交通系ICカードで新幹線に乗れる「新幹線eチケット」の使い方、モバイルSuica特急券やスマートEXとの違い

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モバイルSuica特急券

モバイルSuica特急券(モバトク)とは、JR東日本が運行する新幹線(東北・山形・秋田・上越・北陸)の自由席・指定席の特急券が、ネットで簡単に予約・購入できる、モバイルSuica独自のサービスでした。

2020年3月13日にモバイルSuica特急券は終了し、同月14日から新幹線IC乗車サービス「新幹線eチケット」が開始されました。

新幹線eチケットでは、全国相互利用対応の交通系ICカード(モバイルSuicaを含む)を利用して、チケットレスで新幹線に乗車できます。

モバイルSuica特急券は「モバイルSuica」、新幹線eチケットはJRのインターネット予約サービス「えきねっと(JR東日本・北海道)」や「e5489(JR西日本)」でのサービスとなり、使い勝手や料金などにかなり違いがあります。

当記事では、新幹線eチケットの使い方や、交通系ICカードで新幹線に乗車できる「タッチでGo!新幹線」や「スマートEX」との違いを、わかりやすく解説します。

新幹線eチケットの利用方法

新幹線eチケットは、JR東日本・北海道のインターネット予約サービス「えきねっと」で利用できます。

(JR西日本の「e5489」は、利用範囲が北陸新幹線に限定)

新幹線の予約時に新幹線eチケットを選ぶと、自動改札機に交通系ICカードをかざすだけで、入出場が行えます。

指定席だけでなく、自由席やグリーン席、グランクラス席の予約・利用も可能です(最大6名まで)。

交通系ICカードが乗車券・特急券になるため、指定席券売機や駅窓口で、きっぷを受け取る必要がないのがメリットです。

新幹線eチケットの利用方法
  1. JR東日本のネット予約サイト「えきねっと」、またはJR西日本のネット予約サイト「e5489」に会員登録
  2. 会員情報に、手持ちの交通系ICカードを登録
  3. 新幹線の自由席・指定席を予約時に、利用する交通系ICカードを指定
  4. 新幹線自動改札機に交通系ICカードをタッチして入出場

在来線への乗り換えには別途で料金がかかる

新幹線eチケットサービスには、紙の乗車券・新幹線特急券とは違い、「東京(都区内)」「名古屋(市内))」「仙台(市内)」など、特定都区市内制度がありません。

そのため、「新幹線駅 ― 新幹線駅」の新幹線eチケットでは、在来線の駅から乗ったり降りたりができません。

在来線に乗り継ぎする時は、在来線の料金(交通系ICカード残高や、紙の切符で用意)が別途必要になります。

在来線がICカードエリア内
モバイルSuicaや交通系ICカードにチャージした電子マネーや定期券、紙の切符(乗車券)で乗り継げます。
ICカードを利用する場合はそのままタッチするだけ、紙の切符の場合は切符投入後に交通系ICカードをタッチします。
ほかの交通系ICカードを利用する際は、一度、新幹線改札口や在来線改札口を出てから再入場をします。
在来線がICカードエリア外
事前に在来線区間の乗車券(紙の切符)を駅窓口などで購入します。
新幹線と在来線を乗り換える際の改札機では、先に在来線区間の乗車券を投入して、交通系ICカードやスマホをタッチすると通過できます。

えきねっとトクだ値、お先にトクだ値は新幹線eチケットサービス限定に

えきねっと限定の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」は、2020年3月14日以降、新幹線eチケットサービスの利用が必要不可欠になりました。

えきねっとトクだ値
対象列車:新幹線(東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸)、特急列車(JR東日本・北海道)
申込み期限:乗車日1ヶ月前の10時~乗車当日1時40分
お先にトクだ値
対象列車:新幹線(東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸)、特急列車(JR東日本・北海道)
申込み期限:乗車日1ヶ月前の10時~乗車日13日前の1時40分

今までえきねっとトクだ値で、安く新幹線のきっぷを購入していた方は、必然的に新幹線eチケットサービスの利用が求められます。

通常料金はモバイルSuica特急券より割高に

新幹線eチケットサービスを利用すると、指定席が通常料金から一律200円引きになります。

モバイルSuica特急券と違い、料金は繁忙期・通常期・閑散期によって変動します。

さらに、自由席は通常料金と同額なので「安く新幹線に乗車できる」といったメリットはありません。

モバイルSuica特急券は、自由席・指定席に関係なく年中同じ料金で利用でき、さらに値引きが大きかったので、利用者からは「改悪」との声も挙がっています。

タッチでGo!新幹線やSuicaFREX定期券との併用も可能

交通系ICカードを利用した新幹線への乗車には、「タッチでGo!新幹線」「SuicaFREX定期券」もあります。

交通系ICカードの残高の範囲内(2万円)で、特定区間の新幹線自由席に乗車可能なサービスです。

新幹線eチケットサービスは、交通系ICカードの残高に関係なく、東北・上越・北陸新幹線の全域&指定席でも使えるのが、大きな違いといえます。

タッチでGo!新幹線、SuicaFREX定期券ともに、新幹線eチケットサービスとの併用が可能です。

タッチでGo!新幹線
東北新幹線(東京⇔那須塩原)、上越新幹線(東京⇔上毛高原)、北陸新幹線(東京⇔安中榛名)の自由席に乗車可能
JRE POINTが貯まる(モバイルSuicaは2%、Suicaカードは0.5%還元)
SuicaFREX定期券
新幹線定期券「FREX」に、Suica機能がついた定期券。
東北新幹線(東京⇔那須塩原、郡山⇔古川)、上越新幹線(東京⇔上毛高原)、北陸新幹線(東京⇔上越妙高、長岡⇔新潟)の自由席に乗車可能

併用時は、自動改札機で自動的に判定・精算が行われます。

利用パターンによっては、出場と運賃の支払いができず、精算窓口で料金を支払う場合もあります。

スマートEXは東海道・山陽新幹線が対象

新幹線eチケットサービス
東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線
スマートEX
東海道・山陽新幹線

スマートEXは、JR西日本・東海が展開する、ネット予約&チケットレス乗車サービスです。

東海道・山陽新幹線(東京⇔博多)の自由席・指定席がネットで予約でき、登録した交通系ICカード(モバイルSuica、モバイルPASMO含む)で新幹線改札機が通れます。

新幹線eチケットサービスとは違い、スマートEXは紙のきっぷも利用でき、2名以上の乗車はきっぷでの乗車になります。

スマートEXの料金は、駅窓口での販売価格より200円安く、通常期・閑散期・繁忙期や、列車種別によって値段が変動します。

EX早特やEX早特21などの早得商品もある点は、新幹線eチケットサービスと同じです。

ちなみに、JR九州でも2022年春にスマートEXを導入予定です。

紙のきっぷを手にすることなく、交通系ICカードやスマホ一つで全ての新幹線に乗れる時代が、すぐ近くまで来ています。

ビューカードの登録・支払いでポイント1.5%還元

ビューカード

えきねっとの登録クレジットカードは、JR東日本グループのクレジットカード「ビューカード」が、もっともお得です。

きっぷの支払いにビューカードを利用すると「1,000円ごとに15円相当のJRE POINT」が貯まります。

ポイント還元率は1.5%と高還元なので、高額な新幹線代も多くのポイントが貯まる分、お得感があります。

かずあるビューカードの中でもおすすめなのが、ビックカメラと提携した「ビックカメラSuicaカード」です。

ビックカメラSuicaカード

年会費は初年度無料、2年目以降は年1回以上の利用で無料になります。

ビックカメラで買い物する機会が少なくても「年会費実質無料で使えるビューカード」として、多くの方が愛用しています。

もちろん、えきねっとだけではなく、SuicaへのクレジットチャージやSuica定期券の購入でも、ポイント還元1.5%の対象になります。

新幹線やSuicaをよく利用する人は、持っていて損はない1枚です。

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執筆者の詳細プロフィール
利用経験のある電子マネー、コード決済サービスは数十件以上。「たくさんあって何を選んでいいか分からない」というお悩みに答えるべく、キャッシュレス決済の上手な使い方を日々実践中。推しはSuicaとPayPayです。

より良い情報をお届けするため、昼時かをる がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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