意外と知らない?クレジットカード番号の法則性に関すること
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クレジットカードに記載されている番号は、たいへん重要です。
カードナンバーと暗証番号を知られてしまうと、場合によってはクレジットカードが不正利用されるかもしれません。
多くのカード会社では、不正利用に対し補償制度などを設けているので、万が一のことがあってもカード会社に連絡すれば、なんとか対処してくれるはずです。
前置きが長くなりましたが、実はクレジットカード番号には法則性があることを知っていますか?
カード番号には法則性がある
クレジットカード番号は、適当な数字の羅列に見えますが、実は法則性があります。
この法則性によって、正しいカードか、不正なカードか見分けています。
カード番号に使われている法則性は「ルーン・アルゴリズム」と呼ばれます。
ルーン・アルゴリズムを簡単に説明すると、
①クレジットカード番号を1桁飛ばしで2倍にする
カード番号が「49927398716」だった場合、最初の4はそのまま、次の9は2倍、その次の9はそのまま…といった具合に、1桁飛ばした数字を2倍にしていきます。
※1桁飛ばしで2倍にするのは末尾(いちばん右の数字)からとの情報がありました。
②1桁ごとに足し算して10で割る
次に、数字を全部1桁にバラして足し算し、10で割ります。
たとえば、上記のかけ算で「18」になった数字は「1」と「8」にバラします。
10で割った結果、割り切れれば正しいカード、割り切れなければ不正なカード番号となります。
頭の番号はカードブランドを示す
また、クレジットカードの最初の番号(プレフィックス)は、カードブランドを示しています。
- アメリカン・エキスプレス:34、37
- ダイナースクラブ:300-305、3095、36、38-39
- JCB:3528-3589
- マスターカード:5
- VISA:4
つまり、カードの最初の番号が「4」だった時点でVISAカードであることが確定し、「5」だったらマスターカードです。
クレジットカード番号の桁数は、カードブランドによって異なり、14~16桁となっています。
VISAとMASTERは16桁ですが、アメックスは15桁、ダイナースクラブは14桁の番号を採用しているため、ネットショッピングなどでカード番号を入力する時、戸惑うこともありますよね。
その昔、13桁のVISAカードも存在したようですが、現在は存在しておらず、VISAは16桁で統一されているようです。
カードには、まずカードブランドを判別するための番号があります。
そして、さらに個別のカード番号を設定し、かつ「ルーンアルゴリズム」に沿って正否が判断できるようになっているのです。
何百万、何千万枚も発行されているクレジットカードの番号が、すべてこの法則に則っていると考えると、あらためてすごいなぁと思いませんか?