5枚のダイナースクラブカードを比較したのでわかりやすくまとめる

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エグゼクティブ

エグゼクティブ御用達カード「ダイナースクラブ」には、ラインナップが存在します。

歴史を感じる定番のダイナースクラブカードを筆頭に、航空会社との提携カードや、銀座で力を発揮するカードなどさまざまです。

今回は、代表的な5枚のダイナースクラブカードについて、特徴や違いをわかりやすく比較しました。


アメックスとの比較記事はこちら
ブラックカード2強比較!アメックスかダイナースか

5枚のダイナースクラブカードを比較

ダイナースクラブカードを比較する際に抑えておきたいのは、通常の「ダイナースクラブカード」の基本的な特典です。

提携カードやビジネスカードはすべて、ダイナースクラブの基本特典プラスアルファのカードとなっています。

また、いずれのカードも申込基準の目安は「年齢27歳以上の方」と高めに設定されている「大人のカード」です。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード

このカードの特徴

  • もっとも定番のダイナースクラブカード
  • 年会費が一番安い
  • エグゼクティブダイニングや最高1億円の旅行保険
  • ブラックカード入手のチャンスあり

通常のダイナースクラブカードは、数あるダイナースクラブのなかでももっとも年会費が安いのが特徴です。

年会費は24,200円ですが、上質な特典が数多く提供されているので、年会費の元はすぐに取れると思います。

代表的な特典は、エグゼクティブダイニングと呼ばれる飲食店の優待です。

ダイナースクラブが提携するレストランで所定のコース料理を2名分予約すると、1名分が無料になる(実質半額でコース料理が楽しめる)というもの。
(6名予約で2名分無料のグループコースもあり)

大切な人と2人で食事をするときや、家族や親族などと会食の際、もちろんビジネスシーンでも、エグゼクティブダイニングは役立ちます。

使えば使うほどお得になる、ダイナースクラブならではの特典です。

ダイナースクラブはポイント還元にも積極的で、クレジットカードを100円利用するごとに、1ポイントが貯まります。

貯めたポイントは、提携航空会社のマイルと交換できます。

1,000ポイント→1,000マイル
ANA
2,000ポイント→1,000マイル
デルタ航空・大韓航空・ユナイテッド航空

1マイル=3円換算とすると、ポイント還元率は1.5%~3.0%と高還元です。

また、国内・海外旅行保険は最高1億円を補償、ショッピング保険も最高500万円を装備しており、その手厚さは他社のゴールドカードを上回ります。

個人的におすすめしたいのは、このカードはダイナースクラブプレミアムカード(ブラックカード)の直系のカードであることです。

クレジットカードを使い続けることで、クレジットカード業界最高峰となるダイナースクラブのブラックカードを入手できる可能性があります。

ANAダイナースカード

ANAダイナースカード

このカードの特徴

  • ANA提携でマイルが貯まりやすい
  • 最高1億円の旅行保険がさらに強化
  • 毎年の継続ボーナスマイルで実質年会費は少し下がる

ANA(全日空)との提携カードです。
最大の特徴はやはり、ANAマイルが貯まりやすいことです。

ANAダイナースカードの利用金額100円ごとに1ポイントが貯まり、ANAマイルと1,000ポイント=1,000マイルで交換できます。(この点は通常のダイナースクラブカードと同じ)

また、ANAダイナースカード限定特典として、「1,000ポイント=1,200 ANAスカイコイン」と交換も可能です。

そのほか、ANAカードマイルプラス提携店で買い物をすると、クレジットカードのポイントとは別に、100円または200円につき1マイルが貯まったり、ANA航空機に搭乗した際の搭乗ボーナスマイルももらえます。
(区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%)

旅行保険は、最高1億円という点で同じなのですが、ほんの少しだけ強化されています。

通常のダイナースクラブカードは、国内旅行保険はクレジットカード払いが条件(利用付帯)です。

しかし、ANAダイナースカードは、自動付帯分が最高5,000万円、利用付帯分が最高5,000万円です。

国内旅行の支払いがほかのカードや現金でも、最高5,000万円の旅行保険をつけられます。

他社のANA提携カードに負けないくらい還元率が高いのが、非常に魅力的です。

もちろん、エグゼクティブダイニングや、手荷物無料配送サービスといった基本特典は、ANAダイナースカードでも提供されています。

余談ですが、このカードのみ「ダイナースクラブカード」ではなく「ダイナースカード」が正式名称となっています。

ANAダイナースカードを使い続けると、ANAカードの最高峰「ANAダイナースプレミアムカード」を入手できる可能性があります。

年会費は29,700円と、ダイナースクラブカードよりもやや高めです。

しかし、1年目は入会ボーナス、2年目以降も継続ボーナスとして毎年2,000マイルがもらえるので、実質的な年会費は少し安くなります。

デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード

デルタスカイマイルダイナースクラブカード

このカードの特徴

  • 世界中のデルタ航空の空港ラウンジが利用可能
  • ポイント還元率は1.5%以上
  • 毎年の継続ボーナスマイルで実質年会費は少し下がる

デルタ航空(スカイチーム)の飛行機に搭乗する機会が多い方は、デルタ スカイマイル ダイナースクラブカードが、もっともメリットが大きいです。

最大の特徴は、年3回に限り、世界中のデルタ航空の空港ラウンジを無料で利用できる(同伴者も無料)ことです。

デルタ航空の空港ラウンジは、限られた人だけが入室できる空間で、ドリンクや軽食、Wi-Fiなどが提供されています。
(国内では、成田国際空港にありましたが撤退し、新たに羽田空港に2020年7月設置予定です)

デルタ スカイマイル ダイナースクラブカードでは、カード利用に応じてダイナースクラブのポイントは貯まりません。

その代わり、デルタ航空のスカイマイレージが100円につき1.5マイル貯まります。

航空会社のマイルは1マイル=3円相当といわれているので、これだけでもポイント還元率は4.5%になります。

また、カード入会後6ヵ月以内にデルタ航空のビジネスクラス(またはファーストクラス)に搭乗すると、25,000マイルのボーナスがもらえます。
(エコノミークラス搭乗でも10,000マイルがもらえます)

この特典によって、1~2年程度は「実質年会費無料」でデルタ スカイマイル ダイナースクラブカードを利用することが可能です。

もちろん、通常のダイナースクラブカードで提供のエグゼクティブダイニングや、最高1億円の旅行保険といった基本機能も装備されています。

年会費は30,800円ですが、1年目は入会ボーナスとして10,000マイル、2年目以降も継続ボーナスとして3,000マイルがもらえるので、実質年会費はかなり下がります。

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブビジネスカード

このカードの特徴

  • 会社経営者・個人事業主が持てるカード
  • ダイナースクラブビジネスラウンジが利用可能
  • 資金調達に役立つローンサービスが使える

ダイナースクラブのビジネスカードも存在します。
申込ができるのは、「【基本会員】当社所定の基準を満たす方で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 【追加会員】基本会員が代表者・役員を務める法人等または個人事業の役職員あるいは従業員で18歳以上の方」となっています。

従業員向けの追加カードの発行も可能です。

こちらは年会費無料で何枚でも発行できるので、社員数が多い事業であるほどメリットが活かせます。

全体的な特典を見ると、ほかのダイナースクラブカードと比較してやや見劣りします。

一方で、ローンサービスの利用ができたり、税務・資金調達などのプロへの相談ができたり、銀座にある「ダイナースクラブ ビジネス・ラウンジ」の利用ができるといった、このカードならではの特典も豊富です。

ダイナースクラブカードの年会費は高いですが、ビジネスカードであれば年会費を会社の経費として計上することが可能です。

年会費は27,500円ですが、複数枚の追加カードを発行するほど、実質年会費は安くなります。

銀座ダイナースクラブカード

銀座ダイナースクラブカード

このカードの特徴

  • 銀座周辺のお店で使えるVIPな特典がたくさん
  • 家族カードの年会費が無料
  • 実質年会費はダイナースクラブカードよりも安い

銀座周辺のお店に強いダイナースクラブが、本気のカードを作ったらこうなった、というほど銀座で使うメリットが多いクレジットカードです。

銀座ダイナースクラブカードの大きなメリットは、家族カードが無料で発行できることです。

ほかのダイナースクラブカードはいずれも、家族カードに年会費がかかりますが、このカードのみ無料で家族向けのカードを発行できます。

銀座ダイナースクラブカード会員と、ダイナースクラブプレミアム(ブラックカード)会員だけが利用できる、「ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ」と、「D’sラウンジトーキョー(銀座大丸11F)」の会員制ラウンジが無料で使えます。
(ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジは同伴者1名1,100円必要)

また、銀座周辺の特約店で使うと、ポイント還元率が2倍になります。

ほかのダイナースクラブカードと同様に、貯めたポイントはANAマイルなどと交換できます。

目立ったもう一つの特典として、年間2回、資生堂パーラーで使えるコーヒーまたはケーキセットの無料券がもらえました(1回あたり2枚ずつ)。

資生堂パーラーのケーキセットは、1,500円程度です。

銀座ダイナースクラブカードの特典で合計4枚のチケットが毎年もらえるので、これだけで6,000円の価値に相当します。

年会費は27,500円ですが、毎年もらえる資生堂パーラーのチケットが6,000円相当の価値があるため、実質的な年会費は通常のダイナースクラブカードを下回ります。
(※資生堂パーラーチケットは、2018年6月30日をもって廃止になりました)

もちろん、エグゼクティブダイニングや1億円の旅行保険も完備しているので、これらの特典だけでも十分年会費の元が取れる、コストパフォーマンスに優れた一枚です。

また、伝統ある和光とコラボした「銀座ダイナースクラブカード/和光」というカードもあります。

まとめ

  • 基本機能はすべてダイナースクラブカードにあり
  • ANAマイルと旅行保険でお得なANA提携カード
  • デルタスカイマイルがお得なデルタ提携カード
  • ビジネスシーンで役立つ特典が多いビジネスカード
  • 銀座周辺でメリットがたくさんの銀座カード

意外と種類が多いダイナースクラブカードですが、基本機能プラスアルファの考え方で選択すると、間違いのないベストな一枚を選びやすいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
クレジットカード広場の初代管理人です。年会費無料カードから高級カードまで幅広く所有。最近はお気に入りのクレジットカードをiPhoneに登録して、Apple Payで支払うことが増えました。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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