スーパーライフで使える支払い方法、電子マネーLaCuCaやLC JCBカードを使うよりPayPayがお得な理由は?
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首都圏と近畿圏で展開するスーパー「ライフ」。
ライフで使えるキャッシュレス決済は、長らく、クレジットカードやブランドプリペイドカード程度でした。
2016年にポイントカード&電子マネーのLaCuCa(ラクカ)や、クレジットカードLC JCBカードが登場して以降、支払いに使える選択肢が増えました。
- ポイントカード
- LaCuCa、Pontaカード、dポイントカード
- 電子マネー
- LaCuCa
- コード決済
- PayPay、LINE Pay、メルペイ
- クレジットカード
- VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club
- 商品券
- ライフ商品券、お米券、JCBギフトカードなど
2018年5月よりPontaカードとdポイントカードが導入され、2019年9月からは一部のコード決済も利用可能になりました。
サイト管理人がライフを利用していたのは、LaCuCaカードへの切り替え前後の時期だったので、使えるポイントカードと支払いの多さに驚きました…。
今回の記事では、ライフで買い物をする人が気になる「ポイントカードや支払い方法はどれが良いのか?」に答えたいと思います。
結論から言うと、LaCuCaカードの提示&コード決済(PayPayなど)での支払いが、個人的におすすめです。
目次
LaCuCa:ポイントカード&電子マネー
LaCuCa(ラクカ)は、ライフ専用のポイントカード兼プリペイド型電子マネーです。
電子マネー機能なしのライフのポイントカードは、2018年3月31日にサービスを終了しています。
以前までのポイントカードをお持ちの方は、LaCuCaに新規に入会する必要があります。
年会費は無料、カード発行手数料として100円(税込)かかります。
LaCuCaカード発行後、1,000円以上チャージすると、100円分の電子マネーが後日付与になり、実質無料で持てます。
カード提示でポイント0.5%還元
カード提示で200円ごとに1ポイント、電子マネー払いで300円ごとに1ポイントが貯まります。
- カード提示&現金やクレジットカード払い
- 200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%)
- カード提示&LaCuCa支払い
- 200円ごとに1ポイント+300円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.8%)
ライフでは毎月特定日に、ポイント3倍や5%OFFなどのお得な日を設けています。
ポイント3倍デーは、カード提示で200円ごとに3ポイントと、ポイント還元率は1.5%にアップします。
ほかにも対象商品の購入で、ボーナスポイント付与などの特典もあります。
ライフではPontaカードやdポイントカードも使えますが、上記のポイント増はLaCuCaのみ有効です。
いずれもLaCuCaカード提示で貯まるポイントが増えるもので、LaCuCa電子マネーの利用の有無は関係ありません。
ポイントアップや割引デーの曜日や内容は、店舗ごとに変わります。
▼ライフ二条駅前店の場合
- 毎週水曜、日曜日:ポイント3倍
- 毎月1・15日:5%OFF(60歳以上)
- 毎月25日:ライフアプリで5%OFFクーポン配布
各店舗のお得情報は、ライフ公式の店舗詳細から最新情報をご確認ください。
電子マネー利用はポイント還元率が低い
正直に言うと、LaCuCaの電子マネー払いで、ポイント還元率0.3%は、かなり低いです。
LaCuCaの電子マネー払いを使う際は、600の倍数、たとえば1,200円や3,000円のときに、もっとも多くのポイントが得られます。
ライフ専用の電子マネー「LaCuCaカード」が登場するまで、電子マネー系統は一切使えませんでした。
現金専用のライフのポイントカードを終了して、電子マネーサービスを導入したわりに、ポイント還元率がイマイチな印象を持ちます。
LaCuCa電子マネーの支払いで、ポイントアップや割引のサービスがないのも、わざわざ使う必要性を感じない理由となっています。
確かにLaCuCaカード1枚で、ポイントカード提示と支払いができるのは便利ですが、得られるポイントの少なさが気になります。
それならば、ポイント還元率が高いコード決済やクレジットカードで支払った方が、多くのポイントを獲得できます。
入金方法は店内での現金チャージのみ
LaCuCa(ラクカ)は、レジや店内設置の専用チャージ機から入金ができます。
1,000円単位でチャージ可能で、上限は4.5万円です。
残高の有効期限は最終利用月(支払い・チャージ)から5年間と長く、利用が不定期でも失効の心配がないのは助かります。
チャージに使えるのは現金のみで、LC JCBカードからのクレジットチャージもできません。
そのため、ほかのプリペイド型電子マネーでよくある「クレジットカードからチャージして、チャージ金額に応じた決済ポイントをゲットする」というお得技は使えません。
ただし、「11月1日・15日は10,000円チャージで、電子マネー100円分プレゼント(1回5,000円ごとのチャージでも50円分プレゼント)」といった、チャージキャンペーンを実施している場合があります。
チャージ金額の1%分が、電子マネーとして還元される形です。
LaCuCa電子マネーの利用は、300円ごとに1ポイント付与と、ポイント還元率が0.3%と低いのがデメリットです。
一方で、チャージと支払いの両方で、ポイントが獲得できれば、合計1.3%ポイント還元までアップします。
ポイントの有効期限は1年間(延長なし)
貯まったライフのポイントは、1ポイント=1円として、1ポイント単位で支払いに使えます。
ポイントの有効期限は1年間(最大13ヶ月)です。
たとえば、今年10月に貯めたポイントは、来年の10月末まで使えます。11月1日になるとポイントが失効します。
ライフのポイント支払い分の金額は、ポイント付与の対象外です。会計時に合計金額の端数をポイントで支払うと無駄がありません。
会計時に「ポイントで◯◯円分支払います」と伝えると、合計金額からポイント分を引いてもらえます。
Pontaカードやdポイントカードは、たまに買い物する人向け
ライフではLaCuCaカードがなくても、Pontaカードやdポイントカードの提示でも、利用金額に応じたポイントを貯められます。
Pontaポイントやdポイントは共通ポイントで、ライフ以外のお店でも、ポイントを貯める・使えるのがメリットです。
200円(税別)ごとに1ポイント(ポイント還元率は0.5%)と、LaCuCaカード提示と同じだけのポイントを得られます。
ただし、ポイントアップデーや対象商品の購入でポイント付与は、ライフのポイントのみ対象で、Pontaポイントやdポイントは増えません。
Pontaポイントやdポイントは、ライフで1ポイント=1円として使えます。利用額に応じたポイントは貯まりません。
ライフでよく買い物をする方にとって、ポイントを多く貯められるLaCuCaカードは必須の1枚です。
支払いはLaCuCaよりもコード決済がお得
LaCuCaの電子マネーは、通常300円ごとに1ポイント付与と、ポイント還元率は約0.3%です。
一般的なプリペイド型電子マネー(例:nanaco、WAON、楽天Edy)は200円ごとに1ポイント付与なので、ポイント還元率は低めです。
一方で、ライフのポイントアップデーやボーナスポイント付与は、LaCuCaカードの提示が対象になります。
そのため、LaCuCaカードの提示+ほかの支払い方法でも、ライフのポイントは増えるので、あえてLaCuCaの電子マネーを利用する必要性はありません。
ライフでは楽天EdyやWAON、Suicaなど、LaCuCa以外の電子マネーは使えませんが、2019年9月からコード決済サービスが使えるようになりました。
そのなかでもPayPay(ペイペイ)とLINE Pay(ラインペイ)は、ポイント還元率が高くおすすめです。
ライフだけでなく、主要なコンビニやドラッグストア、ディスカウントストアでもコード決済が使えるため、幅広く活用できます。
いずれのコード決済も、ライフ店頭ではチャージができないので、以下の方法で事前にチャージを済ませておきましょう。
- セブン銀行ATM(スマートフォンでの取引)を利用して現金チャージ
- アプリに登録した銀行口座からチャージ
ライフでコード決済を利用するデメリットには、コード決済に対応するレジが限られているのと、セルフレジが使えない点が挙げられます。
コード決済はスマホひとつで支払いが完了する、会計のスムーズさも魅力的です。
一方で、使えるレジが限られるぶん、混んでいると自分の番が来るまでに時間がかかることがあります。
PayPay:最大1.5%ポイント還元
PayPay(ペイペイ)は、PayPay残高からの支払いでポイント還元率1.5%になります。
使える店は大手チェーンから個人店まで幅広く、大規模なポイント還元キャンペーンもたびたび行っています。
- スーパー
- イトーヨーカドー、西友、OKストア、サミット、東急ストア、ベイシア、アルビス
- ドラッグストア
- ツルハ、ウエルシア、サンドラッグ、スギ薬局、キリン堂
数あるコード決済のなかでも、ポイント還元率や使い勝手がよいので、どれにすれば良いか迷ったらPayPayを選べば間違いありません。
LINE Pay:最大3%のポイント還元
LINE Pay(ラインペイ)は、LINEアプリで使えるコード決済です。
ポイント還元率は過去6ヶ月間のLINEポイント獲得数に応じてランク分けされて決定します。
LINE Payユーザーなら、最低でも1%のポイント還元を受けられます。
- プラチナ(ポイント還元率3%)
- 5,000ポイント
- ゴールド(ポイント還元率2%)
- 500ポイント
- シルバー(ポイント還元率1.5%)
- 100ポイント
- レギュラー(ポイント還元率1%)
- 0ポイント~
ポイント還元率3%はたいへん魅力的ですが、LINEポイントクラブのプラチナランクになるには、5,000ポイント獲得、プラスVisa LINE Payクレジットカードを発行し、LINE Payアカウントにクレジットカードを登録しなくてはなりません。
LINE Payが使えるお店はたくさんあるので、支払い方法をLINE Payに集約すれば、より多くのポイントを得られます。
- スーパー
- OKストア、サミット、成城石井、ベイシア
- ディスカウントストア
- MrMax(ミスターマックス)
- ドラッグストア
- ツルハ、ウエルシア、サンドラッグ、スギ薬局、キリン堂
PayPayと比較して、個人店での利用は難しい(使えるコード決済が『PayPayだけ』の店が多い)印象にあります。
ふだん買い物をするお店が、PayPayとLINE Pay、どちらに対応しているかで、使うコード決済を決めるのもありです。
メルペイ:ポイント付与なし
メルカリのコード決済「メルペイ」は、基本的にポイント付与はありません。
メルカリの売上金を街のお店で使いたいときに使う程度で、日常的な利用には不向きです。
ライフのクレジットカード「LCカード」がおすすめな人は?
LC JCBカードは、ライフの利用で多くのポイントが貯まるクレジットカードです。
入会金・年会費は永久無料で、まったく利用しなくても費用は一切かかりません。
- 提示または支払い:200円ごとに1ポイント
- 衣料品・くらしの品の支払い:200円ごとに1ポイント
- 毎月7のつく日に支払い:200円ごとに5ポイント
- 口座引き落とし時:200円ごとに1ポイント
※いずれも税別価格
支払い時に200円ごとに1ポイント、後日口座引き落とし時に200円ごとに1ポイント付与になり、通常のポイント還元率は1%(200円ごとに2ポイント)です。
ライフ以外のJCB加盟店でLC JCBカードを利用すると、200円ごとに1ポイントが貯まります。
年会費無料でポイント還元率1%のクレジットカードは多いので、ポイント還元率の低さが気になります。
LC JCBカードを利用するメリットが大きいのは、衣料品・生活用品の購入やポイント5倍デーで利用するときです。
衣料品・くらしの売り場限定で、ポイントがいつでも200円ごとに3ポイント貯まります(ポイント還元率は1.5%)。
ライフは生活用品や衣料品に力を入れている店舗が多く、毎日の生活に必要なものがまとめて買えて、ポイントも貯まりやすいのが助かります。
さらに、毎月7のつく日は、LCカード限定のポイント5倍デーです。
1,000円分の食料品を購入して、カード払いをすると、合計35円相当のポイントが得られます。
ライフのポイントは1ポイント=1円の価値があるので、LC JCBカードのポイント還元率は最大3.5%になります。
7のつく日は、毎月3回しかありませんが、期間限定でポイント5倍から10倍にアップする特別企画も実施しています。
お得な日を狙って買い物をする方は、ライフ専用のクレジットカードを持つのもいいと思います。
LCカードの申込みは、店頭にある入会申込書に記入して郵送するほか、入会カウンター(不定期)や、ネットでも手続きができます。
優待店での割引サービスあり
LC JCBカード会員向けに、対象店舗での優待サービスが利用できます。
お店でLC JCBカードやクーポン券を提示すると、料金が割引になり、お得です。
- 飲食店
- ココス、ジョリーパスタ、甘太郎、ワンカルビ
- ビューティー
- HAIR & MAKE EARTH、RelaXE(リラクゼ)
- レジャー
- 極楽湯、スパリゾート・ハワイアンズ、東武動物公園、西武園ゆうえんち
※2019年秋号(2019年9月1日~2020年2月29日)の情報です。
カードの提示だけで割引が受けられるので、外食代やレジャー費の節約にもなります。
LC JCBカード 優待店サービスご利用ガイドは、サッカー台のパンフレット置き場に置いてあります。
優待目当てで、LCカードの発行を考えている方は、自分がよく利用するお店や施設で、どのようなサービスが受けられるかを確認してみてください。
ライフでおすすめな支払い方法
LaCuCaカードの提示+PayPay支払いがお得です。
LaCuCaカードがないと、ライフのポイント3倍や対象商品の購入でボーナスポイントが付与できないので、LaCuCaカードの保有は必須です。
2016年から開始されたLaCuCa電子マネーやLCカードは、通常のポイント還元率の低さがネックになります。
それならば、いつでもポイント還元率が高い支払い方法、たとえばスマホ決済の「PayPay」を利用した方がお得です。
PayPayのポイント還元率は、時期やキャンペーンによって大きく変わり、0.5~20%と差が激しいです。
PayPayのポイント還元率は、2020年4月1日からは、前月の決済回数や決済金額で変動する「PayPayステップ」という仕組みに変更されています。
ライフで使えるスマホ決済サービス、PayPayとLINE Payについては、下記の記事で比較しています。よろしければこちらも合わせてお読みください。
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