ビューゴールドプラスカード
JR東日本が発行するクレジットカード「Viewカード」では初となるゴールドカードが誕生しました。それが「ビューゴールドプラスカード」です。
キャッチフレーズは、
電車で「もっと」トクする人になろう。
となっており、JR東日本の沿線を利用する機会が多い人にとって、お得感がアップしたスペックとなっています。
そしてなにより、個人的にはカードデザインがカッコイイと思います。もちろん、Suicaや定期券との一体型として使えます。
申込条件は「電話連絡の取れる満20歳以上の安定収入がある人」です。
ゴールドカードと言っても敷居は高くないので、特典内容を比較して年会費以上の価値があると感じたら、若い方でも十分持てると思います。
目次
Viewゴールドプラスカードの特徴
Viewカードの基本機能に加えて、さらに特典やポイント還元率をアップさせたのが、ビューゴールドプラスカードの特徴です。
このカードを使ってSuicaをチャージすると、ポイントが通常の3倍貯まります。
まずは、ゴールドカードならではの限定特典をまとめます。
もれなくもらえる入会特典
ビューゴールドプラスカードに入会すると、もれなく「入会特典」がもらえます。この特典は9つのコースから、好きなものが1つ選べます。
選べる9つのコースがこちら。
- 新幹線・特急グリーン車利用券&普通列車グリーン車利用券(各2枚)
- 普通列車グリーン車利用券(10枚)
- 普通列車グリーン車利用券(6枚)&JR東日本新幹線車内販売コーヒー無料券
- 東京ステーションホテル スイーツセット ペアご利用券
- 紀ノ国屋特選デリカテッセン詰合せ
- JR東日本東北総合サービス 復興応援ギフト
- ベックスコーヒーショップ&ベッカーズ コーヒーチケット(25枚)
- ジェクサー・フィットネスクラブ 施設ご利用券(レンタル付)(2枚)
- ビューゴールドラウンジご利用券(3枚)
「入会特典」は意外と豪華です。
ビューゴールドプラスカードの年会費は10,000円+税ですが、この特典だけで、実質的な年会費は半額以下になると思います。
さらに、年間100万円以上カードを使うと、この特典が「ご利用特典」として毎年もらえます。つまり、毎年100万円以上ビューゴールドプラスカードを使う人であれば、実質年会費は半額以下で毎年ゴールドカードを使うことができるのです。
ゴールドカードだけの豊富すぎる優待特典
Viewゴールドプラスカードを持っていると、「Station+」と「Family Smile」の2つの優待が受けられます。いずれも、本人とその家族、そして同伴の方が一緒に受けられる優待特典です。
まず、東京駅周辺の施設で、カードの年間利用額5万円ごとに3,000円分の施設利用券がもらえます。例えば、東京駅のキッチンストリートやグランルーフなどが対象です。
■年間利用ボーナス対象施設(ダイニング)
黒塀横丁、キッチンストリート、北町ダイニング、グランアージュ PCP、グランアージュ サウスタワー、グランルーフ、グランルーフ フロント、グランスタ、グランスタ ダイニング、セントラルストリート、ケイヨウドラッグ、成城石井 グランゲート東京駅店、キッテ グランシェ
さらに、VIP待遇が受けられる優待が「豊富すぎる」ほどあります。代表的なものを中心に、その特典を紹介します。
■ベックスコーヒーショップ・ベッカーズ
ドリンクサイズを無料でアップグレード。
■東京駅八重洲北口 北町ダイニング
食事金額から5%~10%割引。枡酒1杯、おつまみ一品、ビール一杯サービスなど、店によって様々な優待特典が用意されています。
■日本レストランエンタプライズ
「為御菜(おさいのため)」「繁乃井」などで、飲食代金を10%割引。(1,500円以上利用の場合)
■その他のダイニング店舗
「楽蔵」なども同じく、飲食代金を10%OFF。
また、JR東日本が運営するホテル(メトロポリタンホテルズ、ホテルメッツ、ホテルニューグランドなど)にて、宿泊やレストラン・バーの利用をすると、利用額10万円ごとに7,000円分のホテル利用券がもらえます。
通常のビューカードでは5,000円しかもらえないのですが、ゴールドカードの場合、還元率がアップしています。
さらに優待特典も山ほど。
■JR東日本ホテルズ
前述の、JR東日本が運営するメトロポリタンホテルズ、ホテルメッツ、ホテルニューグランドなどで使うと、宿泊代金が最大20%OFF、飲食代は最大10%OFF、さらにレイトチェックアウト(チェックアウト時間の延長)が行えます。
■ホテルファミリーオ、ホテルフォルクローロ
同じくJR東日本が運営するホテル。こちらでは、1泊朝食付の5,000円程度の特別プランを利用可能。
■JRホテルグループ・東急ホテルズ
全国のJRホテルグループで宿泊料金が10%OFFになります。北海道から九州まで幅広く使えます。また、東急ホテルズでも同様に宿泊代金を10%値引き。
■駅レンタカー
JR東日本の駅周辺に展開する「駅レンタカー」のレンタル料金を20%OFF。
その他、盛りだくさんすぎて紹介できないほど、多くの優待が提供されています。
利用額に応じてもらえるボーナスポイント
ビューカードでは、クレジットカードの年間利用額に応じて「ビューサンクスポイント」がもらえます。ビューゴールドプラスカードでは、このサンクスポイントの還元率がさらにアップしています。
■年間70万円以上利用
通常1,400ポイント+ゴールドボーナス600ポイント。合計2,000ポイント
■年間100万円以上利用
通常2,000ポイント+ゴールドボーナス1,400ポイント。合計3,400ポイント
■年間150万円以上利用
通常3,000ポイント+ゴールドボーナス2,600ポイント。合計5,600ポイント
■年間200万円以上利用
通常4,000ポイント+ゴールドボーナス4,200ポイント。合計8,200ポイント
ポイントを電子マネーのSuicaに交換した場合、1ポイント2.5円換算となるため、最大で20,500円相当もお得です。
先ほどの、ご利用特典ギフトと合わせて、これだけでも年会費の元は十分に取れると言って良いと思います。
空港ラウンジが使える
ゴールドカードにはよく付いている特典ですが、国内主要空港とハワイホノルル空港に設置されている空港ラウンジが無料で使えます。(全国20ヶ所以上)
ビューゴールドプラスカードを提示するだけで、クレジットカード会員だけが使える空港ラウンジに入室できます。ラウンジ内では雑誌やフリードリンク、そして無料Wi-Fiなどが完備されており、フライトまでの時間を過ごせます。
また、空港関連の優待として「空港の手荷物預かり」、「手荷物宅配」、「海外Wi-Fiのレンタル」といったサービスに関しても、すべて優待割引での利用が可能です。
旅行保険・ショッピング保険が充実
国内・海外旅行保険は最高5,000万円を補償してくれます。最高補償額は通常のViewカードの10倍となっており、大幅に拡大されています。
国内旅行保険・海外旅行保険ともに「自動付帯」となっており、旅行代金などをビューゴールドプラスカードで支払っていなくても、カードを持っているだけで保険が適用される手厚い内容となっているところも大きなポイントです。
クレジットカードを使って購入した商品が、万が一盗難や破損の被害に見舞われた場合、購入日より90日以内であれば、補償を行ってくれるのが、「ショッピングプロテクション」です。
ショッピング保険は国内・海外ともに年間最高300万円までを補償。
ビューカード共通の特典
下記に紹介する特典は、通常のビューカードにも搭載されている、共通の特典です。
Suicaのチャージでポイント3倍
ビューゴールドプラスカードを使ってSuicaチャージを行うと、ポイント還元率が通常の3倍となります。
1,000円につき6ポイント(15円相当)が貯まるので、実質的な還元率は1.5%となります。
付与されるポイントは「Viewサンクスポイント」となりますが、これは電子マネーのSuicaに1ポイント=2.5円で交換することが可能です。
よって、1,000円ごとにもらえる6ポイントが15円相当分となります。
もちろん、Suica以外のポイントやカタログギフトと交換することも可能ですが、還元率を最大限に引き出すには、やはり電子マネーのSuicaに交換するのが一番良いポイントの使い方だと思います。
Suicaのオートチャージが可能
ビューゴールドプラスカードの最大のメリットは「Suicaのオートチャージ機能」が付いていることです。
Suicaはチャージして使う電子マネーなので、残高不足になると改札で止められてしまいます。また、定期的にチャージをするために券売機に並ばなくてはならないこともしばしば。。。
しかし、オートチャージ設定をしておけば、改札を通過した際に、自動的に一定額がチャージされます。具体的な仕組みとしては、「Suicaの残高が1,000円を切ったら3,000円までチャージする。」と言った具合。
オートチャージによって、残高を気にすることも、券売機に並ぶ必要もなくなります。もちろんオートチャージで発生した料金は、3倍のポイント還元対象です。
定期券の一体型利用もOK
もう一つ、Viewゴールドプラスカードで強みとなるのが「定期券をカードの裏面に付帯できる」ことです。
定期券とクレジットカードを2枚持ち歩く必要がなく、すべて1枚で済ませることができます。
もちろん、定期券購入時の料金も3倍のポイント還元の対象なので、お得です。Viewカードを使っているのと使っていないのとでは、還元率に大きな差が生まれます。
あわせて読みたい:
【JR東日本】Suica定期券が印字できるクレジットカード一覧
家族カードなどは無料
- 家族カードは一枚目が年会費無料(2枚目以降は3,000円+税)
- モバイルSuicaの年会費は当面無料
- ETCカードも無料で発行
モバイルSuicaやETCカードで発生した料金も、すべてポイント還元の対象です。
カードブランドはJCBのみ
ビューゴールドプラスカードの年会費は1万円+税です。
しかし、ビューゴールドプラスカードの様々な特典を考えると、JR東日本をよく利用する人であれば年会費の元は十分に取れます。また、家族カードは最初の一枚に限り年会費無料です。
利用限度額は80~200万円となっており、ゴールドカードの中では標準的な利用枠だと思います。
ただし、カードブランドはJCBのみで、VisaやMasterCardは選べません。
JCBブランドは、国内での普及率は高いものの、海外に行くと使えない場所も多いので、この点はビューゴールドプラスカードのデメリットと言えます。
ビューゴールドプラスカードの口コミ
ほう、ビューゴールドプラスカードなるものができたのか~。よくある年会費1万円の上級カードですが、日々のカード払いのほとんどをビューカードに寄せている自分としては魅力的かも知れん・・・ちゃんと検討してみよう
— D-Mamiya (@D_Mamiya) 2015, 5月 17
ビューゴールドプラスカードの案内が来た。年会費1万円で家族カード1枚無料、優待は東京駅周辺の店が目立つぐらいかな。空港のラウンジというのを使ってみたくて、ゴールドカードを持とうかなと思ったこともあるが、そんなにメリットないかもなあ。
— Jun Sakamoto 坂本淳 (@zokkon) 2015, 4月 28
VIEWカード、ゴールドカード作るのはいいんだけど、なぜJCBだけなんだろう。謎。
— MIB@冬コミ新刊BOOTH委託中 (@MIBkai) 2015, 5月 11
viewのゴールド通らないだろうなー。通るなら欲しい
— こが (@kogarasi_cross) 2016年9月8日
出張の新幹線以外の立て替え払いを全部viewカードでやっていたら、ポイントがえらく貯まってきているな。今後もこれが続くならゴールドに乗り換えるんだけども
— iwasaki_p (@iwasaki_p) 2016年9月4日
クレジットカードソムリエのひとこと
年会費が1万円+税となっており、ゴールドカードの中では標準的です。
ただし、「初年度無料」のような条件もないので、初回から必ず1万円の年会費が発生します。
しかし、初年度は「入会特典」として、2年目以降は年間100万円以上の利用で「ご利用特典」として9種類から選べるギフトがもらえるので、実質的な年会費は1万円を下回ります。
JR東日本のダイニングやホテルを利用すると、優待サービスが受けられるだけでなく、年間利用金額に応じて利用券がもらえます。
これはJR東日本が運営するホテルや東京駅周辺のレストランを利用する機会が多い人にとっては、非常にメリットが大きいと思います。
さらに、年間利用金額に応じてボーナスポイントがもらえます。年間200万円以上の利用で、8,200ポイントものボーナスポイントが付与されます。
このポイントを電子マネーのSuicaと交換すると、1ポイント=2.5円相当になるので、実質的なボーナス還元として20,500円相当もの還元が受けられるのです。
