ダイナースクラブカード
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ダイナースクラブは、アメリカン・エキスプレス・カード(AMEX)と双璧をなす、VIP御用達のステータスカードとして知られます。
VISA、MasterCard、JCBに続く第4のカードブランドとして、ダイナースクラブは、医師や経営者層に好まれています。
年会費24,200円という金額は、一般カードからは想像がつかないほど高級で、その価格は一般的なゴールドカードより高いです。
しかし、サービスの質やステータスを考えると、ダイナースクラブカードは一般カードでありながら、ゴールドカード以上の価値があるといえます。
クレジットカードの特典や補償を考えても、年会費相応の高いサービスを提供していることがわかります。
ちなみに、審査基準に相当する「入会の目安」は、「当社所定の基準を満たす方」となっています。
どなたでもダイナースクラブカードに申し込めますが、ある程度の年収などがなければ、審査落ちになる可能性もあります。
目次
女性に聞くダイナースクラブに対する印象は?
ダイナースクラブといえば、知る人ぞ知る高級クレジットカードです。
今回は、クレジットカード広場が女性に対して、ダイナースクラブに対する印象を独自アンケート調査しました。
◯ある程度以上の収入がある人しか持てない、審査の厳しいカードのイメージ。
◯ダイナースクラブは特に審査の厳しそうな、社会的信用があり且つ、金銭的に余裕のある人じゃないと作れないカード、という印象。なので、若い人よりも少し年代の上の方が持っている、富裕層の人が持っているカードという感じ。
◯ラグジュアリー、高級、ハイクラスというイメージです。ダイナースクラブカードをもつことはステイタスの証だと思います。
◯大人のカードのイメージ。
◯金銭的に余裕がある方限定しか、持てないカード。
※すべて女性の意見です。
やはり、ダイナースクラブカードは、高級感のあるカードブランドというイメージが浸透しています。
今回、複数の女性にアンケートを実施しましたが、悪い口コミが一つもなかったことに管理人も驚きました。
ただ、今回実施したアンケート調査では、すべての人が「憧れのカード」という位置づけで、実際に所有している人は一人もいませんでした。
年会費が高いだけあって、ほかの一般的なカードと比較すると、保有率はかなり低いレアなクレジットカードだと思います。
では、年会費24,200円を支払う価値は本当にあるのでしょうか?
数多くの特典がある、ダイナースクラブカードを持つメリットについてまとめます。
経済的に豊かな人だけが持てるカード
ダイナースクラブカードの公式サイトには、審査基準に相当する「入会の目安」として「当社所定の基準を満たす方」を掲げています。
ほとんどのクレジットカードは、18歳以上なら申し込めます。
一方で、ダイナースクラブは「大人のカード」というイメージが伝わります。
また、年会費は24,200円(家族カードは1枚あたり5,500円)と、決して安くありません。
年会費無料のカードが数多く存在し、ゴールドカードも年会費1万円程度という時代に、2万円を超える年会費。それだけでも存在感があります。
年会費を高く設定することで、ある程度、「経済的に豊かな人しか持てないプレミアムカード」の地位を築いているといえます。
ちなみに、ダイナースクラブカードには、利用限度額はありません。
カード所有者の利用実績に応じて、限度額は増えたり減ったりします。
限度額が一律に設定されていないこの仕組みは、外資系カード会社でよく見られます。
(アメックスも同様に、利用限度額は設定されていません)
カード利用で貯まるポイントは有効期限なし
ダイナースクラブカードは、利用金額100円ごとに1ポイントが貯まります(ダイナースクラブ リワードプログラム) 。
ポイントに有効期限はないので、自分のペースでじっくり貯められるのがメリットです。
貯めたポイントは、さまざまな商品と交換したり、ギフト券や他社ポイントに移行したりできます。
ただし、ここで注意してほしい点があります。
多くのクレジットカードは1ポイント=1円相当ですが、ダイナースクラブ リワードプログラムの1ポイントは、1円相当ではありません。
交換する商品によって、レートがかなり変動します。
基本的に「5,000ポイントで2,000円相当の商品券と交換」というのがいちばん多いです。
この場合の交換レートで考えると、実際のポイント還元率は0.4%となります。
一方で、ダイナースクラブの提携航空会社とのマイル交換は、以下のようになっています。
- 1,000ポイント→1,000マイル
- ANA(全日本空輸)
- 2,000ポイント→1,000マイル
- デルタ航空・ユナイテッド航空・大韓航空
そのなかでも、ANAマイルと1,000ポイント=1,000マイルで交換できるのはかなりお得です。
なぜなら、ANAマイレージの1マイルは、3円相当の価値があるといわれているので、この場合のポイント還元率は約3%になるからです。
正確なポイント還元率がわかりにくい点は、ダイナースクラブカードのデメリットの1つですが、ANAマイルとの交換レートの高さは注目すべきポイントです。
そのほか、ANAマイルが貯められるクレジットカードについては、下記の記事で比較しています。
1名様分のコース料理が無料
エグゼクティブダイニングでは、ダイナースクラブと提携の特定のレストランのコース料理が1名様分無料になります。
デート時の食事やビジネスでの会食で、どちらが支払うのか、会計時にやりとりするのが煩わしいことがあります。
そのような場合でも、エグゼクティブダイニングを予約すれば、支払いをした際に「もともと1名分は無料なんです」と言うだけで、相手に心理的な負担をかけることなく、スマートに会計できます。
また「2名予約の1名無料」のほかに、「6名予約の2名無料」というプランもあります。
エグゼクティブダイニングは、オーナーやシェフが「うちの店の味をぜひ一度試してほしい」という考えで実現しているサービスです。
店舗側としては赤字覚悟のサービスなので、エグゼクティブダイニングが使えるのは半年に1回、年2回のみとなっています。
ダイナースクラブカード所有者にとっては、この特典だけでも年会費の元が取れます。
実はこのサービスは、プラチナカードではよくある特典だったりします。
ダイナースクラブカードは一応、一般カードの扱いですが、その中身を見てみるとプラチナカードと同等クラスです。
そのほか、事前にレストランを予約しておけば、当日はお会計をしなくてもよい「サインレス・スタイル」や、一見さんお断りの高級料亭の予約など、ダイニング関連のサービスも充実しています。
最高1億円の旅行保険を装備
ダイナースクラブカードの旅行保険は、国内・海外ともに最高1億円の補償です。
別途申し込む必要がなく、ダイナースクラブカードを持っているだけでも一定の補償が受けられます。
さらに旅行代金などを当カードで支払えば、最高1億円の補償額も適用になります。
◆海外旅行保険
ダイナースクラブカードを持っているだけで、保険が適用される「自動付帯分」で最高5,000万円、さらに飛行機代や旅行代金をクレジットカードで支払うと「利用付帯分」で最高5,000万円、あわせて最高1億円の海外旅行保険が付帯します。
◆国内旅行保険
自動付帯はないものの、利用付帯として最高1億円がつきます。
旅行保険があると、海外旅行中にケガや病気をしても、医療費が保険金でカバーできるので、安心して現地の病院で治療を受けられます。
プライベートでの旅行はもちろんですが、出張が多いビジネスマンにとっても、いざというときに役立つクレジットカードです。
旅行に関するさまざまなサービス
そのほか、旅行に関するさまざまな特典があります。
◆空港ラウンジの無料利用
海外・国内主要空港で使える「空港ラウンジ」が、本人会員・家族会員ともに無料で使えます。
◆手荷物1点無料宅配サービス
海外旅行からご帰国時に、手荷物を(年間2個まで)無料で配送してくれます。
◆送迎タクシーが無料
海外旅行代金50万円以上の利用時に限りますが、空港までの送迎に必要なタクシー代が無料になります(ダイナースのトラベルデスクを通じて予約する必要があります)。
ほかにも、ダイナースクラブカードは、ホテルやレストランの予約などで特に威力を発揮します。
料金が格安になるわけではないのですが(それでも優待価格になることが多い)、無料で部屋のアップグレードや、ホテルやレストランからの特別なサービスが受けられます。
使ってみて初めてわかる「スペックでは表せない上質なサービス」が、経営者や医療関係者がダイナースクラブカードを手放さない理由です。
最高500万円のショッピング保険
海外やセキュリティ的に不安なネット通販で買い物した後、商品にトラブルやサポート対応に不安があっても、ダイナースクラブカードで支払いをしておけば安心です。
ダイナースクラブカードでは、ショッピング保険(ショッピング・リカバリー)として、年間最高500万円が付帯します。
購入した商品が、もし盗難や初期不良、破損といったトラブルに見舞われても、カード会社が補償します。
補償期間は、90日間となっています。
1年間が平均的なメーカー保証に比べると心もとないですが、盗難に対する補償が無料という点を考えると、ダイナースクラブカードで購入するメリットは大きいです。
さらにメリットがあるダイナースクラブプレミアムへ
ダイナースクラブカードには、上位クラスに相当するブラックカード「ダイナースクラブプレミアムカード」があります。
このカードは直接申込ができず、ダイナースクラブからの招待(インビテーション)によってのみ、アップグレードが可能になります。
ブラックカードのなかでも、トップクラスのステータスを誇り、アメリカンエキスプレスのブラックカードと双璧をなすほどの確固たる地位を確立しています。
ダイナースクラブプレミアムでは、コンシェルジュサービスがより強化され、プライオリティ・パスの無料発行などのメリットも。
そしてさらに大きな特典が、コンシェルジュデスクを通じて予約したホテルやレストランでVIP優待が受けられることです。
ダイナースクラブの一般カードでも、そういった傾向は見られますが、ブラックカードになると、空室があれば通常のホテルの部屋の価格でスイートルームに案内されたりします。
ダイナースクラブは、特に銀座周辺を強化エリアとしているので、銀座で買い物や食事をする人なら、すぐにでも年会費を越える価値は見いだせると思います。
あわせて読みたい:
ダイナースのブラックカード!ダイナースクラブプレミアム
年会費以上の価値を感じるならば申し込む
「年会費が高い」という理由で、多くの人が申込みをためらうカードですが、経営者や弁護士・税理士、医療関係者といった、ハイクラス層のダイナースクラブカードの保有率は、非常に高いです。
なぜ、ダイナースクラブカードを選ぶのか?
その理由は、まさしく年会費以上の価値があるからに尽きます。
高級レストランや、海外旅行に行く機会が少ない人にとってはメリットが低いカードです。
一方で、そのような場所へ出向く機会が多い人にとっては、コストパフォーマンスに優れたクレジットカードになります。
また、ANAマイレージと1,000ポイント=1,000マイルで交換できるので、ポイント還元率の点から見ても、持つ価値のあるよいカードだと思います。
そのほかのダイナースクラブカードについては、下記の記事が詳しいです。
あわせて読む:
5枚のダイナースクラブカードを比較したのでわかりやすくまとめる
ダイナースクラブカードの口コミ
高収入の人が持っているカードというイメージですが、実際販売をしていたときには、ごくごく普通の人も持っていたりしたので基準がよくわからず……ただ、カードのブランド力は高いと思います。
ヨーロッパに駐在経験のある会社員の方が、ダイナースカードをお持ちでした。
多趣味で海外旅行もお好き、スポーツやおいしいものに詳しくお話も興味深く、憧れを絵に描いたような方。
家族同士で何度かお会いした際のヨーロッパでのお話や、海外旅行中の買い物のお話に、ダイナースクラブやダイナースカードのことが出てきました。
そんな方が持っていたカードなので、良いイメージがあります。
ステータスを語るうえでは、必ずといってもいいほど話題に上る、人気のクレジットカードだと思います。