JRE CARDが年会費有料でも損をしない使い方、優待店で3.5%のポイント還元は大きい
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JRE CARDはJR東日本グループが発行するクレジットカード「ビューカード」シリーズの1枚です。
年会費は初年度無料、2年目以降は524円かかります。
JRE CARDは家族カードの発行がないため、1人1枚カードを申し込む必要があります。
今回は「JRE CARDを持っていても、年会費以上にお得になりにくいのでは?」という疑問について、年会費の元が取れる以上のJRE CARDの賢い使い方について紹介したいと思います。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
Suica・Suica定期券を付帯でデポジット代を節約
JRE CARDは申込みをするときに「Suica・定期券なし」「Suica付」「Suica定期券付」から選べます。
一般的にSuicaやSuica定期券を新しく作る際は、デポジット代(預かり金)が500円かかります。
一方でJRE CARDを発行すれば、デポジット代を1円もかけずにSuicaやSuica定期券を使えます。
JR東日本エリアの駅ビルで買い物する
JRE CARDとその他ビューカードとのもっとも大きな違いが、JRE CARD優待店でのポイント還元率の高さです。
JRE CARDでクレジット決済をすると、JRE POINTが最大3.5%還元されます。
一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%なので、実に7倍もポイントが貯まります。
JRE CARD優待店
アトレ・アトレヴィ、テルミナ、ペリエ、エクセル、エスパル、フェザンなど、順次拡大中
即時:100円ごとに3ポイント(還元率3%)
利用月の翌月中旬:1,000円ごとに5ポイント(還元率0.5%)
→合計ポイント還元率3.5%
ほかにも、ショッピングサイト「JRE MALL」もポイント3.5%還元の対象になっています。
たとえば、JRE CARD優待店で1.5万円の商品をJRE CARDで支払った場合、合計525円相当のJRE POINTが貯まります。
これだけで年会費分のポイントが得られるので、駅ビルで買い物をする機会が多い方は、年会費を支払っても持つべき価値のあるクレジットカードです。
駅ビルには、スーパーやドラッグストア、ファッション、カフェ、レストラン、書店など、さまざまなジャンルのお店がテナントとして入っています。
一般的な駅ビルや百貨店と提携したクレジットカードは「食品やカフェ、レストランはポイント1%」と、ポイント還元率が下がることが圧倒的に多いです。
一方のJRE CARDはいずれもポイント還元率が3.5%で変わらないので、ほかのお店で買うよりも圧倒的にお得感があります。
ちなみに、ほかのビューカードでは「年間数十万円の利用でボーナスポイント・商品券のプレゼント」といった、年間利用額に応じた優待特典があります。
Suicaチャージや定期券購入でポイント1.5%
JRE CARDのポイント還元率が高くなるのは、JRE CARD優待店以外にもあります。
モバイルSuicaでのチャージ・オートチャージ、Suicaでのオートチャージでは1.5%のポイントが付与されます。
その他、モバイルSuicaでグリーン券や定期券を購入した場合には3%のポイントが付与されます。
えきねっとにてJRのきっぷを予約(予約時決済)した場合にも、3%のポイントがもらえます。
モバイルSuicaの年会費は無料
Androidのスマホや携帯電話でSuicaが使える「モバイルSuicaアプリ」は、ビューカードを登録すると年会費が無料で使えます。
そのため「スマホでSuicaを使いたいけど、年会費を支払うのはもったいない」と思う方にも、JRE CARDは持っていて損はありません。
ちなみにiPhoneやApple Watchで利用する「Apple PayのSuica」や、Androidスマホで「Google PayのSuica」にて、Suicaを使う分については、年会費無料で変わりません。
他ビューカードとお得度を比較
ビューカードのなかでも、JRE CARDと比較されることが多い「ビュー・スイカ」カードとルミネカードとの違いを表でまとめてみました。
JRE CARD | 「ビュー・スイカ」カード | ルミネカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料、2年目以降524円 | 524円 | 初年度無料、2年目以降1,048円 |
家族カード | なし | 1枚あたり524円 | なし |
年間利用特典 | なし | (VIEWプラス対象商品を除く)年間利用額が30万円以上でボーナスポイント | ルミネ・NEWoMan・ネット通販アイルミネで年間利用額が20万円以上でルミネ商品券 |
JRE CARD優待店 | ポイント還元率3.5% | なし | なし |
ルミネ・NEWoMan・アイルミネ | なし | なし | いつでも5%OFF、年数回10%OFF |
JRE POINT加盟店 | ポイント還元率0.5~3.5% | ポイント還元率0.5~1.84% | ポイント還元率0.5~1.84% |
3枚のビューカードは「どこで買い物をするか?」や「年間どれだけカード利用するか?」によって使い勝手の良し悪しが変わってきます。
ルミネやNEWoManで買い物する方は、いつでも5%OFFになるルミネカード一択です。
また「家族に家族カードを持たせて、貯まるポイントを共通化したい」と思う方は、「ビュー・スイカ」カードが向いています。
以下のサービス・優待内容については、どのビューカードにも共通しています。
- Suicaオートチャージでポイント1.5%
- モバイルSuicaチャージ・オートチャージでポイント1.5%
- Suicaオートチャージサービス
- モバイルSuicaの年会費が当面無料
- JRE POINT加盟店でカード提示でポイント付与
そのなかで駅ナカや駅ビルで買い物をすることが多い人に、JRE CARDが選ばれています。
JRE CARDの年会費の元を取る方法まとめ
JRE CARDの年会費524円の元を取るには、以下のいずれかの1つでも達成すればOKです。
- JRE CARD優待店で1.5万円の買い物をカード払いする
- Suicaチャージや定期券・新幹線・特急券の購入など年間3.5万円以上利用する
- モバイルSuicaにJRE CARDを登録して利用する
上記の方法を2つ以上達成できる方は、JRE CARDを利用するメリットが大きいと言えます。
カード利用で貯まったJRE POINTは1ポイント=1円として、駅ビルなどJRE POINT加盟店の支払いに使ったり、Suicaにチャージしたりで、気軽に消費できるためポイントの使いみちに困りません。
そもそもJRE CARDの入会キャンペーンで、たとえば「新規入会で2,000ポイント」など、数年分の年会費に相当するJRE POINTがプレゼントされることが大半です。
そのため「年会費が有料だから活用できるか不安…」と心配しなくても大丈夫なので、JRE CARDが欲しいと思ったタイミングで申し込むことをおすすめします。
