スカイチーム エリートプラスに最速でアップグレードする方法
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デルタ航空やチャイナエアラインが所属する「スカイチーム」には、フリークエントフライヤープログラム(マイレージサービス)が存在します。
各航空会社のマイルを貯めることで、その航空会社の会員ステータスが上がるだけでなく、スカイチーム全体の会員ステータスも上がります。
会員ステータスが上がると、スカイチームのどの航空会社を利用しても、優先搭乗などの特典を利用できるようになります。
エリートプラスの特典
わかりやすく整理すると、以下のようになります。
- スカイチームに所属のる航空会社
- デルタ航空、ベトナム航空、チャイナエアライン、エールフランス、大韓航空など多数。
- 各航空会社のマイレージプログラムによる会員ステータス
- デルタ航空なら、シルバーメダリオン、ゴールドメダリオン、プラチナメダリオン、ダイヤモンドメダリオンなどの会員ステータスがある。
この会員資格はあくまでもデルタ航空でのみ優遇されるステータス。 - スカイチームの会員ステータス
- スカイチームの会員ステータスには、エリート、エリートプラスが存在する。
この会員資格は、デルタ航空やベトナム航空、チャイナエアラインなど、スカイチームのどの航空会社を利用しても優遇特典を受けられる。
スカイチームの会員ステータスには、エリート、エリートプラスの2つがあり、その特典は下記になります。
スカイチーム エリート資格の特典
- 座席の優先指定
- 空席待ちの優先確保
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- 手荷物制限の緩和
スカイチームのエリート会員になれば、優先搭乗などのVIP特典が利用できるようになります。
スカイチーム エリートプラス資格の特典
- エリート会員が使えるすべての特典
- スカイチーム空港ラウンジの無料利用(同伴者1名まで無料)
- 手荷物の優先受取
- 売り切れの便でも24時間前までなら確保可能
旅行や出張の際、現地についてもなかなか手荷物が出てこないということも少なくありません。
しかし、スカイチーム エリートプラスの資格があれば、手荷物預入時に優先タグ(プライオリティタグ)をつけてもらえ、現地に到着すると、最初のほうに手荷物が出てきます。
また、エリートプラス会員は、世界各国の750ヶ所以上にある「スカイチームラウンジ(空港ラウンジ)」を無料で利用できます。
空港ラウンジでは、落ち着いたソファでくつろぎながら、無料のドリンクなどを飲んで過ごせます。
チケットクラスや航空会社に関係なく、スカイチームが運営するラウンジならどこでも利用可能です。
トルコ イスタンブールのスカイチームラウンジ
スカイチーム エリートプラスになる条件
スカイチームの上級会員資格を手にする条件は、特定の航空会社で上級会員ステータスを取得することです。
たとえば、デルタ航空には、
- シルバーメダリオン
- ゴールドメダリオン
- プラチナメダリオン
- ダイヤモンドメダリオン
の4つの上級ステータスがあります。
このうち、デルタ航空でシルバーメダリオン会員に昇格すればスカイチームで「エリート」会員に、デルタ航空でゴールドメダリオン以上になれば「エリートプラス」になることができます。
つまり、特定の航空会社の会員資格を上げると、その航空会社で優待特典が受けられるだけでなく、スカイチーム全体でも特典を受けられるようになります。
とはいえ資格の取得は難しい
とはいっても、航空会社の会員ステータスを上げるのはそう簡単ではありません。
デルタ航空の場合、会員資格を得るためには3つのポイントを貯める必要があります。
- MQM(マイル)
- フライト距離によって獲得できる、もっとも馴染みあるポイントプログラム。
- MQS(フライト区間)
- フライト区間によって獲得できる。
- MQD(年間利用金額)
- アメリカに在住の会員のみなので日本人には関係なし。
そして、それぞれの上級会員昇格条件が以下のとおりです。
シルバーメダリオン
25,000MQMまたは30MQSと$3,000MQDが必要。
MQDは日本人は獲得できないので、実質的には25,000マイルを貯めることが昇格条件。
ゴールドメダリオン
50,000MQMまたは60MQSと$6,000MQDが必要。
同じく、実質的には50,000マイルを貯めることが昇格条件。
プラチナメダリオン
75,000MQMまたは100MQSと$9,000MQDが必要。
同じく、実質的には75,000マイルを貯めることが昇格条件。
ダイヤモンドメダリオン
125,000MQMまたは140MQSと$15,000MQDが必要。
実質的には125,000マイルを貯めることが昇格条件。
スカイチームのエリートプラス会員になるには、デルタ航空でいえば「ゴールドメダリオン」への昇格が必要になります。
つまり、5万マイルを獲得すれば、デルタ航空で「ゴールドメダリオン」になれると同時に、スカイチームのエリートプラスにもなれるわけです。
しかし、航空会社のマイレージにも有効期限がありますから、5万マイルの獲得は決して簡単な道のりではありません。
また、一度ゴールドメダリオン以上の会員資格を手にしても、ステータスは継続されるものではないので、条件を満たさなくなると2年後には会員資格は降格となります。
スカイチーム エリートプラスに最速で取得する方法
では、旅慣れた人たちはどうやって、スカイチーム エリートプラスを維持し続けているのかというと、実は裏ワザを知っているからです。
あまり知られていないのですが、特定のクレジットカードを保有していると、クレジットカードの特典でスカイチームの上級会員資格を簡単に取得・維持することができるようになっています。
デルタ航空が発行する「デルタ スカイマイル アメックスゴールドカード」は、デルタ航空でもっとも得するクレジットカードです。
デルタ スカイマイル アメックスゴールドカード
アメリカン・エキスプレスとの提携カードなので、年会費は28,600円と一般的なゴールドカードと比べると高めです。
(ちなみに、通常のアメックス・ゴールドは年会費が31,900円なので、それよりは安く、家族カードは1枚目は年会費無料です)
デルタ スカイマイル アメックスゴールドカードに申し込むと、クレジットカードの特典で初年度はデルタ航空「ゴールドメダリオン」の資格を取得できます。
2年目以降は、前年度の利用金額に応じて会員ランクが変化します。
- 150万円以上:ゴールドメダリオン
- 100万円以上:シルバーメダリオン
- 100万円未満:会員資格なし
ゴールドメダリオンになると、デルタ航空での優先搭乗や空港ラウンジの利用、手荷物の優先受取といった特典が利用できるようになります。
さらに、スカイチーム エリートプラス資格にもアップグレードされます。
こちらも、ゴールドメダリオンである限り継続されるので、スカイチームのどの航空会社を利用しても、優待特典が受けられます。
年に数回旅行に行く人なら、28,600円が上級会員資格の維持費だと考えれば、決して高くないと思います。
ほかにも、デルタ スカイマイル アメックスゴールドカードには、最高1億円の海外旅行保険などが付帯します。
トータルで考えると、年会費の元を取るのは難しくなく、またステータス性にも優れた一枚だと思います。
スカイチームの空港ラウンジは一度使うと、また使いたくなるほど上質な空間のところも少なくありません。
スカイチーム・デルタ航空でよい思いをしている方は、一生懸命マイルを貯めている訳ではありません。
デルタ スカイマイル アメックスゴールドカードという裏ワザを使い、スカイチーム エリートプラスを最速で取得し、苦労せずにその資格を維持しているのです。