IC定期券をPiTaPaで購入すると、定期代の１％が還元されます。

ほかにも、同日に電車やバス、タクシーを複数回利用すると、Ｓポイントが加算される「エコ乗り」も対象になります。

PiTaPaショッピング利用は別のポイントが貯まる

PiTaPaはPiTaPaショッピング加盟店の支払いにも使えます。

電車やバス利用と同じく、利用代金は後払いになり、後日、口座からまとめて引き落とされます。

PiTaPaを電子マネーとして使うと、利用金額に応じてショップdeポイントが貯まります。

通常は100円ごとに１ポイント付与です。

店舗によっては、５倍・10倍・20倍のポイントアップもあります。

ショップdeポイントは500ポイント貯まると、PiTaPa利用金額から、自動的に50円が引かれます。

通常のポイント還元率は0.1％と低めなので、ポイントアップのお店での利用がおすすめです。

貯まったSポイントの使い方

Sポイントの有効期限は、最長で２年３ヶ月です。

毎年１月から12月末までの１年間で貯めたSポイントは、翌々年の３月末まで使えます。

たとえば、2020年中に貯めたSポイントは、2022年４月１日になると失効となり、一切使えなくなります。

Sポイントは１ポイントから支払いに使えるので、有効期限に気をつけながら、賢く消費してください。

Sポイント優待店で利用：１ポイント以上

Sポイントの手軽な使いみちは、Sポイント優待店で１ポイント＝１円として支払いに使うことです。

支払い時に「Sポイントを◯ポイント使ってください」と伝えると、合計金額からポイント分が引かれます。

Sポイントは、カード提示で110円や220円ごとに１ポイントが貯まります。

そのため、端数分をポイントで支払うと、貯まるポイントが減りません。

阪急阪神クーポンに交換：1,000ポイント単位

Sポイントが1,000ポイント以上貯まったときは、阪急阪神クーポンと交換できます。

阪急阪神クーポンの有効期限は、発行月から３ヶ月後の月末と、最大で約４ヶ月間使えます。

たとえば、３月に発行した阪急阪神クーポンは、６月末日まで使えます。

毎年４月１日になると、２年前に貯めたSポイントが失効します。

「Sポイントが1,000ポイント以上貯まっているけど、直近で使う予定がない」場合は、阪急阪神クーポンに交換すると、実質的に有効期限を延長できます。

提携ポイントに交換：1,000ポイント以上

Sポイントは他社ポイント・マイルへの交換もできます。

交換ポイント数は、いずれも1,000ポイント以上です。

はぴｅポイント

関西電力の電気・ガス料金の支払い

エールポイント

食品宅配サービス「阪急キッチンエール関西」の支払い

ANAマイル

ANAや提携航空会社の特典航空券、ホテル宿泊券への交換、座席のグレードアップ

Ｓポイント優待店で使う予定がなければ、上記で交換するのもありです。

阪急阪神ユーザーはSマークつきカードを持って損なし

阪急・阪神グループの施設で買い物をする方は、Sマークつきのポイントカードを１枚持っていると、さまざまな場面でSポイントを貯める機会に恵まれます。

現金専用のポイントカードで、還元率１％になるのは、かなりお得な方です。

さらに、多くのポイントを貯めたいときは、STACIAカードの利用をおすすめします。

ペルソナSTACIAは阪急・阪神百貨店、阪神タイガースSTACIAは阪神タイガースでの優待特典があり、利用用途に応じたSTACIAカードを選んでみてください。

阪急電鉄や阪神電車の利用が多ければ、STACIA PiTaPaを利用すると、Sポイントが貯まるだけでなく、利用回数・区間指定の割引運賃の適用も受けられます。

ほかにも鉄道会社が展開するポイントサービスには、近鉄のKIPSポイントがあります。

こちらも、近鉄や百貨店、商業施設での利用に応じて、ポイントが貯まります。