クレジットカードヒストリー(クレヒス)を作るための7つの方法
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クレジットカードの発行申し込みをすると、必ずカード会社が審査をした上で、あなたにクレジットカードを発行するかどうかを決定します。
カードの発行審査内容は、年齢、年収、職業などをはじめ、カード会社によって違いがあります。その具体的な内容はブラックボックスとなっており、公式サイトには「所定の審査がございます」などと記載されています。
クレジットカードの場合、審査に落ちることも少なくありません。
そして、年収などの他に、過去の金融機関の利用実績も共有され、審査内容に取り込まれることが多いです。
中でも、クレジットカードに関する利用実績のことを「クレジットカードヒストリー(通称:クレヒス)」と呼び、あなたの過去のクレジットカードの利用実績もすべて情報機関に共有され、ヒストリー(歴史)として刻まれています。
クレジットカードヒストリーがしっかりしていれば、プラチナカードやブラックカードの審査にも通りやすく、逆に支払い遅延などが多くクレヒスがボロボロだと、年会費無料のカードの審査に落ちることもあるのです。
目次
利用データの共有が行われる情報機関
代表的な情報機関は以下の3社です。
よく、「一度ブラックリストに入ると他の会社からもお金が借りられなくなる」と言いますが、これは加盟している金融機関が以下の情報機関にあなたの利用データを共有していることでおこります。
CIC(シー・アイ・シー)
株式会社CIC(シー・アイ・シー)は、割賦販売法 指定信用情報機関のことを指し、クレジット会社の共同出資により設立された会社です。
私たちのクレジットカードや消費者ローンの実績を、信用情報として収集し、それを加盟店同士で共有します。
収集される信用情報は、個人の属性・契約内容・支払状況・残債額などです。
三井住友カードやアメックスなど、ほとんどのカード会社が加盟しています。
全国銀行個人信用情報センター
全国銀行個人信用情報センター(JBA)も、CICと同じく、クレジットカードやローンの個人信用情報を収集して共有している会社です。
公式サイトには「会員における与信取引上の判断のための参考資料としてこれを提供しています。」としっかり書かれています。
CICはカード会社中心で構成されていますが、こちらはカード会社だけでなく、都市銀行や地方銀行が主な会員となっています。
クレジットカードの新規発行はもちろん、銀行から借り入れをおこなったり、ローンを組む際の審査基準に、あなたの実績データが利用されるということです。
日本信用情報機構
日本信用情報機構(JICC)も同じく会員を募り、個人の信用情報を集めて共有している信用情報機関です。
日本信用情報機構は銀行系やカード会社の他、消費者金融、信販会社、保証会社、リース会社など、さまざま業種の企業を網羅しているのが特徴です。
いずれにしても、あなたの利用実績はすべて収集され、金融機関同士で共有されています。
そこで大切になってくるのが、良好なクレジットカードヒストリーを作ることです。
良好なクレジットカードヒストリーを築くには?
信用情報には、銀行の貯蓄残高や住宅ローンなども含められます。
しかし、今回はクレジットカードの発行審査を突破する際に大きな役目を果たしてくれる「良いクレジットカードヒストリーの築き方」をまとめます。
カードの利用金額
クレジットカードを使ってどれぐらい買い物をしたか?
これがクレヒスを築く上での大切な項目となります。
決済額を増やすことは、プラチナやブラックのインビテーション(招待)を受けるための鉄則と言われているとおり、カードの利用額が大きい方が良いです。
- 買い物はできるだけカードでする
- できるだけ主力の一枚のカードに決済額を集中させる
この2つは、良好なクレジットカードヒストリーを作るための第一歩です。
カードローンの利用額
クレジットカードには、カードローンと言ってお金を借りたり、分割で購入できるシステムがあります。
カードローンはいわゆる「借金」と同じですから、「どれぐらい借金が残っているか?(ローン残高)」は当然、クレヒスに影響を及ぼします。
また、カードローンを利用したり、分割購入をするということは、「あなたの購買力(支払い能力)」を知られることになります。
例えば、300万円の車を一括で購入できる人と、60回払いで購入した人では、支払い能力に差がある可能性が高いです。
- カードローン残高はできるだけ減らす
- できればローン(キャッシング)は利用しない
- できるだけ一括決済する
支払い遅延の回数
クレジットカードはその場で現金を持っていなくても、あとでまとめて支払える便利なシステムです。なぜそのような「後払い」ができるのかというと、それはあなたに「信用」があるからです。
カード会社からの信用が高いほど、あなたのカードの利用限度額も高くなります。
しかし、後払いシステムにおいて「支払い遅延」は信用を失う大きなきっかけとなります。
「銀行にお金を入れるのを忘れていて引落ができなかった。。。」では済まされません。
もちろん、誰にでもミスはありますから、支払い遅延をなくすこと、もし支払いが遅れてしてしまっても必ず払うことは、クレジットカードヒストリーを守る上での最低限のルールです。
- 支払い遅延の回数を減らす
- 万が一支払いが遅れてしまっても必ず払う
支払い不履行の回数
支払い不履行とは、いわゆる「踏み倒し」です。
支払い遅延はおろか、一切支払わない行為のことです。
もしあなたが友達にお金を貸して、その借金を踏み倒されたら、その人の信用はなくなり、二度とお金を貸したいと思わないでしょう。
カード会社もそれと同じで、一度でも支払い不履行が起こると「ブラックリスト」に載る可能性が高くなります。
そして、支払い不履行があった実績や、ブラックリストに乗っていることもすべて、信用情報機関を通じて共有されます。
一度でも踏み倒しをしてしまうと、クレジットカードの審査に通りにくくなります。
- 利用金額やローンの踏み倒しは絶対にしない
まとめ
クレジットカードヒストリーは目に見えませんが、確実に蓄積されていくあなたの信用を示す貴重なデータです。
ブラックカードはもちろん、プラチナのインビテーションやゴールドの審査を通過したい方は、これらを意識して、あなたの信用の歴史を積み上げてください。
- カードの利用金額を増やす
- できるだけ一枚のカードに決済を集中させる
- カードローン残高を減らす、できればローン(キャッシング)は利用しない
- 購入した商品はできるだけ一括決済する
- 支払い遅延をしない
- 万が一支払いが遅れても必ず払う
- 支払いの踏み倒しは絶対にしない