JCBカードエクステージと三井住友カード デビュープラス対決!お得なのは?
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多くの人が、18歳~20代前半にはじめて「自分名義のクレジットカード」を作ります。
はじめてのクレジットカードとして特に人気があるのが、「お得感の大きい20代限定のカード」です。
申込に年齢制限があるクレジットカードは、年会費無料で使うことができ、またポイント還元率も高めに設定されています。
この記事では、年齢制限があり、はじめて作るクレジットカードとして評判の2枚を比較し、どちらの方がおすすめかを検証します。
- JCBカードエクステージ(JCBが発行)
- 三井住友カード デビュープラス(三井住友カードが発行)
どちらも人気のクレジットカードですが、スペックに多少の違いがあります。
VisaとJCBはどちらも国内では普及率が高いので、利用できる場所も豊富です。
目次
申込対象者は29歳または25歳まで
まず、申込対象者ですが、どちらのカードも18歳~20代の方しか申し込めません。
申込み可能な年齢
JCBカードエクステージ:18歳~29歳
三井住友カード デビュープラス:18歳~25歳
ほかのクレジットカードにも当てはまることですが、いずれも高校生は申し込みできません。
三井住友カード デビュープラスの方が、対象年齢の幅が狭いです。
そのため、年齢が26歳以上の方は、必然的にJCBカードエクステージを選択することになります。
年齢を限定することで、サービスの質やお得感が高くなっているのが、今回紹介している2枚のカードの特徴です。
「若年層を取り込み、将来的にも自社のクレジットカードを使ってもらう」ことが企業側の戦略としてあります。
そのため、年齢は制限するけど、その分大盤振る舞いしてサービスを提供してくれています。
年齢制限とは「申込み時」の年齢を示しています。
クレジットカードの有効期限は5年間です。
たとえば、JCBカードエクステージを29歳のときに申し込むと、最長で34歳まで、三井住友カード デビュープラスを25歳で申し込むと、最長30歳まで利用することが可能です。
ちなみに、両者ともに18歳の大学生など本人に収入がなくても申込みが可能です。
年会費は実質無料で使える
年会費はどちらも実質無料で使えます。
JCBカードエクステージは、年会費永年無料なので、入会・更新時に手数料などは一切かかりません。
ネットで必要事項を入力して申し込むだけです。
一方の三井住友カード デビュープラスは、年会費は初年度無料、2年目以降はクレジットカードを1回でも使えば年会費無料となるため、実質無料で使えます。
(ただし今年1回もカードを使わなかった場合は、翌年度の年会費が1,250円+税がかかります。)
「年会費を無条件で0円にしたい」と思う方は、JCBカードエクステージがおすすめです。
しかし、これからクレジットカードを積極的に使う予定の方にとっては、三井住友カード デビュープラスを選択してもデメリットにはなりません。
年会費無料の条件がついているとはいえ、年1回でも使えば、ずっと無料で使い続けられるからです。
ポイント還元率:入会後3ヶ月は3倍or5倍
クレジットカードは利用金額に応じて、各カード会社が展開するポイントが貯まります。
JCBは通常のカードのポイント還元率は0.5%です。
三井住友カードは、通常のカードのポイント還元率は0.5~2.5%です。
これらの2枚はポイント還元率においても優遇されています。
JCBカードエクステージは「入会後3ヶ月は3倍(1.5%)」、「入会初年度は1.5倍(0.75%)」、「海外での利用分は2倍(1%)」となっています。
さらに、ORIGINAL SERIESパートナー企業のお店で使うとポイント還元率がアップします。
たとえば、Amazon.co.jp、セブンイレブンなどで使うと3倍(1.5%)、ガソリンスタンドの出光昭和シェルは2倍(1%)のポイント還元となります。
対する三井住友カード デビュープラスは、通常時で2倍(1%)、入会後3ヶ月は5倍(還元率2.5%)のポイントがもらえます。
入会後3ヶ月のポイント5倍アップからは、三井住友カードの「クレジットカードデビューの最初の一枚としてぜひ使って欲しい」という意気込みが伺えます。
実際、この特典は非常に人気で、あらゆるものが実質2.5%値引きで買えると評判です。
通常時の1%還元も大きく、ポイント還元率については、三井住友カード デビュープラスが一歩リードという印象を受けます。
◆JCBカードエクステージ
- 入会後3ヶ月:1.5%
- 初年度:0.75%
- 海外での利用:1.0%
- ORIGINAL SERIESパートナー企業のお店で使うとポイントアップ
◆三井住友カード デビュープラス
- 入会後3ヶ月:2.5%
- いつでも:1~3%
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電子マネー:Apple Payはどちらも対応
いずれのクレジットカードも、後払い型電子マネーと紐付けられます。
カードを持ち歩かなくても、電子マネーに対応する機種であれば、おサイフケータイとして利用可能です。
クレジットカードとは違い、電子マネーはサインや暗証番号の入力が不要です。
そのため、急ぎの買い物でも、レジで店員さんや後ろの人を待たせることなく、スムーズな支払いができます。
また、電子マネーで支払った分は、クレジットカードの請求書と一緒に請求され、ポイント付与の対象となります。
JCBカードエクステージは「QUICPay」、三井住友カード デビュープラスは「iD」が利用できます。
QUICPayとiDについてですが、NTTドコモが展開している「iD」の方が普及率は高いです。
私もiDを使うことが多いのですが、コンビニやスーパーなど、iDに対応しているお店が多いので重宝しています。
Apple Payには両方とも対応
またどちらのカードもApple Payに対応しています。
iPhone7以降の機種をお持ちの方であれば、iPhoneにカード情報を取り込み、Apple Pay支払いが可能です。
Apple PayはiD、QUICPay、Suicaに対応するお店の支払いに使えるので、Appleユーザーの方はどちらのカードでも不便さは感じないと思います。
三井住友カードはWAONカードも使える
また、三井住友カードは電子マネー「WAON」も発行可能です。
WAONは別途専用カードが発行されるので、クレジットカードと一体型にはできないのですが、iDとWAONの2つの電子マネーを使えるのはメリットです。
電子マネーについても、三井住友カード デビュープラスが一歩リードですね。
付帯保険:海外旅行保険の有無が大きい
クレジットカードにはさまざまな保険がついています。
その代表例が「旅行保険」と「ショッピング保険」です。
旅行保険は、海外や国内の旅行先でトラブルがあった場合、補償が出たり医療費を保険で支払えるサービスです。
空港や旅行代理店を通じて旅行保険を購入する人も多いのですが、クレジットカード付帯の保険は標準装備で無償提供されているので、お得です。
ショッピング保険は、クレジットカードを使って購入した商品が初期不良や盗難の被害にあった場合、補償してくれるサービスです。
現金で買わずにカードを使って購入するだけで、こういったサポートも受けられます。
カード付帯の補償内容を比較
JCBカードエクステージ
ショッピング保険:年間最高100万円
旅行保険:最高2,000万円の海外旅行保険
三井住友カード デビュープラス
ショッピング保険:年間最高100万円
旅行保険:なし
保険で比較すると、JCBカードエクステージに強みがあるとわかります。
年会費無料カードのなかでは非常に手厚い保険です。
▼旅行保険が充実したクレジットカードをお探しの方
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カードデザイン
カードデザインは好みなのですが、JCBカードエクステージは3色展開に加えて、ディズニーデザインが選べます。
一方で、三井住友カード デビュープラスはシンプルなデザインに、パルテノン神殿からリニューアルしました。
パルテノン神殿は三井住友カードの代表的なデザインとなっており、同社の一般カード、ゴールドカード、プラチナカードなどすべてに描かれていましたが、2020年2月にデザインをリニューアルしました。
非常に大人な雰囲気を漂わせています。
個人的には、大人っぽい雰囲気のカードデザインを希望するなら、三井住友カード デビュープラスかなと感じます。
▼ディスニーデザインのクレジットカードをお探しの方
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最初の1枚ならば三井住友カード デビュープラスが◎
正直、JCBカードエクステージと三井住友カード デビュープラス、どちらも甲乙つけがたい内容となっています。
個人的な意見ですが、最初の一枚として選ぶなら、ポイント還元率でリードしている三井住友カード デビュープラスかなと私は思います。
また、電子マネーの使い勝手を考えても、私なら三井住友カード デビュープラスを選ぶと思います。
旅行保険や申込対象年齢といったスペックを重視するなら、JCBカードエクステージがやや強いかなという印象です。
