JAカード
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JAカードとは、JAバンクと三菱UFJニコスが提携したクレジットカードです。
JAが運営する直売所で5%OFF、JA-SSの給油で1Lごとに2円引きなど、JA関連でお得に利用できます。
JAカードの申込みには、JAバンクの口座が必要です。
口座開設は農業従事者だけでなく、地域住民も可能なので、誰でもJAカードを作れます。
目次
直売所で5%OFF
JAが運営する直売所やファーマーズマーケットで、いつでも5%OFFで買い物できます。
カード利用代金が請求される際、直売所やファーマーズマーケットで買い物した分に、5%割引が適用されます。
そのため、一般的には値引き対象外の商品も5%OFFになります。
直売所で取り扱いのある商品は、農産物だけでなく、精肉、卵、乳製品、調味料、加工品などさまざまです。
それらも毎日5%OFFで買えるのは、お得感があります。
JAカード割引対象店舗は、JAファーマーズマーケット(直売所)から検索できます。
上記の検索結果に表示がなくても、店内に「JAカードで5%OFF」のポスターや掲示があれば、割引対象店舗です。
私が住む亀岡では、JA京都の「農畜産物直売所 たわわ朝霧」のみ、JAカード割引対象店舗として掲載されています。
実際には、道の駅ガレリアかめおかにある「アトリオ/ガレリア朝市」でも5%OFFで買い物できました。
JA-SS、ホクレンSSでいつでも2円/L引き
JA運営のガソリンスタンド「JA-SS」や「ホクレンSS」で給油すると、いつでも1Lあたり2円引きになります。
JAの直売所と同じく、カード利用代金からの値引きです。
たとえば、レギュラーガソリン(価格:1L140円)を、20L給油する場合、現金とJAカードでは、40円も差が出ます。
- 現金:2,800円(1L140円)
- JAカード:2,760円(1L138円)
車を運転する機会が多く、頻繁にガソリンスタンドを利用する人は、いつでも2円引きで入れられるのは助かります。
JA-SSでは、現金、クレジットカード、掛けカード、プリペイドカードでの支払いが可能です。
- 現金
- 現金支払専用の会員カード「現金会員カード」があると、優待価格で給油可能(発行手数料・年会費は無料)。
- クレジットカード
- VISA、Mastercard、JCBに対応
- 掛けカード
- 事後精算、口座決済で給油できるカード
- プリペイドカード
- 何度もチャージ可能な「JA-SSチャージ式プリカ」、QUOカード加盟JA-SSで使える「JA-SSプリペイドカード N(QUOカード加盟店でも支払い可)」、「JA-SSプリペイドカード」に対応
そのなかで、ガソリン代割引があるのは、現金専用カードとJAカードを利用したときです。
毎回の給油量や回数が多いと、毎月のガソリン代も高くつくので、できるだけ出費を抑えたいところです。
JAカードは後払い方式で、手元に現金がなくても支払いができるので、特に給料日前は重宝します。
JA-SSカードでの割引は入会後2ヶ月間のみ
JA-SSで割引になるクレジットカードには、JA-SSカードもあります。
新規入会から2ヶ月間、JA-SSカードで支払ったJA-SSでのガソリン・軽油代金は、最大200Lまで10円/L引きになります。
JAカードの2円/L引きと比べても割引率が高く、さらにガソリン・給油代の節約ができます。
ただし、入会3ヶ月以降は、一切の値引きがないので、JA-SSカードで支払うメリットがなくなります。
長期的にJA-SSの利用を考えている方は、JAカードでの支払いをおすすめします。
ETCカードの発行手数料・年会費無料
JAカードでは、追加カードとして、ETCカード「ETC PLUS」を発行できます。
発行手数料・年会費は無料です。
ETC利用代金はJAカード利用分と合算して請求され、ポイント付与の対象になります。
年会費495円でロードアシスタンスサービスを付帯
JAカードのなかには、24時間365日対応のロードアシスタンスサービスつきもあります。
外出中に事故、ガス欠、パンクなどの故障が起きた際、二輪・四輪問わず、一定条件まで無料のサポートが受けられます。
- レッカー急行
- レッカー牽引、落輪引上げ
- 故障時緊急修理
- バッテリー点検・ジャンピング、バルブ・ヒューズ取替え、スペアタイヤとの交換、カギ開け、ガソリン補充、ボルト締め付け、サイドブレーキの固着解除、オイル漏れ点検・補充、冷却水補充
- 宿泊・交通機関案内、修理後搬送(費用は会員負担)
- 事故・故障地での代替交通機関や宿泊施設の案内と一部手配、希望地までの車両運搬
- カーライフサービス
- レンタカー・ガソリンスタンド紹介、メカニカル相談
JAカード会員本人が利用中ならば、家族や知人から借りた車、セカンドカーも、ロードアシスタンスサービスの対象になります。
ロードアシスタンス付帯のJAカードは、別途で年会費が495円かかります。
現在、加入中の自動車保険のロードサービスに物足りなさを感じていれば、JAカード(ロードアシスタンスつき)を申し込む価値はあるかと思います。
ポイント還元率は0.4%~0.5%と低め
毎月のJAカードの利用額に応じて、JAカードわいわいプレゼントが、1,000円ごとに1ポイント貯まります。
JAカードわいわいプレゼントは、他社ポイントやマイルへの交換、商品交換に使え、1ポイント=4~5円の価値があります。
- 200ポイント
- WAONポイント:600ポイント(ポイント還元率0.3%)
- 500ポイント
- キャッシュバック:2,000円(ポイント還元率0.4%)
JALマイル・ANAマイル:1,500マイル
Pontaポイント・nanacoポイント・dポイント:2,500ポイント(ポイント還元率0.5%)
ポイント還元率は0.4~0.5%と、一般的なクレジットカードの還元率と変わりません。
ポイントの有効期限は2年間です。
最低交換ポイント数の200ポイントまで貯めるには、2年間で20万円以上のカード利用が必要です。
ふだんからJAの直売所で買い物や、JA-SSで給油をしていれば、失効前に必要なポイント数を貯められます。
さらに、年間カード利用金額に応じて、翌年度の獲得ポイントがアップします。
- 50万円以上100万円未満:1,000円ごとに1.2ポイント(基本ポイント数×1.2)
- 100万円以上:1,000円ごとに1.5ポイント(基本ポイント数×1.5)
基本ポイントとは「1,000円ごとに1ポイント」のことです。
カードを利用すればするほど、ポイントが多く貯められるので、元々のポイント還元率の低さをカバーできます。
JAポイントも貯まる
JAでは各種サービスの利用ごとに、JAポイントが貯まります。
JAカードわいわいプレゼントと同様に、JAポイントもキャッシュバックや、商品券への交換などに使えます。
JAカード利用の場合、支払いがある月は5ポイント付与です。
毎月JAカードを利用した場合は、年60ポイントを獲得できる計算です。
ほかにも、JAバンクで定期貯金や住宅ローンの利用、給与・年金の受け取り、公共料金の支払いなどでも、JAポイントを貯められます。
JAバンク口座をメインに利用している人は、JAカードの利用でさらにポイントを獲得する機会が増えます。
JAカードの申込み前に、JAバンクの口座が必要
一般的なクレジットカードでは、カード利用代金の引き落とし口座は、複数の金融機関から選べます。
JAカードの場合は、JAバンクの口座に限定しています。
JAバンクの口座を持っているかどうかで、JAカードの申込み方法が変わります。
- 口座なし︰ネットまたは店舗窓口で、口座開設とJAカードを申込む
- 口座あり︰店舗窓口で申込む
まだJAバンクの口座を持っておらず、JAの店舗に行ける時間のない方は、ネットからの申込みが便利です。
別のJAグループでJAカードの申込みは不可
基本的に、JAバンクの口座開設・JAカードの申込みは、お住まいや勤務先の近くの店舗で行います。
注意したいのが、JAバンクの口座開設とJAカードの申込みは、同じグループ内のJAで行う必要があることです。
JAグループは、地域ごとに管轄のJAが異なります。
たとえば、私(サイト管理人)が住む京都には、5つのJAがあります。
- JA京都
- JA京都にのくに
- JA京都やましろ
- JA京都中央
- JA京都市
私は京都市在住時に、JA京都中央の店舗でJAバンクの口座開設をしました。
現在は引っ越しをして、亀岡市に住んでいますが、こちらのJAは「JA京都」になります。
JA京都の店舗で「JA京都中央のJAバンクに口座を持っているが、こちらの窓口でJAカードの申込みは可能か?」と質問したところ
JA京都中央の店舗でJAカードを申し込むか、JA京都で新しく口座開設をしてJAカードを申し込む必要があります。
と言われました。
- JA京都中央とJA京都は、同じJAグループだが別のJAなので、金融機関の届出印の照合ができない
- JAカード入会申込書がJAごとに異なるため、口座欄に別のJAバンクの口座を記入しても不備になる
というのが理由だそうです。
JAの組合員になる必要はなし
JAバンクの口座開設の際には、JAの組合員であるかどうかは問われません。
ただし、JAの組合員になると、下記のメリットがあります。
- 年1回、出資金に応じた配当金が受け取れる
- 組合員加入特典としてJAポイントが500ポイント付与
ちなみに、JA京都の場合は、10口1万円(1口1,000円)の出資金を支払うと、組合に加入できます。
「JAの組合員は農業従事者しかなれないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、JAの組合員資格には、
- 家庭菜園・市民農園・貸し農園などで農産物の栽培を行っている
- JAバンクで貯金・定期積立を利用している
- 直売所などで農畜産物の購入をしている
も含まれるため、農業従事者以外でも問題なく組合員になれます。
JAカードの種類と選び方
JAカードには、「キャッシュカード一体型」、「単機能型」の2種類があります。
- キャッシュカード一体型
- JAバンクのキャッシュカードとJAカードが一体化したカード。
ATMでの口座入金・出金、クレジットカード払いなどが1枚でできる。 - クレジットカード単機能型
- クレジットカードのみ利用できる。
すでにJAバンクのキャッシュカードをお持ちの方も、キャッシュカード一体型を選べます。
キャッシュカード一体型が届いた後、そのカードでATMなどを利用開始した時点で、以前のキャッシュカードが使えなくなります。
JAの職員さんに「どちらがいいですかね?」と尋ねたところ「クレジットカード単機能型を、おすすめします」と言われました。
キャッシュカード一体型は、1枚で複数の使い方ができますが、紛失時のデメリットが大きいです。
- ATMでのお金の引き出し、預け入れもできなくなる
- 再発行手数料で1,100円かかる(キャッシュカードのみは手数料無料)
また、キャッシュカード一体型から単機能型への切り替えはできません。
一度JAカードを退会後、新たにクレジットカード単機能型を申し込む必要があります。
VISAとMastercardから選べる
JAカードの国際ブランドは、VISAとMastercardから選択できます。
どちらも国内外でのシェアが高く、クレジットカードが使えるお店であれば、VISA、Mastercardともに問題なく支払いできます。
初めてクレジットカードを持つのであれば、国内外シェアNo.1のVISAがおすすめです。
すでにVISAブランドのクレジットカードをお待ちなら、Mastercardを選ぶのもいいかと思います。
ショッピング保険つきの楽Payは必要に応じて登録を
楽Payは三菱UFJニコスの登録型リボ払いの名称です。
毎月のショッピング1回払いが、自動的にリボ払いになります。
楽Payに登録すると、カードで購入した物品の破損や盗難などの損害を、国内外問わず、購入日から90日間補償する「ショッピングパートナー保険サービス」がつきます。
そのため、ショッピングパートナー保険を目当てに楽Payに登録する人もいます。
ただし、支払い方法が「自動的にリボ払いになる」点に注意が必要です。
カード利用額が、毎月の返済額よりも少なければ実質1回払い、多ければリボ払いになります。
毎月の返済額は、5,000円から10万円まで選択可能です。
カード利用代金が10万円以上だと、残高がリボ払いになり、リボ払い手数料が発生します。
JAカードのリボ払い手数料は年率15%なので、リボ払いの金額が高いと、手数料も割引になります。
高額な支払いが続くと、いっこうに返済残高が減らない「リボ地獄」に陥るリスクも出てきます。
楽Payは後日でも登録可能です。
JAカードの申込み時点で、ショッピングパートナー保険の必要性を感じなければ、無理につけることはありません。
キャッシング枠も同様です。
翌年度以降の年会費を無料にする方法
JAカードの年会費は、初年度無料、翌年度以降は1,375円です(家族会員は440円)。
翌年度以降の年会費は、下記の条件のいずれかを満たすと無料になります。
- 年12万円以上のカード利用
- 電気料金の支払い
- ケータイ代の支払い
- 年12万円以上のカード利用
- ショッピング利用代金が対象です(カードキャッシング利用分、会員情報誌購読料、リボ払いや分割払いの手数料は対象外)。
- 電気料金の支払い
- 対象の電力会社は、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力です。
電力自由化により、地域の電力会社だけでなく、ガス・石油・エネルギー・通信事業者なども電気サービスを提供していますが、こちらの電気料金は対象外です。 - ケータイ代の支払い
- au、NTTドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルが対象です。
新規入会特典として、最大1年間ポイントが2倍になります。
楽天モバイルやUQモバイル、mineoなどのMVNO(格安SIMを提供する事業者)は含まれません。
直売所やガソリンスタンドで毎月1万円以上の支払いをしていれば、ずっと無料で使い続けられます。