大丸松坂屋カード
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大丸・松坂屋では、下記のポイントカードや支払い方法が利用できます。
- ポイントカード
- 大丸松坂屋ポイントカード、楽天ポイントカード
- クレジットカード
- VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club
- プリペイドカード
- 大丸松坂屋友の会会員証カード、au PAY プリペイドカード、VISAプリペイドカード、ソフトバンクカード、LINE Payカード
- デビットカード
- J-Debit
- QRコード決済
- Alipay、WeChat Pay
- 商品券・ギフトカード
- 全国百貨店共通商品券、大丸商品券(大丸ショッピングボンド)、松坂屋商品券、クレジット会社発行ギフトカード、東日本びゅう商品券、楽天ポイントギフトカードなど
そのなかでも、大丸・松坂屋利用者に愛用されているのが、大丸松坂屋ポイントカード、楽天ポイントカード、大丸松坂屋カード、大丸松坂屋友の会会員証カードです。
店内広告でも見かける機会が多いですが、具体的にどう使えばお得になるのか、よくわからない人も多いかと思います。
当記事では、大丸・松坂屋で買い物をする際、自分にとって使い勝手の優れたカードの選び方を解説します。
目次
大丸松坂屋カードは使えば使うほどポイントが貯まる
大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋での買い物でもっともポイントが貯まるクレジットカードです。
- 100円ごとに5ポイント(ポイント還元率:5%)
- 大丸松坂屋:普通(定価)商品
大丸松坂屋オンラインショッピング - 100円ごとに1ポイント(ポイント還元率:1%)
- 大丸松坂屋:セール品、食品、レストラン、喫茶店
大丸・松坂屋通信販売
大丸 福岡天神店、高知大丸、下関大丸、鳥取大丸 - 200円ごとに1ポイント(ポイント還元率:0.5%)
- VISA、Mastercard加盟店
さらに、大丸・松坂屋各店のポイントアップ期間中には、さらに多くのポイントを獲得できます。
大丸松坂屋カードは、カード会員限定の優待セールで買い物をする際の必需品で、通常価格から10〜20%OFFになります。
博多大丸、高知大丸、鳥取大丸は、旧大丸の地方子会社にあたり、別のクレジットカードがある関係からか、大丸松坂屋カードではポイント5%の恩恵が受けられません。
これらの大丸で買い物をする機会が多い方は、下記のクレジットカードをおすすめします。
- 博多大丸:博多大丸カード
- 高知大丸:ウイングカードプライム
- 鳥取大丸:鳥取大丸デイリーカード
半年ごとの獲得ポイントに応じたボーナスポイントを付与
通常ポイントとは別に、大丸・松坂屋・大丸松坂屋オンラインショッピングでの半年間の獲得ポイント数に応じて、ボーナスポイントがもらえます。
半年間の獲得対象ポイント合計 | ボーナスポイント率 |
---|---|
5,000~9,999ポイント | 20% |
10,000~14,999ポイント | 50% |
15,000ポイント以上 | 100% |
ボーナスポイントは、半年間の積立期間終了月の翌月20日に加算されます。
「大丸・松坂屋、ネットショップの利用で、どれだけのポイントが貯まり、ボーナスポイントを獲得できるのか?」について、いくつか例をあげてみました。
(いずれも半年間の利用、通常商品を購入時に貯まるポイント数で計算)
○10万円分の利用で、5,000ポイントが貯まった。
→ボーナスポイント1,000ポイント付与
○20万円分の買い物をして、10,000ポイントを獲得した。
→ボーナスポイント5,000ポイント付与
○30万円以上利用して、獲得ポイント数は15,000ポイントになった。
→ボーナスポイント15,000ポイント付与
ほかの百貨店系クレジットカードとは違い、大丸松坂屋カードには、年間利用金額に応じた翌年度のポイントアップはありません。
- 高島屋(タカシマヤカード)
- 年間利用額100万円以上でポイント10%還元
- 三越伊勢丹グループ(エムアイカードプラス)
- 年間利用額30万円以上でポイント8%、100万円以上でポイント10%
その代わり、
- 半年間で10万円の買い物をすれば、ボーナスポイントがもらえる。
- (利用金額が少なくてもポイント獲得のチャンスがある)
- すぐに支払いに使えるポイントを得られる。
という点は、ほかの百貨店系クレジットカードにはないメリットです。
10%OFFの大丸・松坂屋の株主優待と併用可能
大丸松坂屋百貨店や、パルコを展開するJ.フロント リテイリングの株式を100株以上所有すると、株主優待として「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」がもらえます。
買い物の際に、売場係員に優待カードを提出すると、値札価格から10%割引になります。
一部10%割引の対象外商品・サービスがあります。
基本的に換金性の高い商品や、サービス料、テナントは割引対象外です。
書籍・CD類、たばこ、旅行代金、☆マークがついた割引価格商品
金券・貴金属・貨幣類:切手・印紙類、商品券類、各種商品引換券・ギフト券類、金・白金・銀の地金、貨幣類
サービス料:各種送料・箱代・修理代、レストラン・喫茶、理容・美容室・エステティックなどの施術サービス
高級ブランド、テナントなどの一部店舗:ルイヴィトン、ティファニー、ブルガリ、カルティエ、エルメス、シャネル、ヴァンクリーフ&アーペル、ロレックス、パテックフィリップ、リシャールミル、東急ハンズ、ユニクロ、H&M、ポケモンセンター、石井スポーツ、ユザワヤ、ラオックス、ヨドバシカメラなど
大丸・松坂屋お買い物ご優待カードを利用する際は、下記の支払い方法が使えます。
- 現金
- 商品券(全国百貨店共通商品券、百貨店ギフトカードなど)
- 大丸松坂屋カード、マツザカヤカードなど
残念ながら、友の会会員証カードとの併用は、2019年2月28日以降できなくなりました。
優待カードと併用する際は、大丸松坂屋系のクレジットカードの利用がおすすめです。
通常商品の購入でポイント5%還元になり、利用金額に応じてボーナスポイントが貯まるなど、大丸松坂屋での買い物がさらにお得になります。
大丸松坂屋ポイントカードの5倍以上ポイントが貯まる
大丸松坂屋ポイントカードは、現金だけでなく、クレジットカードの支払いでも、ポイントが貯まります。
(※大丸松坂屋系クレジットカード、楽天ポイントカードとの併用は不可)
大丸松坂屋カードとポイントカードの違いは、下記の表のとおりです。
大丸松坂屋カード | 大丸松坂屋ポイントカード | |
---|---|---|
入会資格 | 18歳以上で安定した世帯収入がある | 13歳以上 |
年会費 | 初年度無料 翌年度から1,100円(家族会員は275円) |
無料 |
入会方法 | ネット、店頭(サービスカウンター)、郵送 | 各売り場で発行、ネットで利用登録 |
ポイント付与 | 普通商品:100円ごとに5ポイント セール品・食品・レストラン・喫茶:100円ごとに1ポイント |
100円ごとに1ポイント |
ポイントの有効期限 | 約2年間(入会日によって、有効期限日が変わる) | 約2年間(有効期限日は12月31日) |
カード会員限定割引ご優待フェア | 対象 | 対象外 |
大丸松坂屋ポイントカードは、13歳以上なら、入会金・年会費無料で持てます。
ただし、カード提示で貯まるポイントは、普通商品でも「100円ごとに1ポイント」と、大丸松坂屋カードの1/5に下がります。
また、カード会員優待セールも対象外です。
「セール期間中に欲しいブランドの商品を安く買いたい」と考えている人にも不向きです。
くわしくは後述しますが、大丸、松坂屋では、楽天ポイントカードも使えます。
会計時に楽天ポイントカードの提示で、100円ごとに1ポイントが貯まります。
そもそも大丸松坂屋で買い物をする機会が少ない方は、楽天ポイントカードのほうが使えるお店が多く便利です。
貯まったポイントの使い方
大丸松坂屋カードの利用で貯まったポイントの有効期限は、約2年間です(延長なし)。
貯まったポイントは、大丸、松坂屋、大丸松坂屋オンラインショッピンクで、1ポイント=1円として、支払いに使えます。
大丸松坂屋カードは100円(本体価格)ごとにポイントが貯まるので、会計時に端数の支払いに使うとムダがありません。
2020年度以降、年会費無料になるマイ・ペイすリボの利用はおすすめしない
大丸松坂屋カードの年会費は、初年度無料、翌年度以降は1,100円です。
家族カードの発行も可能で、家族会員1人あたり275円かかります。
翌年度から年会費は有料ですが、マイ・ペイすリボに登録をして、年1回以上のカード利用があれば、翌年度の年会費が無料になります。
マイ・ペイすリボとは、三井住友カードのリボ払いのサービス名です。
リボ払いにすると、利用金額に関係なく、毎月の支払い額が一定になります。
初回のリボ手数料は無料なので、「カード利用限度額=毎月の返済額」に設定すれば、実質1回払いになり、リボ手数料は無料です。
ただし、2020年2月以降、年会費無料になる条件が、「マイ・ペイすリボの登録」と「年1回以上リボ手数料の支払い」になります。
カード利用限度額=毎月の返済額だと、リボ手数料はいっさいかからないので、翌年度から年会費が発生します。
年会費を無料にするには、どこかの月でリボ手数料が発生するように、返済額を調整する必要があります。
正直、実質1回払い以外のマイ・ペイすリボ利用は、おすすめしません。
大丸松坂屋カードのリボ手数料率は15%と高く、年会費よりもリボ手数料のほうが高くなる可能性も充分に考えられます。
そのため、2020年以降は、マイ・ペイすリボを解約して、年会費1,100円を支払ったほうが安心です。
ちなみに、どれだけカード利用をすれば、年会費の元を取れるだけのポイントが貯まるのか?については、下記でまとめました。
- 大丸・松坂屋で普通商品を購入、大丸松坂屋オンラインショッピングの利用
- ポイント還元率:5%/カード利用額:2.2万円
- 大丸・松坂屋でセール品や食品の購入、レストラン・喫茶店の利用
- ポイント還元率:1%/カード利用額:11万円
- VISA、Mastercard加盟店での利用
- ポイント還元率:0.5%/カード利用額:22万円
「年間2.2万円以上のお買い物をするかどうか?」が、大丸松坂屋カード利用を持つかどうかの分岐点となります。
大丸松坂屋友の会での積立が向いている人は?
大丸松坂屋では、百貨店でおなじみの友の会も利用できます。
友の会に入会後、積み立てコースを選び、半年間または1年間、決まった金額を毎月入金します。
満期を迎えると、積み立て額とボーナス分を加算した金額が、友の会会員証カードにチャージされ、大丸、松坂屋各店の支払いに使えます。
コース | 積立金総額+特典 |
---|---|
5,000円6ヵ月満期 | 3万円+2,000円 |
5,000円12ヵ月満期 | 6万円+5,000円 |
1万円6ヵ月満期 | 12万円+1万円 |
3万円12ヵ月満期 | 36万円+3万円 |
7,000円招待 | 8.4万円+観劇1回 |
1万円ごほうびプラス | 12万円+利用クーポン1枚 |
※7,000円招待コースは、松坂屋名古屋店、松坂屋豊田店のみ取り扱いあり。
友の会会員証カードで支払っても、何もポイントは貯まりません。
ただし、利回りは8.3%と高く、チャージ金額に有効期限はありません。
友の会の入会が向いているのは、クレジットカード利用に抵抗があったり、ポイント還元率が低い商品の買い物が多かったりする方です。
クレジットカードは後払いなので、使いすぎが心配。
友の会だと、積立総額+ボーナス分の金額内でやりくりできるため、安心して使えそう。
将来的にお祝い品やギフト品を大丸か松坂屋で購入予定。
予算は10万円以内なので、大丸松坂屋カードを発行しても、今後使わずに持て余す可能性が高い。
大丸、松坂屋では、おもに食品を購入する機会が多い。
食品は大丸松坂屋カード、ポイントカードでも、100円ごとに1ポイントしか貯まらないので、友の会を利用したほうがお得。
大丸松坂屋友の会の唯一のデメリットが、株主優待カードとの併用ができないことです。
(カード会員限定特別優待セールは、友の会カードも対象です。)
大丸松坂屋カードでは、10%割引とポイント還元の特典が受けられるため、お得感があります。
たまに買い物する程度なら楽天ポイントカードで充分
大丸・松坂屋は、楽天ポイント加盟店です。
会計時に楽天ポイントカードを提示すると、100円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。
また、「土日祝は楽天ポイント2倍」などのポイントアップキャンペーンが不定期で行われており、さらにポイントを貯めるチャンスに恵まれます。
貯まったポイントは、1ポイント=1円として、支払いに使えます。
ただし、大丸松坂屋では、楽天スーパーポイント利用分のポイントはつきません(キャンペーンを除く)。
ほかの楽天ポイント加盟店(例:ファミマ、マクドナルド、ミスタードーナツ、くら寿司など)では、楽天スーパーポイント利用分もポイント付与の対象になります。
大丸松坂屋の買い物で貯めた楽天スーパーポイントは、別のお店で使ったほうがお得です。
楽天スーパーポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間です。
たとえば、楽天スーパーポイントを最後に貯めた日が2020年1月15日ならば、2020年12月31日まで使えます(2021年1月1日にポイント失効)。
新たにポイントの獲得があれば、ポイントの有効期限は延長になり、半永久的にポイントが使えます。
大丸や松坂屋で買い物する機会が少なく、ポイントをすぐ失効させてしまう……
という方は、大丸カードポイントカードよりも、楽天ポイントカードの利用をおすすめします。
大丸松坂屋では、キャンペーン時期を除き、楽天ポイントカードの配布をしていません。
楽天ポイントカードをお持ちではない方は、楽天公式サイトから取り寄せるか、ほかの楽天ポイント加盟店で手に入れてください。
大丸松坂屋カードと友の会会員証カードの使い分け方
大丸や松坂屋で買い物をする際、お得を実感しやすいのが、大丸松坂屋カードと友の会会員証カードです。
それぞれのカードの共通点と、メリット・デメリットをまとめました。
- 共通点
- ・カード会員限定の優待セールで、割引価格で買い物ができる
・大丸、松坂屋以外での利用はメリットが少ない - 大丸松坂屋カード
- ◯カード発行からすぐにポイント5%還元で買い物ができる
◯半年間の利用金額に応じたボーナスポイントがもらえる
◯貯まったポイントは1ポイント=1円として使える
◯株主優待カードとの併用が可能
◯大丸松坂屋オンラインショッピングの支払いにも使える
×年会費が翌年度から有料
×セール品や食品、レストラン、喫茶はポイント1%に下がる - 友の会会員証カード
- ◯満期後の利回りは8.3%
◯年会費無料、満期後チャージした金額に有効期限がない
◯クレジット機能なしで使いすぎの心配がない
×積み立て総額とボーナス分が支払いに使えるまで最低でも半年かかる
×支払いでポイントは貯まらない
×オンラインショッピングの支払いや株主優待カードとの併用は不可
大丸松坂屋カードは、定価商品を買う機会が多い、百貨店やオンラインショップでの買い物を今すぐお得にしたい、株主優待カードを活用したいときに向いています。
一方、友の会会員証カードは、セール品や食料品などポイント還元が低い商品を購入したり、日常的なクレジットカード利用に抵抗があったりするときに、よく利用されています。
私の周囲の大丸・松坂屋ユーザーに話を聞くと、大丸松坂屋カードと友の会会員証カードの両方を使いこなしている人も多いです。
そのときの買い物内容や予算にあわせて、2枚を上手に使い分けてみると、今まで以上に百貨店での買い物がお得になると思います。