VISA、MasterCard、JCB、AMEXはどれを選べばいい?シェアを調査してわかったこと

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カードブランド

クレジットカードを作るとき、カードによっては「カードブランド」を指定できる場合があります。その多くが、「VISA、MasterCard、JCB、AMEX」の4つになると思います。

今回は、それぞれの国際カードブランドの特徴と、どのカードを選べばよいか?についてご紹介します。

世界で使える4大カードブランド

世界地図と女性

世界で使える、VISA、MasterCard、JCB、AMEXの4大カードブランド。クレジットカードによっては、自分が好きなブランドを指定できるケースもあります。

選んだカードブランドによって、微妙に特典やサービス、使えるお店も違ってきます。カードブランドの異なる複数のクレジットカードを同時に持つと、よりよいと思います。

VISA(ビザ)

VISA

テレビCMでも何かと見かけるのが、VISA(ビザ)です。国内では、三井住友カードが「三井住友カード」を発行し、非常に知名度が高いカードブランドです。

本社の所在地はアメリカで、米国の銀行「バンク・オブ・アメリカ」が設立に携わっています。

日本国内でのシェアはNo.1、アジア圏でもNo.1、そして世界でもシェアNo.1という圧倒的な強さを誇り、まずクレジットカードを作るならVISAを選んでおけば間違いないといえるほど。

VISAは、クレジットカードだけでなく、近年ではプリペイドカードやデビットカードへの進出も行っており、さまざまな決済技術を有しています。

ちなみに、VISA自身はクレジットカードを発行していません。前述の三井住友カードのように、提携会社がクレジットカードを発行する仕組みで展開しています。

▼年会費無料で使えるVISAカードの一覧はこちらの記事をご覧ください▼

MasterCard(マスターカード)

Mastercard

VISAに次ぐシェアを誇るのが、MasterCard(マスターカード)です。

マスターカードもアメリカの企業です。クレジットカードブランドは、この2社が大きなシェアを誇っており、「ビザとマスターカード」の2つだけが選べるクレジットカードや、この2つだけが使えるお店も少なくありません。

世界シェアはNo.2となっています。はじめてクレジットカードを選ぶならVISAかMasterCardがよいと思います。

MasterCardも同じく、自身ではクレジットカードを発行しません。提携したカード会社にライセンスを付与する決済業務が中心です。国内では、楽天カードなどがマスターカードを発行していることで有名です。

最近は、チタンカードやワールドエリートといった上位ランクのカードもラインナップに加えており、Mastercardのブランド力は確実に上昇してきています。

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JCB(ジェーシービー)

JCB

JCB(ジェーシービー)は、国際ブランドとして活躍する日本の企業です。国産のカードブランドということで、日本での愛用者も多いのが特徴です。

以前は、「日本で使うならJCBが強い」といわれていました。しかし、現在はVISAやMasterCardが日本国内でのシェアを大きく伸ばしており、JCBが使えるお店はやや限られます。

VISAやMasterCardと大きく違うのは、JCBは独自でクレジットカードを発行していることです。提携カードも多いのですが、JCBがカードを発行する、いわゆる「プロパーカード」は、ステータス性が高いです。

特に、JCBプロパーカードの最高峰となる「JCB THE CLASS」は、ブラックカードとして知られており、このレアカードを取得するために、あえてプロパーカードを選ぶ人も多いです。

クレジットカードのほかには、電子マネーのQUICPay(クイックペイ)などが有名です。

国内では、まず最初にVISAかJCBのどちらかを選択する方が多く、両者ともに似たようなスペックのカードが多いのも事実です。

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AMEX(アメックス)

AMEX

クレジットカードの歴史を大きく切り開いてきたのが、AMEX(アメックス)です。世界で初めて、ゴールドカード、プラチナカード、そしてブラックカードを作ったのは、アメックスといわれています。

AMEXはアメリカの企業ですが、日本をはじめとする世界でクレジットカードが使えます。しかし、前述のVISA、MasterCardと比較すると、シェアはあまり高くありません。

ほかのカードブランドと大きく違うのは、AMEXは主に富裕層を相手にしていることです。クレジットカードの年会費や、加盟店手数料も高めに設定されています。そういった理由から、使える場所が限られていたり、持っている人が少なかったりします。

しかし、その分ステータス性は非常に高く、世界一の富裕層であり投資家の「ウォーレン・バフェット」が持っているクレジットカードとしても有名です。

富裕層にサービスを開拓していくことが、アメックスの戦略というわけです。

事実、クレジットカードの特典として提供されるサービスの質も、アメックスが一番高いとの声が多いです。

また、データによるとアメリカン・エキスプレス・カード利用者のカード利用金額は、VISAカード利用者の3倍とのこと。会員数が少なくとも、富裕層やカード利用額の多い顧客を獲得しているのが、アメリカン・エキスプレスの特徴です。

利用できる場所は限られますが、ステータスの高いカードブランドであることから、年会費無料で使えるアメックスカードは非常に貴重で人気です。

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その他のカードブランド

ダイナースクラブ

日本で多く普及しているのは、上記の4大カードブランドです。しかし、世界には数多くの国際カードブランドが存在しています。

その代表格が「ダイナースクラブ」です。ダイナースクラブは、日本に初上陸したクレジットカードブランドとして知られています。

現在は、米シティグループの傘下のカード会社です。
(日本では三井住友信託銀行グループのTRUST CLUBがダイナースクラブの事業を展開しています)

しかし、ビジネスの方向性がアメックスと同じく、富裕層顧客メインであるため、利用できる場所が限られているのが現状です。

また、日本には上陸していませんが、アメリカのディスカバーカードや、中国の中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)なども知名度が高いです。

このような国際ブランドも、いずれ日本で所持できるようになる日がくるかもしれません。
(※2020年現在、銀聯カードは国内でも発行・使用ができるようになっています)

国内ブランド

セゾンカード

これまで紹介してきたのは、世界で使える「国際ブランド」です。しかし、日本には「国内ブランド」と呼ばれるカードブランドも存在します。

たとえば、セゾンカード、三菱UFJニコス、ライフカード、OMCカード、イオンカードといった会社です。しかし、支払いは国際ブランドを選ぶことがほとんどです。

よって、国内ブランドは気にする必要はありません。

世界シェアトップはVISA

買い物するカップル

世界シェアでみると

  • 1位 VISA
  • 2位 MasterCard
  • 3位 アメックス
  • 4位 JCB

となっています。(※中国国内で圧倒的な普及率を誇る、中国銀聯は除いていますが、その普及率は実質3位です)
初めてクレジットカードを作る場合は、こだわりがなければ、個人的にはVISAカードがよいと思います。

審査もそれほど厳しくないですし、国内でも世界でも、とにかく使える場所が多いのでおすすめです。


VISAカードは無料で作れます
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執筆者の詳細プロフィール
クレジットカード広場の初代管理人です。年会費無料カードから高級カードまで幅広く所有。最近はお気に入りのクレジットカードをiPhoneに登録して、Apple Payで支払うことが増えました。

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