電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードまとめ、楽天カードとヤフーカードは還元対象外に
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電子マネーnanaco(ナナコ)では、特定のクレジットカードからチャージすると、チャージ金額に応じたクレジットカードの決済ポイントが貯まります。
さらにnanacoで支払いをすれば、200円(税込)ごとに1ポイントのnanacoポイントが貯まります。
クレジットチャージ+nanaco払いで、ポイントの2重取りができ、お得です。
- nanaco会員メニューにログイン後、クレジットカードを登録
- 事前登録完了後、24時間待つ
- nanaco会員メニューから、チャージ金額を選択、クレジットチャージを申し込む
- セブンイレブンのレジやセブン銀行ATMで残高確認
- nanacoチャージ完了
しかし、そのお得さゆえに、nanacoへのチャージはポイントの対象外とするクレジットカードが続出しています。
たとえば最近では、ヤフーカードが2020年2月からnanacoチャージでのポイント付与を終了しました。
「今後も、nanacoのチャージでポイントが貯まらないクレジットカードは増えるのでは?」と言われていました。
そして、2020年3月12日から、nanacoクレジットチャージサービスの対象カードが変更になりました。
新規登録はセブンカード限定になり、ほかのクレジットカードは登録できません。
3月12日以前にクレジットチャージサービスへ登録済みのクレジットカードは、引き続き利用できます。
目次
セブンカード・プラスの特徴
- ポイント還元率
- 0.5%(200円ごとに1ポイント/1ポイント=1円相当)
セブン&アイグループのお店はいつでもポイント2倍 - 年会費
- 永久無料
- その他チャージでポイントが貯まる電子マネー例
- モバイルSuica、SMART ICOCA
セブンカード・プラスは、nanacoと同じセブン&アイグループのクレジットカードです。
セブンカード・プラスの利用で貯まるポイントは、電子マネーnanacoに交換可能な「nanacoポイント」で、使い道に困りません。
以前は「ポイント還元率が0.5%と低い」という理由から、おすすめはしていませんでした。
セブンカード・プラスは、やはりセブン&アイグループの公式クレジットカードなのが強みです。
2017年以降、次々とnanacoクレジットチャージサービスが改悪するなかで、唯一、新規登録ができます。
新規登録の対象となるセブンカード・プラスは、下記のとおりです。
- セブンカード・プラス
- セブンカード・プラス(ゴールド)
セブンカード・プラス(ゴールド)は、直接申込みができず、セブンカード・プラスからの招待(インビテーション)になります。
セブンカード・プラスとゴールドカードの違いは「ショッピングガード保険(国内)の有無」だけです。
nanacoへのクレジットチャージ目的ならば、セブンカード・プラスで充分です。
セブンカード・プラスにはnanaco一体型と紐付け型の2種類あります。
nanacoカードで後払い型電子マネーQUICPayが使える「QUICPay(nanaco)」の利用も考えていれば、紐付け型をおすすめします。
nanaco一体型に搭載のnanacoでは、QUICPay(nanaco)が利用できません。
2020年3月12日まで登録可能なクレジットカード
2020年3月12日までnanacoクレジットチャージサービスに登録可能で、チャージでポイントが貯まる代表的なクレジットカードは下記のとおりです。
- ポイント1.2%還元
- リクルートカード
- ポイント0.5%還元
- ファミマTカード、JMB ローソンPontaカード、セディナカード
ちなみに、「AOYAMAライフマスターカード、TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO、タカシマヤセゾンカードでも、チャージでポイントが貯まる」という情報もありました。
リクルートカード
- ポイント還元率
- 1.2%(1ポイント=1円相当)
- 年会費
- 永久無料
- その他チャージでポイントが貯まる電子マネー例
- JCB:モバイルSuica
VISA・Mastercard:楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA - 貯まったポイントをnanacoポイントへ交換
- 不可
- 備考
- チャージでポイントが貯まるのは上限月3万円
リクルートカードは、年会費永年無料ながら、ポイント還元率が1.2%と高いです。
ポイント高還元のクレジットカードでは、電子マネーにチャージすると、ポイント還元率が半減する場合が多いです。
リクルートカードでは、nanaco含む電子マネーへのチャージでも、1.2%分のポイントを獲得できます。
ただし2018年4月16日より、電子マネーチャージ利用分について、月額3万円までがポイント付与の対象になる制限がつきました。
リクルートカード(VISA/Mastercard)では、nanacoだけでなく、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのクレジットチャージも可能で、ポイントも貯まります。
ポイント付与の対象になるのが、上記電子マネーあわせて、月3万円まで(最大で360ポイントまで獲得可能)です。
そのため、ほかの電子マネーのチャージにも使うと、すぐにポイント付与の対象外になるリスクが出てきます。
ちなみに、リクルートカードは、国際ブランド違いで2枚持ちも可能です。
毎月3万円以上、電子マネーを利用する方は、リクルートカードを複数枚持っていても困らないと思います。
電子マネーのチャージ金額に応じて貯まるポイントは、リクルートポイントです。
リクルートポイントは、じゃらんやホットペッパーなど、リクルート社のサービスの支払いに使えます。
ほかにも、ローソンなどのお店で使える「Pontaポイント」と1:1で交換でき、使いみちに困りません。
JMB ローソンPontaカードVisa
- ポイント還元率
- 0.5%(1,000円ごとに5ポイント/1ポイント=1円相当)
- 年会費
- 永久無料
- その他チャージでポイントが貯まる電子マネー例
- おさいふPonta、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA
- 貯まったポイントをnanacoポイントへ交換
- 不可
JMB ローソンPontaカードVisaは、JALマイレージバンクとPonta機能がついたセゾンカードのクレジットカードです。
カード名どおり、ローソンの利用でPontaポイントとJALマイルの2重取りができます。
飛行機に乗らず、ショッピングなどでマイルを貯めている「陸マイラー」に愛用者の多い1枚です。
JMBローソンPontaカードVisaの意外なメリットが、電子マネーへのクレジットチャージでも、ポイント還元の対象になることです。
nanaco含む電子マネーへのチャージで、1,000円ごとに5Pontaポイントが貯まります。
Pontaポイントは、ローソンやゲオ、ケンタッキーフライドチキン、ココス、セカンドストリートなどの提携店での支払いに使えます。
(ちなみに、Pontaポイント加盟店で電子マネーnanaco払いができるお店は皆無です)
ほかにもJALマイルやdポイント、中部電力のカテエネポイントへの交換もできます。
「電子マネーへのチャージで、JALマイルを貯めたい」と考える方にも、JMBローソンPontaカードVisaは向いています。
ファミマTカード
- ポイント還元率
- 0.5%(200円ごとに1ポイント/1ポイント=1円相当)
- 年会費
- 永久無料
- その他チャージでポイントが貯まる電子マネー例
- モバイルSuica、SMART ICOCA、FamiPay
- 貯まったポイントをnanacoポイントへ交換
- 不可
- 備考
- リボ払い専用カード
ファミマTカードは、Tポイントカード機能つきのクレジットカードです。
ファミリーマートでカード払いをすると、いつでも2%還元(200円ごとに4ポイント)になることで、ファミマ利用者から人気があります。
電子マネーへのクレジットチャージでは、200円ごとに1ポイントのTポイントを獲得できます。
ポイント還元率は0.5%と低いですが、nanacoだけでなく、モバイルSuicaやSMART ICOCAもポイントの対象になります。
また、コード決済サービス「FamiPay(ファミペイ)」に、唯一クレジットチャージが可能です。
チャージ金額の0.5%分が、FamiPayボーナスとして付与されます(Tポイントは貯まりません)。
ファミマTカード利用時に注意したいのが、初期の支払い方法が「リボ払い(ミニマム・ペイメントコース)」なことです。
リボ払いは毎月の利用金額に関係なく、返済金額が一定になる支払い方法です。
毎月の返済金額よりも利用金額が高いと、返済が繰り越しになり、2回目以降からリボ払い手数料がかかります。
リボ払いは返済が長期化しやすく、手数料が高額になるリスクが高いです。数ある支払い方法のなかでも、おすすめはできません。
ファミマTカードの支払い方法は「ずっと全額払い」にすると、いわゆる「1回払い」になります。忘れず変更をしておきましょう。
セディナカードクラシック
- 還元率
- 0.5%(200円ごとに1ポイント/1ポイント=1円相当)
- 年会費
- 1,100円
- その他チャージでポイントが貯まる電子マネー例
- モバイルSuica、SMART ICOCA、SAPICA、ドトールバリューカード
- 貯まったポイントをnanacoポイントへ交換
- 可能
セディナカードクラシックは、セディナカードのスタンダードカードです。
電子マネーへのチャージで、200円(税込)ごとに1ポイントのわくわくポイントが貯まります。
貯まったセディナのポイントは、nanacoポイントに交換も可能です。
nanacoポイントから電子マネーnanacoへチャージをすれば、再度お店での支払いに使えます。
ちなみに、セディナカードクラシックは、セブンイレブン、イオン、ダイエーでいつでもポイント3倍(ポイント1.5%還元)になります。
セディナカードクラシックからnanacoにチャージして、セブンイレブンでnanaco払いをする場合、合計ポイント還元率は1%です。
nanacoへクレジットチャージ(0.5%)+nanacoで支払い(0.5%)=1%
そのため、セブンイレブンでの支払いは、電子マネーnanacoよりも、セディナカードクラシックで直接支払ったほうが、多くのポイントを獲得できます。
楽天カードやヤフーカードはポイント付与の対象外
ポイント還元率:1.0%→0%
楽天カードやヤフーカードは、nanacoへのチャージでポイント還元率1%と、リクルートカードに次ぐ高還元が人気のクレジットカードでした。
しかし、楽天カードは2017年11月以降、ヤフーカードは2020年2月以降、ポイント付与の対象外になりました。
チャージ自体はできますが、チャージ金額に応じたポイント付与はありません。
ちなみに、楽天カードでは楽天Edyにクレジットチャージが可能で、ポイントも貯まります(200円ごとに1ポイント)。
ポイントが貯まらないクレジットカードからチャージをするメリットをあげるなら、手元に現金がなくてもチャージでき、入金額を後払いにできることです。
nanacoへのクレジットチャージはセブンカード一択に
nanacoクレジットチャージサービスは、年々改悪傾向にあり、ポイント還元対象外になるクレジットカードが続出していました。
前々から「今後、nanacoへのチャージでポイントが貯まるカードは、さらに減少して、最後までポイント還元が継続するのは、セブンカードだけになるのでは?」と予想していましたが、ついに迎えてしまった形です。
今からnanacoへのクレジットチャージ目的で、クレジットカードの作成を考えている方は、セブンカード・プラスをおすすめします。
さすがに同じセブン&アイグループのクレジットカードまでも、nanacoクレジットチャージサービスの対象外になる可能性は低いです。
