ソラチカカード&PASMO利用者必見、チャージや乗車・買い物でANAマイルを貯める方法

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ANAとPASMO

乗車カード&電子マネーのPASMO(パスモ)では、クレジットカードを利用してチャージすると、カードのポイントが貯まります。

PASMOにチャージ可能なのは、PASMOに加盟している鉄道・路線バス会社が発行するクレジットカードに限定されています。

そのなかでも「ANAのマイルが貯まる」ことで人気が高いのが、ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)です。

ソラチカカードは、ANA(航空会社)/To Me CARD(東京メトロが発行するクレジットカード)/PASMO(ICカード)/JCB(カード会社)の提携で誕生したクレジットカードです。

空(飛行機)だけではなく、地下(東京メトロ)の利用でANAマイルが貯まるため、多くの陸マイラーに愛用されています。

今回は、ソラチカカードを利用したPASMOチャージや乗車・買い物で、多くのANAマイルを得る方法について、わかりやすく解説したいと思います。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

PASMOでANAマイルが貯まる仕組み

ANA便

PASMO自体には、ポイントやマイルの制度がありません。

そのため、PASMOでポイントを貯めるには、以下の2通りの方法を利用します。

1.クレジットカードからPASMOにチャージして、カード会社のポイントを貯める
2.鉄道・路線バス会社が展開するポイントサービスを利用する(乗車や買い物でポイント付与など)

ソラチカカードで多くのANAマイルを獲得するには「PASMOへクレジットチャージ → 東京メトロに乗車、メトロポイントPlus加盟店で支払い」のルートをおすすめします。

PASMOへクレジットチャージ

ソラチカカード(PASMO一体型)

クレジットカードを使ってPASMOにチャージする方法は「オートチャージ」「クイックチャージ」の2種類あります。

ソラチカカードはPASMO機能がついたクレジットカードなので、別のPASMOカードにチャージはできません。

チャージ金額は、ソラチカカードに請求されるので、JCBカードのポイント還元対象になります。

いずれも通常のソラチカカード利用と同じく、1,000円ごとにOki Dokiポイントが1ポイント貯まります。

Oki DokiポイントはANAマイルに交換可能で「1ポイント → 5マイルまたは10マイル」の価値があります。

1ポイント5マイルと10マイル、どちらがよいかについては後述します。

◆オートチャージ

オートチャージ

PASMOエリアやSuicaエリアの改札機にPASMOをタッチした際に、残高が設定金額未満だと、自動的に一定金額がチャージ(自動入金)されます。

例えば「PASMO残高が1,000円未満のとき、3,000円チャージする」という設定だと、改札機入場前にPASMO残高が800円だった場合、改札機のタッチで残高が3,800円になります。

ソラチカカードの入会時は「PASMO残高が2,000円以下のときに、3,000円をチャージする」が初期設定になっています。

各金額の変更は東京メトロの駅事務室、多機能券売機、IC対応券売機、定期券うりば、PASMO加盟の鉄道会社の駅で行えます。

オートチャージ利用の上限額は1日あたり1万円、1ヶ月あたり5万円です。

そのため、毎月上限5万円分のチャージをすれば、最高50ポイント(ANAマイル換算:250マイルまたは500マイル)を貯められます。

◆クイックチャージ
東急線各駅の自動券売機だけで使える、クレジットチャージ方法です。

オートチャージの設定金額に関係なく、上限2万円までチャージが行えます。

駅券売機のクイックチャージボタンを押して、ソラチカカードを挿入します。

希望のチャージ金額を選択すると、選んだ金額分がPASMOに入金されます。

2020年9月現在、東京メトロでは対応していません。

渋谷駅や中目黒駅は東急線の乗り換え駅でもあるので、そのときにクイックチャージを利用する機会があるくらいです。

駅の券売機やチャージ機、お店でのチャージは現金のみで、クレジットカードは使えません。

注意したいのが、PASMOへのクレジットチャージが可能なのは、PASMO・Suicaエリアに限定していることです。

  • オートチャージ:PASMOエリア(首都圏)、Suicaエリア(首都圏・仙台・新潟)の改札機入出場時に機能する
  • クイックチャージ:PASMOエリアの東急線の自動券売機

そのため、上記エリア外では、PASMOへのクレジットチャージによるメリットをまったく得られません。

同じ交通ICカードの「Suica(スイカ)」だと、モバイルSuicaを利用すれば、全国各地、どこでもネット経由でクレジットチャージが行えます。

しかし、2020年3月18日からPASMOもモバイル対応になりました。モバイルPASMOを使えば場所を選ばずに入金でき、非常に便利です。現在は、アンドロイド対応のスマホで、おサイフケータイアプリをインストールしている必要があります。

2020年10月6日:追記更新
iPhoneでもモバイルPASMOが使えるようになりました。

また、次に説明する東京メトロやメトロポイントPlus加盟店でのポイント付与を考えても、ソラチカカードは「東京メトロ利用者」にメリットの多い1枚といえます。

ソラチカカードのお申込みはこちら

乗車や買い物でさらにポイントが貯まる

電車と買い物

ソラチカカード含むTo Me CARDには、「メトロポイントplus」という会員限定のポイントサービスがあります。

PASMOを利用して東京メトロに乗ると「乗車ポイント(=メトロポイント)」、売店(METRO’S)やEchikaなどのメトロポイントPlus加盟店でPASMO支払いをすると「メトロポイント」が貯まります。

東京メトロに乗車する(定期券面区間外)
平日:5ポイント/乗車
休日:15ポイント/乗車

電子マネーをメトロポイントPlus加盟店で使う
店舗:200円ごとに1ポイント
自販機:100円ごとに1ポイント

メトロポイントはANAマイルと相互交換が可能です。

「100メトロポイント=90マイル」と、マイル還元率は0.9%と微減します。

ただし、乗車や買い物利用でポイントが貯まらない交通系ICカードが多いことを考えると、ポイントが貯まるだけ、お得度があります。

カード到着時は、メトロポイントplusの登録がされていないので、東京メトロの多機能券売機やTo Me CARD会員専用サイトで行ってください。

ちなみに、To Me CARD会員以外のPASMO利用者向け「メトポ(メトロポイントクラブ)」も、登録可能です。

そのため、1回の乗車で「メトロポイントplusのメトロポイント」と「メトポのポイント」の2重取りができます。

メトポ(メトロポイントクラブ)
平日:3ポイント/日
土日祝日:7ポイント/日
1ヶ月に10回以上乗車:10ポイント

メトロポイントplusとは違い、ポイント数は「乗車回数に関係なく1日あたり」となっています。

貯まったメトポのポイントは、メトロポイントと合算できない(=ANAマイルの交換対象外)なので、PSAMOにチャージして使いましょう。(10ポイント=10円単位)

メトロポイントPlus加盟店以外はPASMO以外の電子マネーでポイントGET

Apple Pay、QUICPay、PiTaPa

ソラチカカードではApple Pay(アップルペイ)、QUICPay(クイックペイ)、PiTaPa(ピタパ)の各種電子マネーも使えます。

Apple Pay(アップルペイ)
iPhoneやApple Watchで使えるスマホ決済サービス。
クレジットカードの情報をWALLETアプリに登録することで利用できる。

QUICPay(クイックペイ)
JCBカードが展開している電子マネー。
nanaco(ナナコ)と一体型の「QUICPay(nanaco)」もある。

PiTaPa(ピタパ)
関西エリアで主流の交通ICカード&電子マネー。
SuicaやPASMOと同様に全国相互利用できるが、電子マネーはPiTaPa加盟店のみ使える。

いずれも後払い式の電子マネーなので、PASMOのように事前チャージをする手間がなく、残高不足の心配がありません。

前述のとおり、PASMOには独自ポイント制度がないので、メトロポイントPlus加盟店以外では、上記の電子マネーやソラチカカードで支払ったほうがポイントが獲得できる分、お得感があります。

セブンイレブンはQUICPay(nanaco)払いでポイント3重取り

クイックペイnanaco

セブンイレブンの買い物でQUICPay(nanaco)を利用すると、ANAマイル、nanacoポイント、Okidokiポイントの3重取りができます。

QUICPay(nanaco)とは、JCBカードのQUICPayとセブン&アイグループのnanacoが一体化したもので、キーホルダー型でANAのスキップサービスが使える「ANA QUICPay+nanaco」もあります。

◆ANAマイル:マイル還元率0.5%
セブンイレブンはANAカードマイルプラス加盟店で、ANAカードやANAカードと紐付けた電子マネーで支払うと、200円ごとに1マイルが貯まります。

◆nanacoポイント:ポイント還元率0.5%
QUICPay(nanaco)で支払うと、200円ごとに1nanacoポイントが貯まります。

ちなみにソラチカカードからnanacoにチャージしてもOki dokiポイントは貯まらないので注意してください。

◆Oki Dokiポイント:ポイント還元率0.5%
QUICPay(nanaco)の利用額はソラチカカードに請求されるので、カード利用によるOki Dokiポイントも付与されます。

定期券の購入でポイント2重取り

ソラチカカード(PASMO定期券)

東京メトロの定期券うりばや多機能券売機で定期券を購入すると、メトロポイントとカード会社のポイントの2重取りができます。

メトロポイント:1,000円ごとに5ポイント(5円相当)
JCBカードのOkidokiポイント:1,000円ごとに5ポイント(5円相当)

合計、1,000円ごとに10円分のポイントが貯まる(実質1割引)

またソラチカカードは、PASMO定期券としても使えます。

搭載可能なPASMO定期券は東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道、京王電鉄です。(JRは不可)

ただし東京メトロで発売している定期券の中で西武鉄道・東武鉄道との特殊連絡定期券(2区間定期券)は搭載できません。

そのため、ソラチカカードに搭載できない定期券に関しては、別にPASMO定期券を用意する必要があります。

定期券区間内は「PASMO定期券」、定期券区間外は「ソラチカカード」と使い分けることになります。

なお、定期券の代金はソラチカカードで支払えるため、上記のポイント2重取りも可能です。

東京メトロにPASMOで乗車すると貯まる「メトロポイント」は、定期券区間内は対象外なので、PASMO定期券だけの利用では貯まりません。

乗り越し運賃はソラチカカードのPASMOで支払いOK

ちなみに少し裏ワザ的な方法ですが、PASMO定期券を利用して定期券区間外の駅で降りる際、乗り越し運賃をソラチカカードのPASMOで支払いは可能です。

改札口の窓口で「PASMOの乗り越し運賃を、別のPASMOで支払いたい」と申し出れば、対応してくれます。

時間はかかりますが「なるべくソラチカカードのPASMOを使って、クレジットチャージでマイルを貯めたい」と思う人は、試してみる価値はあると思います。

なお、別のPASMOからソラチカカードに切り替える際、以前のPASMOの残額や定期券は移し替えできません。

PASMOのSF(電子マネー)を全額使い切ったり、定期券の有効期限が切れたりしてから、本格的にソラチカカードの利用をスタートします。

マイル移行コースは「5マイル」と「10マイル」どちらがよい?

悩む女性

ソラチカカードには、Oki DokiポイントをANAマイルに自動移行できるコースがあります。

5マイルコースは「1ポイント=5マイル」、10マイルコースは「1ポイント=10マイル」で交換できます。

ANAマイル数が2倍も違いますが、10マイルコースではマイル移行手数料として年間5,500円かかります。

  • 5マイルコース:マイル還元率0.5%・移行手数料は無料
  • 10マイルコース:マイル還元率1%・移行手数料は有料(5,500円)

「5マイルと10マイル、どちらのコースを選べばいいのか?」については、ソラチカカードの年間利用額やANAマイルの利用目的によって違います。

例えば、年間50万円と年間100万円をソラチカカードで支払った場合を考えてみましょう。

1マイルの価値は、交換するものによって変わりますが、特典航空券に関しては1マイルあたり2~3円が相場です。

今回は1マイル=2円相当と考えた場合の、年間50万円と年間100万円で得られるマイルの価値がどう変わるのかを表にしてまとめてみました。

コース 年間50万円 年間100万円
5マイル
(1マイル=2円)
2,500マイル
(5,000円相当)
5,000マイル
(10,000円相当)
10マイル
(1マイル=2円)
5,000マイル
(4,600円相当)
10,000マイル
(14,600円相当)

10マイルコースは、還元率1%と高いのですが、マイル移行手数料が有料なので、カード利用金額が少ないと、手数料が高く付きます。

また特典航空券に交換するために必要なマイル数と、航空券の価値によっても、1マイルの価値は大きく変わります。

結論

◆5マイルコースが向いている人
・年間利用額が100万円未満
・ソラチカカードをメインカードに考えていない
・交換先が1マイルあたりの価値が低い

◆10マイルコースが向いている人
・年間利用額が100万円以上
・ソラチカカードをメインカードに考えている
・交換先が1マイルあたりの価値が高い

PASMOエリアはPASMOで、それ以外は別の電子マネーでANAマイルを獲得

PASMOカード

ソラチカカードを乗車や買い物で利用して、ANAマイルを貯めるには、以下の2通りがあることがわかりました。

PASMOエリア
PASMOにオートチャージして東京メトロに乗車したり、メトロポイントPlus加盟店で買い物をする。
→PASMOチャージ分のOki Dokiポイント、乗車や買い物でメトロポイントを貯めて、ANAマイルに交換する。

PASMOエリア外
ソラチカカードやApple Pay・QUICPayなどの電子マネーで支払う。
→カード・電子マネー利用でOki Dokiポイントを貯めて、ANAマイルに交換する。
お店がANAカードマイルプラス加盟店であれば、直接、ANAマイルが付与される。

日ごろの電車や買い物でANAマイルが貯めやすいのが、ソラチカカードの大きな魅力です。

ポイントやマイル付与を受けるために、事前に登録や入会が必要なサービスもあるので、お手元にカードが届いたときは、忘れずに申込みを行いましょう。

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クレジットカード広場の執筆者・現管理人。クレジットカード利用歴は10年以上になりました。知れば知るほど奥深いクレジットカードの魅力や危険性を、多くの人に理解してもらうため、日々勉強中です。

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