謎すぎるワールドマスターカード!ブラックカードなのに年会費は安い

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ワールドマスターカード

MasterCardの最上級クラスは「ワールドマスターカード」と呼ばれます。ワールドマスターカードこそが、マスターカードで言うブラックカードと同等の扱いです。(日本には存在しませんが、海外ではワールドエリートというさらに上位のカードもあります)

しかし、このワールドマスターカードは年会費が曖昧で高いのか低いのかまったくわからないという謎な一面があります。

国内では、SBIワールドカード、TRUST CLUB リワード ワールドカード、ポルシェカードの3枚が存在するのですが、ワールドマスターカードだからといって好条件とは限らないのです。

Wikipediaにもこのように記載されています。

MasterCardブランドでは「World MasterCard」がブラックカードに当たり、日本ではプロパーカードをSBIカード及び三井住友トラストクラブが、提携カードをアプラスがそれぞれ発行している。

ただし、三井住友トラストクラブの発行する「TRUST CLUB リワード ワールドカード」は、年会費、入会基準、サービス面でゴールドカードと同程度の内容であり、カードの実態としてはブラックカードに分類されるものではないと考えられる。ただし、MasterCardブランドにおける国際的なランクは高く、MasterCardの上級カードサービスであるワールド・プリビレッジド・アクセス及びTaste of Premiumを利用可能である。

ポルシェカードは唯一「提携カード」という位置付けになっています。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

3枚のワールドマスターカードを比較してみる

年会費や特典にバラ付きがある3枚のワールドマスターカードを比較してみます。

すべてのカードに、MasterCardの上位カードで提供される「Taste of Premium」や、プライオリティパス無料発行といった特典が提供されます。

SBIワールドカード

SBI WORLD CARD

SBIワールドカードの主な特徴
年会費:165,000円
国内・海外旅行保険:最高1億2,000万円
取得方法:インビテーション(SBIカードからの招待状)によってのみ取得可能。

その他:
著名アーティストのGACKTが所有していることで有名。カードフェイスに天然ダイヤモンドを使用。

SBIワールドカードは、年会費165,000円の正真正銘のブラックカードです。取得難易度はかなり高く、ステータスが抜群に高いクレジットカードであることは言うまでもありません。

まさに、MasterCardのブラックカードにふさわしい一枚です。

国内ではSBIカードが一番最初にワールドマスターカードを発行開始しており、それ以前は日本ではワールドカードは発行されていなかったことになります。

ポルシェカード

ポルシェカード

ポルシェカードの主な特徴
年会費:22,000円
国内・海外旅行保険:最高1億円
取得方法:一般には申込を受付けていない、ポルシェの自動車を購入しオーナーとなれば簡単に取得できる。(20歳以上、学生不可)

その他:
年会費が安く、コンシェルジュデスクも利用できる。ETCカードにも同デザインを採用したこだわり。法人カードも用意されている。アプラスが発行。

ポルシェを買った人しか持てないクレジットカードということで特殊な存在です。一方で、ポルシェさえ持っていれば審査難易度は高くないようです。

SBIカードや三井住友トラストクラブはカード会社ですが、ポルシェは自動車会社なので、アプラスが発行を担当し、提携カードという扱いになっています。

年会費が22,000円と安いのですが、「Taste of Premium」が利用できるためSBIワールドカードと比較するとコストパフォーマンスは圧倒的に高いです。しかし、コンシェルジュデスクが使えないというのは残念ですね。

TRUST CLUB リワード ワールドカード

TRUST CLUB リワード ワールドカード

TRUST CLUB リワード ワールドカードの主な特徴
年会費:13,200円(家族カードは無料)
国内・海外旅行保険:最高7,000万円(利用付帯)
取得方法:入会の目安として25歳以上、年収400万円以上が明示されている

その他:
旧シティカード。シティカードが国内撤退したため、三井住友信託銀行グループのカード会社に運営権が譲渡された。年会費は一番安い。コンシェルジュデスクは不明。ポイント還元率が高い。

SBIワールドカードの10分の1以下の年会費ですが、同じワールドカードです。

プライオリティパスや手荷物宅配3個(Taste of Premium)といった基本的な特典も同じとなっており、ポルシェカードのような取得に制限がないので、一番コストパフォーマンスは高いと思います。

また、ポイント還元率も高めに設定されていて、100円ごとに3ポイント、さらに年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえます。

TRUST CLUB リワード ワールドカードであれば、年会費の元を取るのは非常に簡単ではないでしょうか。

取得条件も「25歳以上、年収400万円」となっているので、平均よりもやや高めの年収を稼いでいれば、ゲットできます。

ワールドカードなので一応「ブラックカード」扱いになりますが、SBIとの差が激しすぎることや、旅行保険の条件が緩和されていることからも、位置付けの難しいクレジットカードです。

ワールドマスターカードは三者三様

日本で入手できる3枚のワールドマスターカードを紹介しました。

三者三様という感じですが、これらをすべて「ワールドカード(ブラックカード)」として統一してしまうと、やはり違和感を感じずにはおれません。

TRUST CLUB リワード ワールドカードのポイント還元率や、年会費13,200円で「Taste of Premium」が使えることを考えると、非常にお得な気がするのですが、、、

みなさんはワールドマスターカードの立ち位置について、どのように思われますか。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
「ブラックカードの七不思議」の初代管理人です。プラチナカードを何枚か保有しているものの、実は年会費の値上げにおびえています。いつかはブラックカードを手に入れたいと思っており、クレヒスを高める毎日です。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。