解約や更新後の古いクレジットカードはハサミで切らず処分せず持っていても大丈夫?
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初めてのクレジットカードや、アニメ・キャラ系のデザインカード、旧姓のクレジットカードなど「処分するのは抵抗がある」と思うクレジットカードは、破棄せずに持っていても、大丈夫です。
「解約や更新後の古いクレジットカードはハサミで切って処分する」というのは、あくまでもクレジットカードを処分するときの方法であって、ハサミを入れずに処分しないままでも問題はありません。
目次
きちんと管理していれば処分しなくてもリスクはない
複数の主要クレジットカード会社に質問してみましたが、全社とも同じような旨の回答でした。
A.そのままの状態で所有していると、不正利用など何かトラブルが起きるリスクはありますか?
Q.申込後、解約手続きが完了すれば、カードは利用できなくなるので、自分自身でしっかり保管してもらえばリスクはありません。
カードを解約をすれば、利用不可な状態になるので、解約後に不正利用されるリスクは低いのは当然のことです。
ただし、イオンカードのように「解約申込後、1週間前後で手続きが完了する」など、解約申込みから完全にカード利用ができなくなるまでに時間がかかる場合もあります。
完了するまでに適当な管理をしていれば、第三者に不正利用される可能性は少なからず出てきます。
そもそもクレジットカード自体、「個人情報のかたまり」です。1枚のクレジットカードからわかることを、以下にざっと挙げてみました。さまざまな情報がわかってしまいます。
- 氏名
- カード裏面の署名(氏名の漢字、書き文字のクセ)
- 次回の更新月(有効期限から割り出し)
- 利用しているカード/カード会社
- カード持ち主の特徴
- よく行く可能性のある場所(特に店舗で優待が受けられるカードの場合)
カードを使った不正利用のリスクがなくても、1枚のカードから得られるものは多いです。
あまり考えたくないことですが、万が一に備え、新旧、期限切れ問わず、きちんと管理することが大切です。
一部のクレジットカードは返送が必要
ちなみに一部のクレジットカードは、解約時に返送が必要になります。
解約の申込後、返信用封筒が送られてくるので、ハサミでカードを切り、返送手続きをします。
返送が必要なカードを持っている場合は、解約の申込み時にカード会社の電話オペレーターから説明を受けるので、説明どおりに手続きすればOKです。
更新後の古いカードの取り扱いに注意
有効期限が近くなったクレジットカードは、有効期限月の前月または当月中に、有効期限が更新された新しいクレジットカード(更新カード)が届きます。
新しいクレジットカードは、基本的にカード番号は同じで、有効期限とカード裏面のセキュリティコードしか変わりません。
そのため、期限切れの古いカードを処分せずに持ち続けるときでも、カード情報を知られないようにする対策は必要不可欠です。
特に有効期限は、自動更新の場合、古いカードのちょうど3年後や5年後になっていることが多いので、簡単に割り出せます。
コラボデザインカードは更新で一般カードに切り替わることも
アニメやキャラなどコラボ系クレジットカードは、入会募集が終了すると、更新・再発行は通常デザインのクレジットカードに切り替わります。
更新カードと同じく、カードデザインは変わっても、カード番号は変わりません。
そのため、たとえば「クレジットカードを保護袋やアクリルスタンドに入れて部屋に飾る(誰にでも見られる状態にする)」というのは、非常にリスクが高いです。
ほかのクレジットカードと同じように、きちんと管理する必要があります。
ちなみにエポスカードとコラボしたクレジットカード(例:銀魂エポスカード、オトメイトエポスカード)は、入会特典にカードと同じデザインのレプリカカードがつくことが多いです。
万が一の事態を回避するためにも、部屋に飾る場合やSNSへのアップは、レプリカカードにすることを強くおすすめします。
一方で三井住友カードのコラボクレジットカード(例:KING OF PRISM VISAカード、ガールズ&パンツァーマスターカードなど)は、レプリカカードがもらえません。
安心してクレジットカードを持つために必要なこと
古いクレジットカードを処分せずに持ち続けることは、一部返却が必要なカードを除き、問題ありません。
ただしカードは個人情報のかたまりなので、不正利用を防ぐためにも、使えるカードと同じようにきちんと管理をする必要があります。
- 誰でも見れる、さわれるところに置きっ放しにしない
- カードの保管場所を決めておき、盗難や紛失があった場合にすぐに気づけるようにする
- 保管場所は自分だけが知っている場所にする
今も使えるクレジットカードとは違い、磁気や温度(高温)には注意を払わなくてもよいです。
ちなみに会費や公共料金の引落しなど、定期的に引落しが発生するものは、クレジットカードを解約しても同じカードに請求がいきます。
解約を検討しているクレジットカードは、請求先のカード変更や引落しの停止手続きなど、各種手続きを忘れずにきちんとしておきましょう。
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