夫名義のクレジットカードの利用はNG!配偶者の口座を引き落とし先に登録可能なカード3枚

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クレジットカードと通帳

クレジットカードの利用は、カードに記名された本人に限られます。

他人にカードを貸して自分名義のカードを他人に使わせるのは、たとえ家族であっても規約違反になり、カードの利用停止になる可能性が充分にあります。

「夫のクレジットカードで買い物をした」「交際相手からカードを渡されて『自由に使ってよいよ』と言われた」という話は聞きますが、本人以外が利用するのはNGな行為です。

とはいえ、2人のために必要な買い物でも、自分(妻)名義のクレジットカードしか使えず、引落し先の口座が自分(妻)名義だと、後々のお金のやり取りが面倒に感じます。

特に生活費や公共料金などの支払いに使っている口座が夫名義の場合は、不便を感じやすいと思います。

「利便性を考えて自分が使うクレジットカードの利用金額を、夫名義の口座で引き落としたい」というときは、以下の2通りの方法があります。

  • 家族名義の口座が登録可能なクレジットカードを申し込む
  • 家族カードを発行する

今回は、夫を含め家族名義の口座が登録可能なクレジットカードを3枚紹介したいと思います。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

家族名義の口座が登録可能なクレジットカード

本会員名義以外の口座が指定可能なクレジットカードは、存在します。

配偶者や親、子どもなど家族名義の口座であれば、本人名義以外でもOKというカードです。

ただし今は家族名義の口座が登録できても、将来的には「本人名義の口座に限る」という場合もあります。

登録した家族名義の口座を変更する必要はありませんが、新規でカード申込みの際には家族名義はNGになるので、早め早めに申し込むことが大切です。

セゾンカード

セゾンカードインターナショナル

ポイント
1,000円ごとに1ポイント

年会費
永久無料

カードブランド
VISA、Mastercard、JCB

家族口座
同姓配偶者、同姓親子

家族カード
発行可能

セゾンカードはクレディセゾンが発行するクレジットカードの総称で、セゾンカードインターナショナルは、クレディセゾンのプロパーカード(自社発行カード)です。

口座設定は、同姓配偶者や同姓親子の口座であれば可能です。

申込み資格は18歳以上で電話連絡が可能な方で、専業主婦やパートなど自身の収入が不安な方でも持ちやすくなっています。

年会費は永久無料なので、まったく使わなくても年会費を支払う必要がないのは助かります。

セディナカード

2種類のセディナカードクラシック

特徴
全国のセブンイレブン、イオン、ダイエーで毎日ポイント3倍
毎月第2・第4日曜は三春屋や今治デパートグループなどで5%OFF

ポイント
200円につき1ポイント

年会費
1,100円/家族カード330円

カードブランド
VISA、MASTER、JCB

家族口座
同姓同居の家族

家族カード
発行可能

セディナカードクラシックは、複数あるセディナカードのなかでもっともスタンダードな1枚です。

年会費は1,100円と有料ですが、ポイント還元率がよく、優待特典も多いので、かなりコスパがよいカードになっています。

たとえば全国のセブンイレブン、イオン、イトーヨーカドー、ダイエーの買い物は毎日ポイント3倍、還元率は1.5%になります。

年会費を考えると、上記のお店で年間7.5万円の買い物をすれば元が取れます。

またセディナが運営する「セディナトラベルデスク」から国内・海外旅行のパッケージツアーに申し込むと、旅行代金が3~8%値引きになるのも大きいです。

セディナカードには、最高1,000万円の旅行保険が無料で付帯しているので、旅行中の万が一の事態にも充分に備えられます。

本人名義以外の口座登録は、同姓同居の家族に限り可能です。

申込者と口座名義人が異なる場合は、口座名義人の同意が必要になります。また一部カードは申込者本人以外の口座は登録できません。

セディナカードクラシックは、家族カードも330円と有料です。

そのため「夫が本会員となり、妻に家族カードを持たせる」よりも「妻が本会員になって、引き落とし口座を夫名義の口座にする」ほうが、330円の節約になります。

年齢が18~25歳であればセディナカードファーストにも申し込めます。

年会費は初年度無料、2年目以降は年1回以上の利用で無料になるので、年会費を気にせずに使えます。

申込み条件は、18歳以上で本人確認の電話連絡ができる方と制限がないので、誰でも申込みができます。

エムアイカードプラス

特徴
三越伊勢丹グループの年間利用金額に応じて最大10%分のポイントが貯まる

ポイント
200円ごとに1ポイント
エムアイカード優待加盟店での利用で最大6倍のポイント還元率

年会費
初年度無料、2年目以降は2,200円
家族カードは無料

カードブランド
VISA、American Express

家族カード
発行可能

エムアイカードプラスは、三越伊勢丹グループの買い物がお得になる公式クレジットカードです。

三越伊勢丹グループ店舗(三越・伊勢丹・岩田屋・丸井今井)での買い物で、最大10%のポイントが貯まります。

エムアイカードは、配偶者名義の口座登録が可能です。

家族カードの発行も可能ですが、配偶者名義の口座登録に家族カードの発行は不要なので「夫はまったく使わないが、自分用にエムアイカードを持っている」という状況は避けられます。

ただし配偶者名義の口座登録ができるのは、口座振替依頼書の提出の場合に限られます。

また家族情報として、エムアイカードへ配偶者の名前・生年月日の事前登録が必要です。

家族名義の口座登録が不可なクレジットカード

メリット・デメリット

以前は家族名義の口座が引き落とし先として使えたり、申込み時は不可でも口座変更手続きで家族名義の口座に変更が可能だったりするクレジットカードもありました。

ただし近年は、「家族名義の口座登録は不可」とするカード会社が増えており、原則、本人名義に限定されている場合がほとんどです。

「ビュー・スイカ」カードなどのビューカードは、2015年3月より家族名義の口座に変更ができなくなりました。

すでに本人名義と異なる口座を設定している場合に関しては、現在の口座を継続利用できますが、新規申込みは本人名義の口座に限定されています。

ほかのサイトの記事で「本人名義以外の口座登録が可能」と紹介されているクレジットカードでも、現在はできない可能性があります。

NICOSカード
本会員様名義の口座のみ登録可能になります。(参照

イオンカード
必ず本カード会員名義の口座で記入・捺印をお願いします。(参照

楽天カード
口座登録の手続きは、カード契約者本人名義の口座に限ります。(参照

アプラスカード
引き落とし口座は契約者名義の口座のみです。(参照

エポスカード
カード名義と口座名義が同一の場合のみ、引き落とし口座として利用できます。(参照

そのため、カード申し込み前に「申込みを予定しているクレジットカードは、家族口座の登録はできるかどうか?」を確認することをおすすめします。

もっとも無難な方法は「家族カード」を利用すること

家族カード

多くのクレジットカードでは、家族向けに別のクレジットカードを追加で発行可能な「家族カード」があります。

カード利用の請求先は本会員の口座になるので、夫がクレジットカードを申込み、妻に家族カードを渡せば、自分(妻)が使うクレジットカードの利用金額を夫名義の口座にできます。

家族カードの名義人は、本会員(夫)ではなく家族(妻)なので「カード利用は本人名義に限る」もクリアできます。

メリット

  • 引き落とし口座が夫名義にできる
  • 家族カードの発行に審査が必要ない
  • 本会員とポイントが合算できる
  • 夫も妻のカード利用明細が確認できる

デメリット

  • 利用明細(いつ何に何円使ったか)が夫に知られる
  • 同じカードの発行になり、別種類のカードは選択できない
  • 入会特典(ポイント、割引など)が受けられない

クレジットカードによっては、家族カードのみ2年目以降は年会費有料という場合もあります。

年会費をできるだけ抑えたいときは、家族カードを含めて年会費が完全無料で使えるカードを利用すると使い勝手がよいと思います。

年会費が完全無料ながらイオンカードセレクトは特定日の買い物でほぼ全ての商品が5%OFFの優待割引が受けられるなど、お得な特典が充実しています。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
クレジットカード広場の執筆者・現管理人。クレジットカード利用歴は10年以上になりました。知れば知るほど奥深いクレジットカードの魅力や危険性を、多くの人に理解してもらうため、日々勉強中です。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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